アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]
関東地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。期間限定、植物展示始めました
2024年03月19日
小笠原
こんにちは。
小笠原自然保護官事務所の河村です。
好きな小笠原の植物はムニンシャシャンボです。
小笠原世界遺産センターでは昨年11月に、企画展「植物展」を開催しました。
約30種の小笠原の植物の生体展示を行い、島の環境に適応した植物の姿をご覧いただけたと思います。
企画展は終わってしまいましたが、四季を通じて見られる色々な植物をさらに紹介できればと、小笠原世界遺産センターでは、これから不定期にはなりますが、植物の展示を行っていきます。
小笠原自然保護官事務所の河村です。
好きな小笠原の植物はムニンシャシャンボです。
小笠原世界遺産センターでは昨年11月に、企画展「植物展」を開催しました。
約30種の小笠原の植物の生体展示を行い、島の環境に適応した植物の姿をご覧いただけたと思います。
企画展は終わってしまいましたが、四季を通じて見られる色々な植物をさらに紹介できればと、小笠原世界遺産センターでは、これから不定期にはなりますが、植物の展示を行っていきます。
小笠原世界遺産センターでの植物展示
第一弾として、現在6種類の植物がお目見えしています。
シマカコソウ
父島島内にもありますが、崖地などにあり野生の株を見ることの難しい種の一つです。
オオハマギキョウ
こちらも野生では見ることが難しい種。植栽したものは、父島では大神山公園や奥村グランド横で見られます。
ムニンアオガンピ
青々とした葉とサクラに似た樹皮が特徴で、父島島内の遊歩道や夜明道路沿いでも見つけることができます。黄色の小さな花ははちみつのような甘い香りがします。
オガサワラグワ
近縁種で外来のシマグワが小笠原に入ってきたことなどもあり、野生の個体数はかなり少ない状態にあります。
ムニンタツナミソウ
父島では東平サンクチュアリなどで見ることができます。長い花筒が特徴です。
オオハマボッス
植生の少ない岩地や潮風のあたる場所など過酷な環境に生息しています。ノヤギの食害で数を減らしているとみられています。
展示の様子
ここまで紹介した6種は花が咲いている間のみの展示となりますが、小笠原世界遺産センターの建物の周りには小笠原の植物が植わっていて、いつでも見ることができます。ムニンツツジ、ムニンノボタン、クサトベラ、オオバシマムラサキ、シャリンバイなどがあります。
小笠原にお越しの際は、ぜひ気になった植物を探してみてください。
小笠原にお越しの際は、ぜひ気になった植物を探してみてください。