ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]

関東地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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秩父多摩甲斐国立公園

49件の記事があります。

2016年10月28日大弛峠の紅葉

秩父多摩甲斐国立公園 奥多摩 野崎 拓

山梨と長野の県境にある大弛峠(おおだるみとうげ)は、標高2360mとマイカーで通行できる峠としては標高日本一です。そのため市街地から大弛峠までの道のりでは、標高差による景色の移ろいを楽しむことができす。

10/19撮影:左下に見えるのが大弛峠駐車場)

山梨市の市街地から大弛峠はおよそ2000mの標高差があります。

(10/19撮影:左側の舗装路が山梨県、右側の未舗装路が長野県)

峠周辺ではカラマツの紅葉が見頃でしたが、その他の樹木は既に落葉していました。

峠から数百メートル下った場所でカエデやカバノキの紅葉が見頃でした。

(10/19撮影:標高約1900m)

(10/19撮影:標高約1500m)

紅葉を目当てに現地に行くと、まだ色付いていなかったり、既に落葉してしまっていたりすることがよくあります。

ですが、これだけ標高差があれば見頃な場所に出会える可能性もかなり上がります。

紅葉が終わってしまう前に、ぜひお越になってみてはいかがでしょうか?



※大弛峠にお越しになる際は防寒対策はもちろんのこと、11月以降は路面の凍結に十分注意をしてください。林道は12月から6月まで冬期閉鎖されます。

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2016年10月14日白糸の滝in小菅村

秩父多摩甲斐国立公園 野崎 拓

全国には多数の「白糸の滝」と呼ばれる滝がありますが、

ここで紹介するのは山梨県小菅村の「白糸の滝」です。

駐車場から滝まで片道10分程度と短時間のため、気軽に散策をすることができます。

(見晴台からの景色)

名前の通り細い滝ですが弱々しい印象はなく、木々の緑の中で白い線が際立っていました。

細い滝とはいえ側まで来ると水しぶきが凄いです!

秩父多摩甲斐国立公園には多くの滝がありますが、近い位置と離れた位置の両方から眺めることができる場所は意外に少ないです。そのため個人的にはかなりオススメできる滝だと思います。小菅村に来たらぜひ立ち寄ってみて下さい。

※白糸の滝駐車場までの林道は舗装されていない区間がありますので、車高の低い車での通行は十分注意をして下さい。



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2016年09月30日秋のはじまり

秩父多摩甲斐国立公園 野崎 拓

昨日、奥多摩湖畔の山のふるさと村に行ったときのこと、ビジターセンター周辺のサクラの葉が色付き落葉していました。




紅葉にはまだ早いと思っていましたが、落葉の早い樹種は9月から色付き始めているんですね。

そして、秋の実りがあちこちに


クリの実はサルが落としているそうですが、中には食べられずキレイに残っているものも多くありました。


紅葉や木の実を見ると季節の変化をはっきりと実感できますね。

奥多摩はこれから11月に向けてどんどん秋が深まっていきますので、今から楽しみです。

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2016年09月06日フサフサ危険

秩父多摩甲斐国立公園 野崎 拓

8月末に登山道沿いでツノハシバミの実が落ちているのを見つけました!


実は産毛のような白い毛が生えフサフサしています!

一見肌触りが良さそうですが・・・

触ると刺さります。


初めて見つけたときは知らずに素手で掴んでしまい、指先が剣山のようになっていました。

毛が刺さっても痛みはありませんでしたが、刺さっていることに気付かず手を握ったり物を掴んだりすると、歯痛のようなするどい痛みが走ったのを覚えています。


面白い形をしているのでつい拾ってしまいそうになりますが、

みなさんも得体の知れないものを触るときは十分注意しましょう。

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2016年09月02日嵐の後

秩父多摩甲斐国立公園 野崎 拓

先日、長野県川上村の毛木場園地に行ったときのこと。

大雨の後だったため、いたる場所に水の流れが生まれていました。

水没した草地。まるで湿原のようです!


シロバナヘビイチゴの葉が水草みたいに。

普段見慣れた景色が一変する様は幻想的で面白いです!


そして雨が降った後に本領を発揮するのがコケたちです。

水を吸ってふっくら盛り上がっています!





毛木場園地が登山口の甲武信ヶ岳はコケが多く見られる山ですが、登山口周辺だけでもたくさんのコケが観察できます。雨上がりはぜひ毛木場を散策してみてはいかがでしょうか。

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2016年08月30日チョウには人気

秩父多摩甲斐国立公園 野崎 拓

最近のニホンジカはトリカブトでさえ食べてしまうそうですが、まだマルバダケブキを食べることはできないようです。

そのため、シカ被害の著しい山域でもマルバダケブキの花はたくさん見ることができます。



シカでさえ嫌がるこの花もチョウには大人気です!


マルバダケブキを好むのか、それとも他の花が少ないから仕方なく寄って来ているだけなのかは分かりませんが、人が近づいても逃げないほど夢中で蜜を吸っています。



よくマルバダケブキしか残っていないという話を聞きますが、虫にとっては貴重な蜜源となっているようですね。この花だけでも無事でいてくれて良かったと思います。

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2016年07月12日林道で見られた花

秩父多摩甲斐国立公園 野崎 拓

普段は車で通り過ぎてしまう林道ですが、実は様々な植物を観察することができます。

先日大弛峠周辺の林道で見られた花をいくつかご紹介します。


(ヤグルマソウ)


(キンレイカ)

(ミヤマカラマツ)

(クルマユリ)


林道は岩場や法面が続くため比較的植物の観察はしやすいです。また、樹高の高い木なども沢側に生えていれば近くで花を見ることが出来ますし、それを目当てにやってくる昆虫なども観察ができます。


林道を通行する際は車や落石に注意が必要ですが、普段何気なく通り過ぎている場所をじっくり見てみるのも色々と発見があって面白いのでオススメです。

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2016年05月27日十文字峠のシャクナゲ

秩父多摩甲斐国立公園 野崎 拓

かつて信州と武州の交流の要所となっていた十文字峠。

この十文字峠では6月上旬に多くの登山者が訪れます。

その理由がこのアズマシャクナゲ。


開花している時期に来るのは3度目ですが、ようやく満開のタイミングに当たりました!

今年は例年に比べ10日ほど開花が早いそうです。



これから6月の上旬にかけて標高の高い稜線部のシャクナゲも開花していきますので、ぜひ足を運んでみてはいかがですか?

(十文字峠近くの大山山頂からの眺望)

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2016年02月18日鷹ノ巣山

秩父多摩甲斐国立公園 野崎 拓

奥多摩では2月とは思えない暖かさが続いていますが、都心から来た方はやはり寒く感じるようです。

そんな中、217日に奥多摩町の奥集落から鷹ノ巣山まで巡視に行ってきました。

(鷹ノ巣山避難小屋付近の様子)

この日鷹ノ巣山頂の積雪は5から10センチ程度、積雪の多い北側斜面や吹き溜まりで30センチ未満でした。例年だと山頂で30センチは積もるそうなので、暖かさを目に見えて実感できました。

(鷹ノ巣山山頂からの眺望、山頂の標高は1736m)


また、登山道では多くの動物の足跡を見ることが出来ました。

(動物の足跡 左上:イノシシ、左下:ヤマドリ、右上:ニホンジカ、右下:リス)

これほど多くの痕跡を1度に見たのは初めてだったので、とても得をした気持ちになりました。


帰り道で雪が転がってロールケーキのようになっているのを見つけました。

自然に出来たとは思えないほど、きれいに巻かれていますね。(写真中央部分)


この日、巡視中に危険な箇所は見られませんでしたが、人が通った跡は凍結しやすいため登山される際は足下に注意をしてください。また、標高の低い場所では溶けた霜によってぬかるんでいる箇所が多かったため、雪や凍結がない場所でも注意が必要です。

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2016年01月06日雲取山~飛龍山

秩父多摩甲斐国立公園 野崎 拓

12月21、22日に雲取山と飛龍山の巡視に行きました。



(雲取避難小屋付近からの景色)



雲取山は標高2017mで東京都最高峰となっており、山頂周辺では苔むした原生林を見ることができます。また、山頂付近は東京都・埼玉県・山梨県の境になっています。

(様々なコケが見られる)



2日間とも12月下旬とは思えないほど気温が高く、巡視中は防寒着もそれほど利用しませんでした。とはいえ日陰では凍結している箇所も見られたため、油断は禁物です。



(飛龍権現付近の禿岩からの景色)



今回の巡視では凍結による危険箇所はほとんどなかったものの、下山時に歩いたサオラ峠~丹波の登山道がかなり荒れていたため通行には注意が必要です。

(一部崩壊している登山道)



飛龍山を通るルートはコースタイムが長いので、登山される際には日没までに下山できるよう事前の準備や情報収集をお願いします。

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