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関東地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]

日光パークボランティア(NPV)活動です!

2020年12月10日
日光国立公園 大森健男

皆様こんにちは!

 奥日光では雪道を歩く機会も多くなり、しっかりと防寒対策をしないとつらくなってきています。湯元温泉の湯気がとても愛おしく感じられる今日この頃です!!

 そんな寒い小雪の降る中、戦場ヶ原でパークボランティアの方々と環境省日光国立公園管理事務所の職員による資材運搬作業を実施しました。

 戦場ヶ原では昨年の台風により被災した木道の復旧工事を進めていますが、木道を解体した敷板材を再利用して、仮設歩道の「う回路」のぬかるみ対策に活用するものです。

 木道や歩道を小車・リアカーで、階段は背負子・肩や手など、ありとあらゆる方法で運搬作業を実施しました。         

       

  戦場ヶ原に現れた「ボッカ?」隊    林間学校の子供たちからはご苦労様の声が

                          木道敷板の解体材・・水分を含んで重いのもあり    マンパワーがすべて!

                   

  

   アクティブレンジャーも当然、主力?メンバー

「う回路」は通行止め区間の解消のため林間に作成された仮設歩道で、日光パークボランティア(NPV)の維持管理活動にお世話になっています。

 

          「迂回路ぬかるみ対策などの維持補修活動」

 日光パークボランティアは昭和60年(1985年)に設置され、主に奥日光を活動の場として現在58名が登録されています。
 国立公園でのゴミ拾いや看板拭きをする清掃活動、動植物の調査、自然ふれあい活動などを通して、魅力的な奥日光の自然を伝えるとともに訪れる方々が気持ちよく国立公園を利用出来るような活動を続けています。

  

 「開花調査活動」・・・旬の花・植物を調査し、ビジターセンター掲示板等に表示して日光の自然を紹介

   「外来植物除去作業」

   ・・暑い夏、オオハンゴンソウやメマツヨイグサなどの抜き取り作業

 これから奥日光は雪の季節で、スノーシューやクロスカントリースキーの利用者も多くなり、パークボランティアの活動は赤布付けや利用の指導などの「雪上パトロール」活動が中心となります。

 このように四季を通じて奥日光ではNPVが活動しています。

 パークボランティアを見かけたら、ぜひお気軽にお声かけください。奥日光が大好きな人たちばかりですので、いろいろな話しが聞けると思います。