アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]
カッコウ親子(?)の子育て
2017年09月12日
日光国立公園
日光国立公園管理事務所の高橋です。
日光国立公園日光地域では、パークボランティアの皆さんが活動してくださっています。
パークボランティアとは、環境省とともに国立公園の自然解説や保護を行ってくださる縁の下の力持ちのような方たちの事です。
日光で活躍するパークボランティア会員の中には自然解説を得意とするエキスパート達がいます。
この日も自然観察会を行って大盛況に終わり、みんな大満足。下の写真は、そんな活動の一コマです。
そして帰りには、こんなかわいい光景も!
カッコウのひなです。
親はアオジ、親よりもひなの方が大きいという少し変な光景ですが、カッコウは托卵をする種なのでこのようなこともあります。
親鳥は、大きく開いたカッコウひなの赤い口の中に、どうしてもエサを押し込みたくなるようです。
その本能を利用して、ひなは他種の親に育ててもらうことができます。
日光エリアの豊かな生態系の中で見られた、とても珍しい光景でした。
秋も見どころいっぱいの日光国立公園、ぜひたくさんの方のお越しをお待ちしています。