2021年6月22日
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2021年06月22日茶臼岳、防鹿柵設置されました!
南アルプス国立公園 南アルプス 本堂舞華
みなさん、こんにちは。
南アルプス自然保護官事務所の本堂です。
5月下旬、南アルプス南部の巡視を兼ね、静岡県が管理する茶臼岳の防鹿柵の設置作業に同行してきました。
茶臼岳の防鹿柵は茶臼小屋周辺に設置されています。ニホンジカの食圧により、高山植物に影響が出始めたことから平成20年から静岡県が防鹿柵を設置しています。
作業に何度も参加されている方ばかりだったので、あっという間に2箇所の柵が設置されました!柵の中には糞が落ちているほか、食痕が残っている植物が見られましたが、立派に開花しているものもありました。柵によって少しでも多くの植物が守られるといいな、と思います。
ヒメイチゲやショウジョウバカマなど高山植物の中でも一足早く咲くお花を見ることができました。
これからの時期はさまざまな種類のお花が咲くので、楽しみです!
防鹿柵作業後は茶臼岳、上河内岳の巡視を行いました。天気も良く南アルプス南部や新南部の山々がよく見えて、気持ちが良かったです。
△ 上河内岳から茶臼岳、光岳方面
△上河内岳から聖岳、赤石岳、荒川岳防面
上河内岳からは360度パノラマの眺望がとても良く、下山するのがもったいない気持ちになりました。南アルプスの3000メートル級の山々は残雪と新緑がとても綺麗でした。
今年の南アルプス南部は全ての山小屋が休業しています。計画をされている方は避難小屋やトイレ、水場の有無などしっかりと調べた上で入山してください。
こんにちは、小笠原の鈴木です。
気がつけば夏至が過ぎ、6月の終わりが近づいてきました。
さて、今月26日に「小笠原世界自然遺産地域登録10周年記念式典」が開催されます。
小笠原諸島は2011年6月に世界自然遺産に登録され、今年で10年が経ちます。
そこで、さらに多くの人に小笠原諸島の魅力を伝えるため、10周年を記念した式典を開催します。
式典はオンライン開催で事前申込制ですので、どんどんお申し込みください。
(締め切りは6/23 18:00です!)
△式典チラシ
(申し込みはこちらから:https://forms.gle/tFowTQqoGHee1ApM6)
式典ではさかなクンなど、4名の専門の異なる研究者による講演・トークセッションが行われ、最後には登録10周年を記念し制作された映像も放映されます。
こちらは観光では訪れる事の出来ない島の映像など盛り沢山ですので、ぜひ最後までご覧ください!
△『世界自然遺産 小笠原諸島 登録10周年』記念ロゴマーク(小笠原村)
また、6月26日は小笠原諸島が日本に返還された日で毎年、返還祭が行われています。
こちらは残念ながら昨年、今年と感染症対策のため開催されません。
昨年赴任した私はまだ参加した事がありませんが、かなり盛大なイベントと耳にしているので、開催する日を心待ちにしています。
小笠原 鈴木