ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]

関東地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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秩父多摩甲斐国立公園

49件の記事があります。

2015年08月21日奥秩父最高峰

秩父多摩甲斐国立公園 野崎 拓

8月19日に山梨県山梨市に位置する北奥千丈岳まで巡視に行ってきました.
北奥千丈岳は2601mで奥秩父山塊最高峰であり、秩父多摩甲斐国立公園内でも最高峰となっています.
山頂までは車で行ける最も近い登山口の大弛峠から1時間程度で登れ展望も素晴らしく、気軽に高山帯の環境を楽しむことができます.


















(上:北奥千丈岳山頂  下:山頂からの景色)



登山道を歩いていると不思議なものが目に入ってきました。










(ベニテングタケ)
毒キノコですが、とても魅力あふれる外見をしています。












他にも数多くのキノコを見ることができました。
8月は、キノコ好きにはたまらない季節かもしれませんね!



この日は開花している植物は少なかったものの、実を付けたものはたくさん見られました。


(左:コガネイチゴ  右:コケモモ)
山でも実りの季節を迎えているようです。



登山口がある大弛峠からの帰り道、林道でアサギマダラが数十匹飛び交っているのを見つけました。一体どんな場所からはるばる旅をしてきたのでしょうか。









(アサギマダラ)



大弛峠には定期的に訪れているのですが、来る度に新しい発見があって飽きることがありません。次回はどんな物が見られるのか、今から楽しみです!

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2015年07月17日御岳山のシカ調査

秩父多摩甲斐国立公園 野崎 拓

7月15日に御岳山の富士峰園地で、シカ(ニホンジカ)による採食被害の調査を御岳ビジターセンターの皆さんと一緒に行いました。



富士峰園地には日本一ともいわれるレンゲショウマの群生地があり、毎年8月頃はレンゲショウマを見に来るお客さんで賑わいます。今回は、富士峰園地内のシカによるものと思われる採食被害の現状について調査をしました。

(左:採食されたレンゲショウマ  右:蕾をつけたレンゲショウマ)

御岳山には元々シカは生息しておらず目撃例が増えてきたのも最近のことで、頭数も他の地域に比べるとそこまで多くはないそうですが、それでも多くの食痕が見られました。現在、希少種の採食被害が進行しないよう、富士峰園地にシカの防除柵の設置を検討しているそうです。













歩道から見られる位置でレンゲショウマが1株だけ開花していました。周りが緑一色の中、薄紫色の花が目立っていてとてもきれいでした。時期が早かったため蕾しかないと思っていましたが、花を見ることができて良かったです。

ぜひこの美しい花を見に御岳山へいらして下さい。

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2015年06月12日甲武信ヶ岳~三国峠巡視

秩父多摩甲斐国立公園 野崎 拓

こんにちは。

6月10日~11日に毛木場~甲武信ヶ岳~十文字峠~三国峠の巡視に行ってきました。












甲武信ヶ岳は苔むした樹林が印象的な山なのですが、梅雨に入るまで雨がほとんど降っていなかったために、今回は苔に水分がなくパサパサしていました。これからの雨に期待です。



今回稜線を歩いていると、稜線を境にして天気が違うことに驚きました。

甲武信ヶ岳~三国峠の稜線は長野県と埼玉県の県境になっているのですが、長野側は乾燥していて晴れ間が覗いていたのに対し、埼玉側は厚い雲に覆われて一面真っ白でした。

















雲がかかっている左側が埼玉県、右側が長野県

稜線は岩場も多く滑りやすいのですが、午後になる頃には埼玉から流れてきた雲に尾根は覆われてしまいました。歩いている途中で雨に降られなくて助かりました。



見頃だった花の状況です。









毛木場駐車場周辺(左:レンゲツツジ 右:ベニバナイチヤクソウ)









甲武信ヶ岳山頂周辺(左:ミツバオウレン 右:ヒメイワカガミ)

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2015年05月22日雲取山石積み作業

秩父多摩甲斐国立公園 野崎 拓

5月20日に東京都レンジャーさんと一緒に、雲取山の登山道整備を行いました。










上の写真は石積み作業の様子。歩道の内と外を明確にするため石を積みます。

作業前の様子と比べると、歩道の位置や広さが分かりやすくなっています。

(左の写真が作業前、右が作業後)

この登山道整備は歩道の複線化や拡幅による裸地化を防ぐことを目的に行っています。少しずつですが植生の回復が確認されているそうです。



私は昨年に続き2回目の参加となります。前回作業をした道へは1年ぶりに訪れましたが、自分で積んだ石が歩道に残り、1年間効果を発揮していたのを実感して、とても嬉しい気持ちになりました。



この日は山荘で一泊し、翌日は長沢山と天祖山を通るルートを巡視しました。

尾根沿いではアズマシャクナゲが見頃でした。昨年に比べ開花が早く場所によっては散り始めていました。花の色も大分薄いように感じます。











夜は山の上でも上着が必要ないくらい暖かかったのですが、2日目は風が強くて防寒着と手袋が必要でした。暖かくなったと言ってもやはり山の上では寒さ対策が重要ですね。

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2015年04月24日花と新緑

秩父多摩甲斐国立公園 野崎 拓

4月21日に御前山へ巡視に行ってきました。

御前山はカタクリが多いことで知られていますが、当日はあいにくの天気でカタクリの花はほとんど開いていませんでした。











昨年の4月に御前山で初めてカタクリの花を見たときにも雨が降っていたため、御前山で見るカタクリは花が閉じている方が馴染み深いです。

その他にも開花している植物が多く見られました。

左:エイザンスミレ               右:ミヤマエンレイソウ











左:イロハモミジ                右:ヒトリシズカ









また、山の新緑が見られ始めました。










標高の高いところはまだツツジなどの低木しか葉を付けていませんが、標高500~800m辺りではカエデ類などの新緑がとてもきれいでした。

ぜひ花と新緑を見に奥多摩にお越しください。




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2015年03月27日金峰山巡視

秩父多摩甲斐国立公園 野崎 拓

3月20日に金峰山へ行ってきました。


当日は気温も高く春の陽気でしたが、山にはまだまだ雪がたくさんありました。

登山道の積雪は少ないところで20~30cm、多いところで80cm程度。雪が柔らかく歩くのが大変でした。














上の写真のような状態の雪を腐ってると言うそうです。スノーシューを履いていても股の辺りまで沈んでしまう場面が何度もあったので、春山の雪上を歩くときは万全な装備だけではなく根気が必要なのだと思いました。













金峰山小屋

小屋や山頂の辺りは風で雪が飛ばされてしまうためか、思っていたほど積雪はありませんでした。雪の状態によりアイゼンやスノーシューがあれば歩きやすいです。













山頂付近にある五丈岩

積雪の多い時期に2000m以上の山に登るのは初めてのことだったため不安もありましたが、夏場では見られない山の一面を知ることができました。

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2015年03月06日安全に楽しもう!

秩父多摩甲斐国立公園 奥多摩 野崎 拓

3月3日に、東京消防庁主催春の火災予防運動の一環で、山林火災予防広報活動に参加しました。


奥多摩を訪れる登山客等を対象に山火事予防、登山中の事故防止について呼びかけをしたほか、登山道の整備を行いました。















川乗林道や小河内ダム周辺で山火事防止を呼びかけるパウチを設置。



奥多摩の山では道迷いや滑落の事故がとても多いため、下の写真のように危険箇所にロープを張る作業をしました。

小河内ダムとサス沢山の間にある歩道でのロープ張り作業の様子

今回の取り組みは、消防署だけではなく警察や東京都、ビジターセンター等多くの方と協力して行いました。この活動が少しでも山での事故防止に繋がればいいなと思います。



奥多摩の山では標高が低い場所の雪はほとんど溶けてしまいましたが、凍結している箇所はまだありますので、山に入られる際には事前の準備や情報収集をよろしくお願いします。

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2015年01月23日氷川渓谷

秩父多摩甲斐国立公園 奥多摩 野崎 拓

1月に入って気温がグッと下がり、保護官事務所の周辺でも雪が降るようになってきました。ところが体感的には12月の方が寒かったのではないかと思えるほど日中は暖かいです。

今日は事務所の近くにある氷川渓谷を歩きました。

氷川渓谷に架かる吊り橋は11月の下旬から1ヶ月程改修工事をしていたため、渡るのは久しぶりです。そこでキレイになった橋と以前の橋を見比べてみました。

↑登計橋   左:6月9日撮影   右:1月23日撮影

改修前の橋も雰囲気が良くて好きですが、やはり新しい方が安心して渡れますね!

また、川にも変化が見られます。

↑昭和橋   上:8月15日撮影  下:1月23日撮影

9月頃までは誰でも気軽に川岸へ下りることができましたが、秋に降った大雨のため川の流れる位置が変わってしまい下の写真のようになっていました。

毎年このように変化するのかと思っていましたが、ビジターセンターの方もこのような状態は初めて見たそうです。

川岸へ下りられなくなったことは残念ですが、滅多に見られないものを見ることができたので貴重な経験だったのかなと思います。

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2014年12月12日化石観察会を 開催しました

秩父多摩甲斐国立公園 野崎 拓

12月6日、東京都あきる野市にて自然観察会「親子で秋川上流の化石を観察しよう~化石から見る3億6千万年の歴史~」を開催しました。

現在あきる野市、日の出町、檜原村では秋川流域ジオパークの認定を目指しています。
今回観察会を開催した三ツ合鍾乳洞周辺は、国立公園内であり、ジオパークの候補地にもなっている場所です。

集合場所の小宮ふるさと自然体験学校で国立公園と化石についてレクチャーを受け、その後三ツ合鍾乳洞へ向かいました。


鍾乳洞の見学のあとに、東京のこの地域になぜ化石があるのかという解説を聞きました。クラッカーとクリームでプレートの動きを表現したユニークな説明でした。


説明に使われたお菓子の中にも化石が観察された石灰岩から取った成分が含まれており、スタッフの方の話では触れない日、食べない日はないといいます。化石に関するものなんてこのような観察会でもなければ触れる機会はほとんどないと思っていたので、とても興味深い話でした。この話を聴いてから化石がとても身近に感じられるようになりました。

昼食後は川岸へ下り化石を観察しました。
途中雪が降り出しとても寒い中での観察会でしたが、参加者の皆さんは夢中になって化石を探していました。


化石観察をした場所は、国立公園内でありジオパークの候補地でもあり、大切な資源を守るため、観察のみ行いました。せっかく見つけた化石も元の場所へ戻さなければならないので、参加者の方が満足できないのではと思っていたのですが、観察会後のアンケートではほとんどの方から満足の回答をいただくことができました。魅力的な解説をして下さった、ジオパーク推進会議と小宮ふるさと自然体験学校の皆さんのご協力のおかげだと思います。
寒い中足を運んで下さった参加者の皆様、ご協力下さったスタッフの皆様、ありがとうございました。

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