アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]
【小笠原】砂浜を埋め尽くす海ゴミを退治せよ! in.聟島
2022年08月03日
小笠原
皆さま初めまして!
本年度5月より小笠原自然保護官事務所のアクティブ・レンジャーに着任いたしました、中川 竜希(なかがわりゅうき)と申します。
休日はシュノーケル、写真撮影などを行って小笠原の美しい自然を満喫しております。
ここ、小笠原からアクティブ・レンジャーのお仕事や魅力ある自然、動植物など、AR日記を通して発信していこうと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします!
さて、近年よく耳にする環境問題の1つにごみ問題がありますが、小笠原でも海ごみは大きなトピックとなっております。
環境省ではマリンワーカー事業として海ごみの回収を行っており、今回はその一環でもある、聟島での海岸清掃についてご紹介しようと思います!
本年度5月より小笠原自然保護官事務所のアクティブ・レンジャーに着任いたしました、中川 竜希(なかがわりゅうき)と申します。
休日はシュノーケル、写真撮影などを行って小笠原の美しい自然を満喫しております。
ここ、小笠原からアクティブ・レンジャーのお仕事や魅力ある自然、動植物など、AR日記を通して発信していこうと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします!
さて、近年よく耳にする環境問題の1つにごみ問題がありますが、小笠原でも海ごみは大きなトピックとなっております。
環境省ではマリンワーカー事業として海ごみの回収を行っており、今回はその一環でもある、聟島での海岸清掃についてご紹介しようと思います!
聟島は小笠原諸島のうち最北に位置する聟島列島の島の1つで、父島から漁船で約3~4時間もかかる無人島です。
そんな無人島でも漂着する海ごみは非常に多く、漁船の上から砂浜を見ても一目瞭然で分かるほどでした。
そんな無人島でも漂着する海ごみは非常に多く、漁船の上から砂浜を見ても一目瞭然で分かるほどでした。
岸近くは水深が浅く、漁船が座礁してしまう可能性が高いため、沖合に漁船を停泊させてからゴムボートで現場まで移動しました。
炎天下の中での作業だったので、熱中症に気を付けながらの作業でしたが、地道に丸1日かけて作業を行った結果、最初に比べれば見違えるように美しくなりました。
炎天下の中での作業だったので、熱中症に気を付けながらの作業でしたが、地道に丸1日かけて作業を行った結果、最初に比べれば見違えるように美しくなりました。
船上で一夜を過ごし、翌日は残っていた海ごみを回収して、漁船へ運ぶ作業をしました。
沖で停泊している漁船に、海ごみをゴムボートに乗せて運んだのですが、量が量なために20回以上往復して海ごみを全て積み込みました。
およそ3時間かけて積み込んだその量はなんと…トン袋が18袋、ガラスのみの土嚢袋が5袋でした(18トン越えという凄まじい量ですね…)。
沖で停泊している漁船に、海ごみをゴムボートに乗せて運んだのですが、量が量なために20回以上往復して海ごみを全て積み込みました。
およそ3時間かけて積み込んだその量はなんと…トン袋が18袋、ガラスのみの土嚢袋が5袋でした(18トン越えという凄まじい量ですね…)。
今回の浜だけでこれだけの量があると考えると、海にはさらに多くのごみが漂っているのでしょう…。
大きな海ごみの他に、プラスチックが細かく崩れて5 mm以下になったマイクロプラスチックというものがあります。
大きな海ごみの他に、プラスチックが細かく崩れて5 mm以下になったマイクロプラスチックというものがあります。
これには有害な化学物質が含まれる可能性があり、生態系や人間への悪影響を及ぼすことが懸念されています。
巡り巡って私たち人間にも影響を与えかねないので、一人ひとりがこの現実を知り、
「ごみをなるべく出さない」「ごみは捨てずに持ち帰る」
を行動に移していただければ幸いです。
皆さまのご協力、どうぞよろしくお願いいたします!
後日、日焼けが痛くて悶え苦しんでいたのはここだけの話…(小笠原では日焼け止めを忘れずに!)。
巡り巡って私たち人間にも影響を与えかねないので、一人ひとりがこの現実を知り、
「ごみをなるべく出さない」「ごみは捨てずに持ち帰る」
を行動に移していただければ幸いです。
皆さまのご協力、どうぞよろしくお願いいたします!
後日、日焼けが痛くて悶え苦しんでいたのはここだけの話…(小笠原では日焼け止めを忘れずに!)。