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関東地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]

オガサワラグワがシンボルの森を目指して

2018年01月26日
小笠原国立公園 古田貴士

こんにちは。小笠原の古田です。

先週の20日、小笠原村主催のイベント「オガグワの森(仮称)の地図づくり」に

スタッフとして参加しました。

オガグワとは小笠原固有種オガサワラグワの略称です。

オガサワラグワは、戦前に有用な材として伐採されたため、めっきり少なくなってしまいました。

環境省のレッドリスト2017で最も絶滅の危機にある、絶滅危惧ⅠA類に分類されています。

このイベントは、返還50周年を記念した小笠原村事業の一環です。

村民の方々が小笠原の自然を身近に感じることのできるよう、

住民参加・協働の森として父島の村有林を整備しています。

オガサワラグワは、この森のシンボルとして今年11月に植栽される予定です。

当日のイベントの流れです。

最初に、オガサワラグワの説明がありました。(中央に写る苗木がオガサワラグワです)

次に、村民のみなさんに林内を歩いてもらう中で、

どういう森にしていきたいかを考えてもらいました。

その後、A0サイズの地図に付箋で色々アイディアを張り付けていき、発表しました。

滑り台、ツリーハウス、炭焼き・ピザ窯、案内解説版、休憩用のベンチを作りたい、

今生えている果樹を有効利用したい等といった沢山のアイディアが出てきました!

さらに、この森の名称が「仮称」だったので、森の名前総選挙を行いました。

いくつかアイディアは出ましたが、「オガグワの森」に決定しました。

シンプルな名前なので、分かりやすくて良いですね。

参加者もスタッフもイベントを大いに楽しむことができました!

来たる24日(日)にはオガグワの森にて、近自然工法の専門家を呼んで歩道整備を行う予定です!!!

AR日記をご覧の方で興味のある方がいらっしゃいましたら、ぜひご参加下さい!