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関東地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]

 「秋への移ろい」 いろいろ奥日光

2021年09月01日
日光国立公園 大森健男

 皆様こんにちは!日光のアクティブレンジャーの大森です。

 日光市内ではまだまだ夏の日差しの日もありますが、このところの奥日光の朝はすっきりとした「さむさ」を感じる季節となりました。

 湿原のヨシの穂も伸び、景色も秋の装いへと移ってきています。

秋への移ろい 秋の気配が広がる戦場ヶ原・・ 遠方は男体山

 国立公園でのアクティブレンジャーの仕事は多種にわたりますが、奥日光では湯元などの所管地の車道や駐車場などの施設管理をはじめ、戦場ヶ原や小田代原の歩道等の巡視や管理が大切な業務となっています。

ということで、本日は小田代原での活動の一こまをお知らせします。

きれいなお花畑??
いやいやこれは、特定外来生物(植物)のオオハンゴンソウの抜き取りです。

 特定外来生物とは、外来生物であって、生態系や人の生命・身体、農林水産業へ被害を及ぼすもの等で、詳しくは環境省HPでご確認ください。

https://www.env.go.jp/nature/intro/1law/outline.html

 例年ですと、日光パークボランティアの皆さんの活動として、奥日光の特別保護地区内を中心にオオハンゴンソウなど外来種の抜き取り作業を実施していますが、コロナの緊急事態宣言下で活動も制約を受け、この日はレンジャーとARの職員のみでの作業となりました。

 昨年の小田代原での日光のパークボランティアの皆さんの作業。

 例年ですと、奥日光地区で400kgくらいの外来植物除去を行っています。

この日抜き取った外来植物(メマツヨイグサ・オオハンゴンソウなど)

 秋色が日増しに濃くなる奥日光ですが、戦場ヶ原の木道については、木道に「ずれ」や「傾斜」が生じているところがあります。安全を確保するため一部、木道を下げて通行いただいているところがあり、段差が生じていますのでご注意をお願いいたします。

一部、敷板部分を下げている木道(戦場ヶ原)。通行にはご注意を!

秋への移ろいを感じる 戦場ヶ原・奥日光の山々

 現在、奥日光では緊急事態宣言発令に伴いビジターセンターや日光自然博物館などは閉館中です。

 また千手ケ浜や小田代原へ向かう低公害バスも運休中ですので、詳しくは関係HP等でご確認をお願いします。

・日光湯元ビジターセンターHP http://www.nikkoyumoto-vc.com/

・日光自然博物館HP       https://www.nikko-nsm.co.jp/

 

次回は、より色づいた奥日光をお知らせしたいと思います。