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関東地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]

あなたも南アルプスライチョウサポーターになってみませんか?

2019年02月05日
南アルプス

みなさん、こんにちは。

南アルプス自然保護官事務所の本堂です。

事務所がある芦安は1月31日18時ごろから降った雪によって、あたり一面真っ白になりました。事務所前にある大きな木についた雪が綺麗でした。

太陽に照らされてきらきら輝く雪(2月1日撮影)

△太陽に照らされてきらきら輝く雪(2月1日撮影)

今は先日の雨によってほぼ完全に雪が溶けてしまったので、残念ながら雪化粧を楽しむことができません。道路上も凍っている場所はほとんどなく、安全に走行できます。積雪時は山の神ゲートから通行止めになってしまい、夜叉神峠までの道路が通行止めになっていましたが、昨日(4日)に解除されたので、通行は可能ですが、落石などには十分お気を付けください。

さて、2月24日(日)に山梨県北杜市で「南アルプスイチョウサポーター養成講座」を行われます。

ライチョウの特徴などが描かれたチラシ

クリックすると大きな画像で見ることができます

「南アルプスライチョウサポーター養成講座」

日 時:平成31年2月24日(日) 13:30から16:00

会 場:甲斐駒センターせせらぎ(住所:山梨県北杜市武川町牧原1243)

受講料:無料

※受講される場合は申し込みが必要です。申し込み締め切りは2月12日までです!

 詳しくはこちらをご覧ください。 → https://www.city.minami-alps.yamanashi.jp/docs/5289.html

信州大学名誉教授である中村浩志先生による「南アルプスのライチョウの現状について」や横浜国立大学研究員である若松伸彦先生による「ユネスコエコパークの取り組みについて」、受講後の取り組みについての講座が行われます。養成講座受講者には南アルプスライチョウサポーターハンドブックとピンバッチが配布されます。また、ライチョウに関する情報をメールで受け取ることもできますよ!

ライチョウ親子の後ろ姿

△ライチョウ親子の後ろ姿

南アルプスが最南限であるライチョウは1980年代には約3,000羽と推定されていましたが、2000年には約1,700羽まで減ってしまっています。天敵による捕食の危険性や生息環境の変化によって絶滅が心配されています。

これまで年に何カ所かの会場で行われてきた南アルプスライチョウサポーター養成講座ですが、今回の講座が最後だそうです。あなたも南アルプスのライチョウを見守るライチョウサポーターになってみませんか?