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関東地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]

奥日光「秋」の魅力!!!

2021年10月19日
日光 大森健男

皆様こんにちは!日光ARの大森です。奥日光での「今」をお知らせします。

 奥日光の湯元地区は温泉旅館やホテルなども数多く、首都圏を中心とした林間学校の宿泊地として利用されています。ここしばらくは新形コロナウイルスの影響もあり奥日光の木道などを歩く子どもたちの姿は見られませんでしたが、10月に入り湯元地区をはじめ奥日光各地では子どもたちの元気な声が響いています。

 「奥日光湯元地区での林間学校の子どもたち」

「湯ノ湖畔での紅葉を眺めながらの昼食 この浜では夜キャンプファイヤーも行われています。」

 この時期10月中旬ですと湯ノ湖畔ではナナカマドやオオカメノキなどが色付き、湖畔沿いの歩道の散策はとても気持ちがいいです。

 湯ノ湖は湖畔を一周する周回線歩道約3kmが整備されています。ゆっくりと歩いて1時間半ぐらいです。 冬鳥として訪れてきたカモたちや湖畔の色づいた木々を見ながらの散策はおすすめです。

「湯ノ湖周回線歩道・・北側は舗装となっていますが林内は木道や土の歩道ですので足下はしっかりと」

金精山と湯ノ湖畔

「湖畔の展望デッキより男体山の眺望」

「湯ノ湖畔(湯滝落口方面) オオカメノキも色付き」

 湯元から歩き出した子どもたちは湯ノ湖を経由し湯滝を下がり、戦場ヶ原へと向かいます。

 自然ガイドの説明を聞きながら、新たな発見やおどろきなど、奥日光のフィールドは子どもたちそれぞれが貴重な体験を得る場でもあります。

 この時期ですと、運が良ければ自然産卵をするホンマスやカワマスなどの姿を見ることがあります

「林間学校の子どもたち。」

 奥日光は自然観察などの他にいろいろなアクティビティなどの体験もできます。奥日光の魅力を体感するために、ガイドツアーなどに参加してみるのもいいかもしれません。

 日光の魅力を発信し、また訪れたくなる日光にしていくため日光地域の自然系のガイドさんが集まって3年前に日光自然ガイド協議会が設置されています。

○日光自然ガイド協議会 https://www.nikkoguide.jp/

 さて、このシーズンは朝夕の冷え込みが大きくなり、ぐんと冷え込むと奥日光の湿原では霜や氷の世界となります。

「霜が下りた朝 朝霧がたつ小田代原」

 朝早くの湿原は、絵画のようでとてもきれいです。また渡りの途中のいろいろな種類の野鳥が見られるのもこの時期の魅力です。ただし早朝の木道は、霜が下りたり敷板が凍っていたりしますので、スリップにはご注意ください

「霜が降りた木道。足下注意です」

 紅葉も徐々に華厳ノ滝やいろは坂方面に向かい、日光市内の東照宮近辺でも11月上旬頃あたりから見頃となってきます。標高差がある日光ではいろいろなところで紅葉が楽しめます。温かい服装で、日が暮れるのも早くなっていますので、時間にゆとりをもってお越しいただければと思います。温泉も楽しめますよ!

 なお、紅葉情報などは刻々と変わりますので、以下のHP等をご参考に願います。

○日光湯元ビジターセンター http://www.nikkoyumoto-vc.com/

○日光自然博物館  https://www.nikko-nsm.co.jp/

○日光市観光協会 http://www.nikko-kankou.org/