アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]
【小笠原】海ごみゼロウィーク開催中
2020年06月03日こんにちは。小笠原自然保護官事務所の近藤です。
現在小笠原では、5月30日(ごみゼロの日)から6月8日(世界海洋デー)までの
海ごみゼロウィークで、ビーチの海ごみ回収を実施中です!
海ごみゼロウィークとは、世界中で増え続ける海洋ごみの問題に取り組むべく、日本財団と環境省が共同で、一斉清掃活動を推進するものです。
https://uminohi.jp/umigomi/zeroweek/
昨年は、参加者を募り一斉清掃のイベントを行いましたが、今年は新型コロナウイルス感染症対策のためイベントは実施しません。ビーチへお出かけの際には、ぜひ海ごみ回収にご協力をお願いします。拾ったごみは、ビーチに設置してある回収BOXに入れてください。
(回収BOX設置場所:宮之浜、大村海岸、製氷海岸、扇浦)
今日はさっそく、現場の帰りに海岸でごみを回収してきました!
村民の憩いの場である大村海岸は、大きなごみは少なくとてもきれいですが、
小さなプラスチックごみなどがまだまだたくさん落ちている様子でした。
▲拾ったごみは回収BOXへ
▲マイクロプラスチック専用BOX
もちろん、海ごみゼロウィークの活動は小笠原だけでなく全国で行われています。
この機会に、私たちの大切な海を守るため、ごみを出さない・捨てない・拾うことについて、考えて行動に移しましょう!
(参考)海洋ごみについて
世界中では年間約500万トンから1300万トンの海洋ごみが発生しており、2050年にはプラスチックをはじめとする海洋ごみの量が、魚の量より多くなるとも言われています。
この海洋ごみの約8割は、街で発生したものが川を伝って海に流れ出したものとも推定されています。みなさんも一度は耳にしたことがあるかもしれませんが、マイクロプラスチックはプラスチックごみが細かく崩れ、5mm以下になったもののことです。有害な化学物質が含まれる可能性があり、生態系や人体へ悪影響を及ぼすことが懸念されています。
私たち一人ひとりがこの現実を知り、行動に移すことが大切です。