関東地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。
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アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、日光、尾瀬、秩父多摩甲斐、小笠原、富士箱根伊豆、南アルプス国立公園があります。
「紅葉の箱根路を訪ねて」(開催担当:環境省)を実施しました!
霧雨が降ったり止んだりの、どんよりとした天気でしたが、
事故等なく好評のうちに終了しました。
コースは恩賜箱根公園から出発し、箱根旧街道杉並木・石畳~
お玉観音~箱根の森~お玉ヶ池~精進池を巡る中で、富士山や
双子山の景色を楽しむことのできる「じっくり観察重視」なものでした。
【これはなんですか?ビジターからの質問に答える箱根パークボランティア】
お玉ヶ池の周辺ではとっても辛いヤナギタデの試食や
アキノウナギツカミを触ってザラザラな感触を確かめたりと、
名前の由来の解説や目で見る観察だけでは終わらず、
五感を使って自然を感じることもできました。
【かわいい花をつけたアキノウナギツカミ】
実はこのコース、ただ歩くだけならば2時間で終わってしまいます。
しかし、箱根パークボランティアの自然解説を聞きながら歩けば、
倍以上の時間をかけてのんびり歩いても、あっという間に感じます。
夏から秋への季節の移ろいを感じながら、森を歩き、池を眺め、
植物を愛で、鳥の声を聞くと、「箱根っていいな」と改めて実感できます。
【一番大きな杉を探しながら箱根旧街道杉並木を歩く】
ビジターからのアンケートにも「ぜひまた参加したいです」との言葉が目立ち、
皆様も私と同じように感じていただけたのかなと思うととても嬉しくなりました!
今年度の箱根地域自然に親しむ運動は
11/22(金)「芦ノ湖西岸から観る箱根の中央火口丘と秋の植物」
(開催担当:(公財)神奈川県公園協会)で最後です。
こちらは健脚向きのコースですが、自然観察だけで無く、
箱根火山成り立ちの秘密に迫ったり、観光船に乗ったりもするようです。
お問い合わせは箱根ビジターセンター(0460-84-9981)までどうぞ!