関東地域のアイコン

関東地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]

冬芽を観察してみよう!

2020年02月25日
南アルプス

みなさん、こんにちは。

南アルプス自然保護官事務所の本堂です。

山や森の中を歩いているといろんな種類の樹木が生えていますよね。樹木の枝の先端を気にしたことはありますか?この時期は落葉し、枝の先が丸見え!今回は、枝の先にある¨冬芽¨に注目してみようと思います!

冬芽と新芽、どう違うんだろうと思って調べたところ、新芽は新しく生えてきた芽・・・そのままですね。冬芽は夏の終わりから秋にかけてできるもので、休眠・越冬して春に伸びて葉や花になる芽のことをいいます。「冬」という文字が入りますが、夏頃から見られることに驚きです!観察した冬芽を紹介したいと思います。

【アズキナシ】

アズキナシは葉の上に小さな白い花を咲かせます。葉の上に咲くので、残念ながらあまり目立ちません。冬芽は長卵形で赤っぽく先が尖っています。

【イタヤカエデ】

雨宿りできるくらいに葉が繁り、板でふいた屋根のように見えることからイタヤカエデと名付けられました。冬芽には毛がなく、褐色です。形は小さく豆のように見えます。

【カジカエデ】

カジノキに似ていることが由来になっています。卵のような形をしていて先が少し尖っています。下から包まれている感じもしますが、それと同時にごつごつ感もありますね。

【ブナ】

漢字で書くと「橅」。役に立たないことから、きへんの横に無という字がきています。なんとも失礼な!冬芽は細長く赤っぽいです。今回観察した冬芽の中で1番ユニークな形でした。

【リョウブ】

リョウブは毎年5月に開催されるやまぶき祭りの焼き印コースターの木材として使われています。断面がツヤツヤしていて個人的に大好きな樹木です。他の冬芽のように包まれている感じがなく、むき出し感満載です!

木によってこんなに形が違うことに驚きです。似ているように見えますが、よ~く観察してみると面白いですね!冬芽の他にも葉痕(ようこん)と呼ばれる、葉が落ちた後の模様もいろんな形があって面白そうです。

夜叉神峠の登山道には名称が書いているプレートがつけられている樹木があります。

  

そのため、樹木を学びながら歩くことができます。夜叉神峠は1年を通して登ることができるので、冬芽だけでなく新芽の観察や若葉も楽しむことができますよ♪身近すぎて観察する機会がなかなかないと思いますが、これを機にまったり冬芽観察をしてみてはいかがでしょうか?