関東地域のアイコン

関東地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]

でると噂の霧降へ

2021年06月08日
日光

こんにちは。

日光国立公園管理事務所の池田です。

先日、霧降地区の巡視に行ってきました。

霧降では、霧降高原キスゲ平のニッコウキスゲがよく知られていますが、立派な滝が見られる場所でもあります。

今回はそんな霧降の4つの滝をご紹介します。

(1)霧降滝

霧降を代表する滝で、駐車場から石畳の歩道を15分程歩いた所にある観瀑台から安心して見ることができます。江戸時代の浮世絵師、葛飾北斎が描いたことでも有名です。樹木の葉で全体が見えなくなっていますが、上下2段に分かれています。

(2)丁字滝

高さ10メートル程のすっきりとした姿の滝です。霧降滝駐車場から徒歩で40分程歩くと到着します。この辺りから地面がぬかるんでおり、彼らとの攻防戦が始まりました。常に足下に気をとられながら次の滝を目指します。

(3)玉簾滝

流れが左右に分かれており、岩場の植物と水の美しい景色が楽しめます。

丁字滝から10分程歩くと着きますが、滝の目の前まで行くには濡れた岩の上を歩かなければならず、大変転びやすい場所になっています。水場は落ち着かず、私は滑って岩に尻を打ちました。

(4)マツクラ滝

この滝は北を向いており、太陽光が当たらないためこの名前が付いたそうです。

滝の前には大木があり、おごそかな雰囲気が漂っています。ここでも足下が湿っており、彼らに怯えて、大木の樹種を確認することさえ出来ませんでした。

上記の丁字滝、玉簾滝、マツクラ滝はまとめて「隠れ三滝」と呼ばれています。

観瀑台から簡単に見られる霧降滝よりも川の上流側に位置しており、3つの滝を流れる水は最終的に霧降滝になります。

さて、霧降の4つの滝を紹介しましたが、最後に、この記事の陰の主役である"彼ら"を紹介します。

彼らとは・・・・・・忘れられない、忘れてはいけない、そう、ヤマビルたちです。

<長靴にヒルが2匹ついた状態でも動じないシカ専門員Y。>

夏の時期に隠れ三滝を見るためには、ヤマビルの攻撃に耐えなくてはいけません。

攻撃と言っても、吸血されるだけなのですが、見た目と動きが気持ち悪いので、靴に付いているのを発見するだけで精神的にダメージを負います(筆者主観)。私は今までヤマビルと無縁の人生だったため、この巡視で初めて自分の足にヤマビルが登ってきているのを見たときはゾッとしました。

霧降でのヤマビルの噂は聞いていたので、どんなものかと軽い気持ちで巡視に行ってみたら、想像以上の修行となりました。逃げ出したい気持ちを抑え、滝を目指して歩いた経験はきっと今後の人生に生きてくることでしょう。

幸いにも、持っていた虫除けスプレー(ヒルにも効果のあるもの)を使いまくったので、誰もヒルに吸血されずに済みました。同行したARは巡視に行ったメンバーの誰よりもヤマビルに好かれおり、「20匹ぐらい付いた」と言っていましたが、残念なことにヒルの餌食にはならなかったようです。

隠れ三滝のトレッキングコースは初夏から秋頃まではヤマビルが出るため、長袖・長ズボンの服装で、出来れば長靴で歩くことをおすすめします。

また、ヒルの忌避剤があれば心強い味方となってくれます。

ヒル繁殖の手助けとならないよう、万全な対策をしてお出かけください。

隠れ三滝などの霧降のトレッキングコースの情報はこちらから↓

<日光市霧降高原 キスゲ平園地>http://www.kirifuri-kogen.jp/hiking.html

ヤマビル対策の参考に↓

<日光市役所>https://www.city.nikko.lg.jp/kanko/activity/taiken/nikko/yamabiru.html