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関東地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]

【小笠原】海ごみゼロウィーク終了!ご協力ありがとうございました。

2021年06月15日
小笠原 鈴木尚之

こんにちは、小笠原の鈴木です。

今週は月曜日からずっと雨予報。どうやら梅雨前線が小笠原付近まで南下してきているようです。

先日、海ごみゼロウィークが終了しました。回収は10日間で198.83kg。1tサイズのフレコンバッグ2つが満杯になりました。

海ごみゼロウィーク初日から雨が降りコンディションが悪い中ご協力いただいた皆さま、ご協力ありがとうございました。

ちなみに今年は昨年と比べて、漂着していたごみ自体が少なかったようです。

▽多くはプラスチック片や漁具、ペットボトルでしたが、こんな物も見つかりました。

○タバコの缶

○注射器(針有り)

○ショウガの瓶詰め

変わった物や危険物など、様々なごみが流れ着いていました。

(誰かが怪我する前に回収できて良かったです。)

今回は海ごみ(特にプラスチック)についてお話しします。

プラスチックごみは海に流れ出た後、波や風など様々な要因によって非常に長い時間をかけて分解されますが、その間にも様々な影響を動植物や人へ及ぼすことが懸念されています。

たとえば皆さんはマイクロプラスチックをご存知でしょうか。

マイクロプラスチックは5mm以下のプラスチックごみのことで、石油関連の化学物質が吸着・残留しやすく、食物連鎖を通じて上位の生き物により多く蓄積すると言われています。

海で暮らす生き物にとどまらず、海の資源を利用する生き物から始まる連鎖に関わる全てがその影響を受ける可能性があり、私たち人間も例外ではないのです。

では、私たちに出来ることはあるのか?今年の海ごみゼロウィークは既に終わってしまいましたが、普段から出来ることがあります。

たとえば3R(Reduce,Reuse,Recycle)。前2つは久しぶりに聞いた方もいるのではないでしょうか?

ごみを減らすには拾うだけではなく、そもそも出さない事(Reduce)が特に重要です。

飲み物は水筒で持ち歩く、レジ袋の代わりにエコバッグを使うなど普段の生活の中に改善できる事はたくさんあります。

とりあえず私は"使い捨てマスクを使用しない"で頑張っていこうと思います。

皆さんもぜひ、目標を定めて排出するごみを減らしてみてください。

▽3Rについて詳しくはこちら

『3Rまなびあいブック』

http://www.env.go.jp/recycle/yoki/b_2_book/index.html

小笠原 鈴木