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関東地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]

雪が残る尾瀬に行きました!

2018年03月14日
尾瀬国立公園

みなさん、こんにちは。

尾瀬檜枝岐自然保護官事務所の細川です。

尾瀬は冬期間に入るため去年の11月に山小屋の人が降り、ずっと無人の状態でした。

今年の2月頃から山小屋の方が屋根の雪を降ろすため、少しずつ入ってくるようになっています。

今回は、環境省の施設である尾瀬沼のビジターセンターや公衆トイレなどの雪下ろしを行いました。

まず、檜枝岐村のスキー場からヘリで尾瀬沼に向かいます。

(2018/3/13 檜枝岐温泉スキー場)

ヘリに乗るのは2回目ですが、普段見られない高い所からの風景は新鮮でとてもキレイでした。

檜枝岐村からまっすぐ燧ヶ岳方面を目指して約10分程の旅です。

(2018/3/13 正面に見える赤丸が燧ヶ岳)

会津駒ヶ岳も冬期間は山小屋が閉まっていますが、雪山を登ってからスキーで下りる「山スキー」に訪れる人もいらっしゃいます。

(2018/3/13 見晴地区の山小屋)

見晴の湿原も雪を被り雪原になっています。

ここもまた、山小屋の方が雪下ろしのためにヘリでいらっしゃっています。

(2018/3/13 尾瀬沼ビジターセンター裏側)

尾瀬沼に着きました!

尾瀬沼にはいくつもの環境省が所管している施設があります。

雪の影響で壊れたりしていないか、除雪方法等を業者と相談します。

ビジターセンターは除雪の際は、ちょうど雪が積もって出入りしやすいので正面ではなく裏口2階から入ります。

屋根に積もっている雪はてっぺんから切り分けるように落とします。

(2018/3/13 尾瀬沼宿舎)

雪は2mほど積もっており、地元の方からすると今年は雪の量が非常に少なく溶けるのも早いだろうとのことでした。

雪が少ないと花の開花や動物達が例年よりも早く出てくる可能性があります。

一方で雪が早く溶けることによって雪の下で栄養を蓄えるはずだった植物が蓄えられず十分な姿で芽吹くことができないこともあります。

(2018/3/13 長蔵小屋付近から撮影した燧ヶ岳)

少しずつ春に向けて人も山も準備を始めています。

毎年、違う景色を見せてくれる尾瀬は今年はどんな美しい自然を見せてくれるでしょうか。

楽しみです!