ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]

関東地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2016年7月

23件の記事があります。

2016年07月14日ゆっくり流れる流れ星

尾瀬国立公園 野原英廣

皆さんこんにちは。

皆さんの場所では七夕の夜、星空が広がりましたでしょうか?
あいにく尾瀬では雲が広がってしまい、星を眺めることはできませんでした。
しかし、尾瀬には今の時期にしか見られない「星」があります。


ヘイケボタル【学名: Luciola lateralis

そう、ホタルです。
このヘイケボタルは、
日本産ホタルの中では体長10mmほどの小型の種。
水田や湿原を主たる生息地としています。

私は、本州最大の湿原である尾瀬ヶ原(面積760ha)で撮影したのですが、
飛んでいるホタルもいれば、湿原内で光るホタルもいました。
この日は先に述べた通り、雲が広がっていて星一つない暗闇でした。
その中でホタルが放つ光は、天の川よろしく幻想的な光景でした。


そして話変わってこちら


湿原内にある休憩スペースのすぐ脇にニッコウキスゲが咲いています。
ロープを張って予防はしていますが、それでも腰を下ろした時に、
足を湿原内に下ろす方が見受けられます。

尾瀬では湿原を形成する泥炭は年間約1mmしか堆積しないそうです。
足を下ろした部分が1cm沈んだとしたら、
踏む前に戻るだけで約10年かかるわけです。
これでは翌年花が咲かないかもしれないし、
靴底に外来種の種が付着していたら、外来種が湿原内に侵入する恐れがあります。

話が脱線してしまいましたが、写真のように、
人間が歩く所のすぐ側にも生命は芽吹くのです。
「自分だけ、ちょっとだけだから」と思わずに、自然の中に行く時は、
人間側が訪問者という自覚を持って行動して下さい。

そんな尾瀬ですが、7月14日現在、
尾瀬沼周辺のニッコウキスゲが見頃を迎えております。
夏の暑さから逃れたい方、気分をリフレッシュされたい方など、
皆様のお越しをお待ちいたしております。

詳しい情報は尾瀬沼ビジターセンターFacebookを御覧下さい。

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2016年07月12日林道で見られた花

秩父多摩甲斐国立公園 野崎 拓

普段は車で通り過ぎてしまう林道ですが、実は様々な植物を観察することができます。

先日大弛峠周辺の林道で見られた花をいくつかご紹介します。


(ヤグルマソウ)


(キンレイカ)

(ミヤマカラマツ)

(クルマユリ)


林道は岩場や法面が続くため比較的植物の観察はしやすいです。また、樹高の高い木なども沢側に生えていれば近くで花を見ることが出来ますし、それを目当てにやってくる昆虫なども観察ができます。


林道を通行する際は車や落石に注意が必要ですが、普段何気なく通り過ぎている場所をじっくり見てみるのも色々と発見があって面白いのでオススメです。

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2016年07月11日開けたら閉める。

南アルプス国立公園 大石佳織

みなさん、こんにちは。

暑い夏、節電のためにも食材を守るためにも、冷蔵庫の扉は「開けたら閉める」が
重要ですよね。

こちらの扉も「開けたら閉める」が重要です!
(標高2,900m付近にある「扉」。7月10日撮影)


実はこれ、荒川三山にある防鹿柵の扉です。(後ろに見えるのは赤石岳。)
荒川三山の中岳から荒川小屋へ向かう途中(前岳の直下付近)には、登山道が防鹿柵を横切る箇所が
あり、登山者の皆さんには この扉を開閉して防鹿柵を通過していただくようお願いしています。

 *荒川岳の防鹿柵については 昨年の記事 にも載っていますので、よければご覧ください。

もしも、扉を閉め忘れるとどうなるか?
答えは...ニホンジカが防鹿柵の中に入って高山植物を食べてしまう可能性があるんです。
7月8~10日に行った防鹿柵の立ち上げ作業中には、ガスの中からニホンジカの鳴き声が聞こえました。
また、前岳の山頂をはじめ、あちこちで足跡や食痕が確認されています。そこかしこにシカの気配。
開けっ放しはキケン!
ですので、皆さん「扉は開けたら必ず閉める」ようにご協力をお願いします。
ちなみに「自分が開けていなくても開いていたら閉める」にもご協力をお願いしますね。

(防鹿柵内のお花畑。柵立ち上げ前に撮影。7月8日)


【 開花情報 】
イブキジャコウソウ、イワウメ、イワヒゲ、イワツメクサ、イワベンケイ、シコタンソウ、
チョウノスケソウ、ミヤマムラサキ、チングルマ、ムカゴトラノオ、ハクサンフウロ、
ミヤマクロユリ、ヨツバシオガマ、タカネヤハズハハコなど
千枚岳、荒川三山周辺では、他にもたくさんたくさん開花中です!
ハクサンイチゲは終わりかけ。シナノキンバイやミヤマダイコンソウは花びらの散った
ものを多く見かけました。

( 上:ミヤマムラサキ    7月9日撮影
  下:タカネヤハズハハコ  7月10日撮影)



なお、荒川三山周辺の山小屋は、7月16日(土)から夏季営業が始まります。
今年も、今の自分にあった山を選んで十分に計画を練って準備をし、安全で
最高の山旅を楽しみましょう!


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2016年07月11日富士山 静岡県側も開山!

富士箱根伊豆国立公園 沼津 橋本 和加子

710日(日)、富士山の静岡県側(富士宮口・御殿場口・須走口)も開山しました。

開山に伴う準備のため、9日の夕方に富士山頂へ向かい、10日の開山日を山頂で迎えました。

前日(9日)の昼過ぎまで天候が悪かったせいか、御来光時の富士山頂は良い天気だったにもかかわらず、

例年よりも人が少なく静かに感じられました。

 

●富士山頂お鉢めぐりと山頂公衆トイレについて

今年は残雪が少なかったため、お鉢めぐりも全線開通しました。

剣ヶ峰下の一部に雪が残っていますが、通行に支障はないと思われますが、念の為、注意して通行願います。

(7月10日早朝の残雪状況)

 

10日にお鉢めぐりを巡視している際、歩道を示すロープを越えて、歩道外を利用する方が見受けられました。

歩道外を通行すると落石を引き起こす可能性がありますし、歩道外で休憩をすると落石に遭う可能性があります。

お鉢めぐりにかかわらず、規制外の場所を利用することは危険であるということを念頭に登山をしていただきたいと思います。

 

富士宮口登山道山頂近くにある富士山頂公衆トイレも、7月10日(日)4:00からオープンしました。

供用時間は7月10日~9月10日までは4:00~16:00、9月11日(日)は正午までの予定ですので、ご注意下さい。

(富士山頂公衆トイレ)

 

 

●ルールを守って楽しく登山

今年の開山前の準備中に、山頂で写真の石文字を発見しましたが、この行為は法律で禁止されています。

(7月1日撮影)

 

他にもゴミの放置や溶岩の持ち出しなど、マナーとして守るべき事や法律として禁止されていることがあります。

詳しくはこちらをご確認下さい。

http://www.fujisan-climb.jp/manner/index.html

(富士登山のルールとマナー)

 

自分も周りの人もみんなが楽しく過ごせるよう、心配りを忘れずに登山をしましょう。

(7月10日の御来光 4:25 富士山頂剣ヶ峰にて)

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2016年07月11日現場のレンジャー・アクティブレンジャーが教える快適登山の極意 「ずらして快適富士登山!」

富士箱根伊豆国立公園 宍戸弘城

今夏の富士山も、1日に山梨県側の登山道が山開きし、10日には静岡県の登山道が山開きし、いよいよシーズン真っ盛りに突入します。吉田口六合目の安全指導センターでのカウントによると、6日までの登山者数が、昨年同時期に比べ6541人(131%)多かったそうです。

沢山の登山者が訪れる富士山では、登山中に渋滞なども発生します。渋滞に巻き込まれると、自分の登るペースが乱れたり、疲れたときに休憩ができなくなったりしてしまう上、落石事故に巻き込まれる危険も多くなります。また、周りの自然などをゆっくり観察する余裕もなくなってしまいますね。
そんな混雑に巻き込まれず、より安全・快適に登山ができる極意をお教えします。
ズバリ、ポイントは「ずらし」にあります!

①時期をずらす



昨年、一昨年の登山者数が多かったベスト5です。赤字の日付が海の日~お盆の日になります。例年、お盆以降は登山者が減少傾向になります。

今年も海の日あたりは避けたほうがいいかもしれません。

②曜日をずらす


平日と休日の登山者比

曜日毎の登山者数平均

昨年度の平日と土日祝日の登山者数を比べると、土日祝日の登山者数は平日の2倍にもなります。

全曜日の中では、土曜日の登山者数が1番多くなります。


週末は避けたほうがよいですね。

 

③時間をずらす


各登山道8合目を通過する登山者数(中央値)

吉田ルートの八合目の登山者数に注目すると、時間によって、ピークが3つあることが分かります。日帰りの登山者は朝早くに出発、途中で山小屋に宿泊する登山者は夕方ごろ、御来光を目指す登山者の深夜のピークも確認できます。1泊2日の場合、お昼より前に出発して、早めに山小屋に着いてゆっくりするプランのほうが、混雑を避けられます。

(ただし、山小屋によっては早めにチェックインができないので、事前に山小屋に確認をお願いします!)

④ルートをずらす


例年、吉田ルートの登山者が最も多く、昨年は全体の6割近くの登山者が吉田ルートを登りました。ルート選びに関しては、各ルート毎に特徴や難易度が違いますので、ご自分の体力や目的に合うよう、じっくり検討して下さい。

⑤場所をずらす



多くの人が御来光を山頂から眺めます。しかし、じっと動かず御来光を待っている時間というのはとても寒く、結構大変です。そこで、御来光を山頂以外で見ることもオススメします。例えば山小屋から御来光を見る場合、ギリギリまで寝ていられますし、寒くなったらすぐ山小屋に入れます。また、陽が登ってから歩くほうが、安全で景色も楽しめます。


以上のずらしポイントふまえて登山計画を立てると、大分混雑の少ない、安全快適な富士登山が楽しめるはずです。


これから富士山に登ろうという方はぜひ「ずらし」を意識してみて下さい!

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2016年07月11日深緑の自然観察会!

富士箱根伊豆国立公園 箱根 後藤香奈

蒸し暑い日が続きますね。

7月10日(日)に
「新緑の箱根湖畔 九頭龍の森で遊ぶ」自然観察会が開催されました。

■主催:自然に親しむ運動実行委員会
■開催担当:箱根自然環境事務所

親子向けとして開催された本観察会ですが、
お子さまから大人の方まで多くの皆様が参加してくださいました。
ご参加頂いた皆様、ありがとうございました!

前日まで雨が降り、開催が危ぶまれましたが
当日は晴天に恵まれ箱根ビジターセンターから九頭龍の森までは、
木陰の中を気持ちよく歩くことが出来ました。

6~7名の班ごとに、植物や昆虫、野鳥などのんびりと観察をして歩きました。





箱根九頭龍の森に到着した後は、
大人グループは園内散策で植物観察や九頭龍伝説のお話を、
子どもグループはトンボを捕まえたり、追いかけっこをしたり...

全体でカモフラージュゲーム・国立公園クイズも行いました。



(カモフラージュゲームの様子♪)



(国立公園クイズの様子♪)

大人も子どもも真剣にゲームを行う姿が見られました!
楽しんで頂けたようで、良かったです!

皆さまの次回の観察会参加も、心よりお待ちしております。
案内は箱根ビジターセンターのホームページをご確認ください!

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2016年07月08日8月11日開催 富士山自然観察会参加者募集について

富士箱根伊豆国立公園 富士五湖 小西 美緒

富士山の山梨県側の吉田ルートが開山して1週間が経ちました。

梅雨にもかかわらず連日の好天で、世界中からの登山客でにぎわっています。

10日には静岡県側の3ルートも開山予定で、いよいよ本格的な富士山の夏山シーズンのスタートです。


今年は8月11日「山の日」元年です。

みなさんはどこでどんなことをして「山の日」を迎えるご予定ですか?

もしまだお決まりでない方は、富士山での自然観察会に参加してみませんか?


  

御中道(山梨県側)から見た富士山   御中道(山梨県側)

西臼塚遊歩道(静岡県側)


山の日の制定と富士箱根伊豆国立公園指定80周年を記念して下記イベントを開催します。

山頂までの登山だけではない富士山の多様な魅力を発見できる絶好のチャンスです。

是非ご参加ください。


1.日時

平成28年8月11日(木・祝日) 荒天時延期:8月14日(日)


2.コース・歩行時間

 ①富士山御中道コース(富士山北麓・山梨県側)・約3時間(休憩含む)
 ②富士山西臼塚コース(富士山南麓・静岡県側)・約3時間40分(休憩含む)


3.内容

富士山の遊歩道を歩きながら、富士山の大自然をその道のプロが楽しく解説する観察会です


4.募集定員(先着順)・対象

各コース25名

 ①御中道コース:中学生以上
 ②西臼塚コース:小学生以上

  ※いずれのコースも小・中学生は要保護者同伴。


5.応募締切

8月4日(木) 必着 (定員になり次第締め切り)


6.集合

 ①御中道コース:環境省生物多様性センター 10時
 ②西臼塚コース:西臼塚駐車場 10時


7.解散

 ①御中道コース:環境省生物多様性センター 15時
 ②西臼塚コース:西臼塚駐車場 14時


8.参加費

無料


9.持ち物

○登山ができる服装
○登山靴(運動靴)
○帽子
○雨合羽(上下に分かれたもの)
○ザック
○水筒
○昼食
○御中道コースは防寒着と手袋


10.主催等

主催:環境省関東地方環境事務所
協力:山梨県富士山科学研究所 http://www.mfri.pref.yamanashi.jp/
   富士吉田市ふじさんミュージアム http://www.fy-museum.jp/forms/top/top.aspx


11.申し込み方法・問い合わせ先

メールまたはFAXで下記の内容を事務局までお送りください。
①氏名 ②性別 ③生年月日(小・中学生は学年も) ④住所 

⑤電話番号(参加希望者全員)⑥参加希望コース

【申し込み宛先】
 「山の日環境教育プログラム」開催事務局
 メール:tayousei@wens.gr.jp
 FAX:0544-67-0567

【お問い合わせ】
 (受託先)NPO法人ホールアース研究所
  電話 0544-66-0790 担当:佐藤

12.参考
募集チラシ.pdf

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2016年07月07日箱根にシカ!?

富士箱根伊豆国立公園 宍戸弘城

現在、箱根ビジターセンターでは箱根のシカ展が開催されています。

巡視などに行くと、たまにシカを目撃することがあります(残念ながらまだバッチリと写真に収められていません!)。シカは全国的に増加しているので、目撃されるのは当たり前ではないかと思う方もいらっしゃると思いますが、実は箱根では過去100年ほどシカが存在していませんでした。しかし80年代頃より、その目撃情報が増加してきました。そして、これまで行われてきた植生の調査や自動撮影カメラの結果などから、現在ではすでに多くのシカが箱根に生息していることがわかってきました。

仙石原湿原の自動撮影カメラに写ったシカ

つい最近では、仙石原湿原周辺で何人かの方達が写真を撮っていたので、何を撮っているのかと思えば、シカの夫婦?が逃げもせずのんびり草を食べていました。地元の方々は「箱根にもシカが来ているんだねー」と話していました。

箱根のシカはいったいどこからきたのでしょうか?

平成26年度に箱根で捕獲されたシカのDNA調査を行ったところ、伊豆半島地域からきているタイプと、丹沢地域から来ているタイプの個体がいることが判明しました。箱根の南北からシカが侵入していることになります。




現在、箱根自然環境事務所では箱根のシカの目撃情報を募集しております。

箱根でシカを見かけたら下記のフォームから、情報の提供をお願いします。

https://docs.google.com/forms/d/1DTlgK-HfQjdTQZjrKTyialUO73l6LFoSTh9W0phpsUw/viewform


箱根ビジターセンターのシカ展は724日まで開催されています。

大きなシカが出迎えてくれますので、ぜひお越しください!





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2016年07月06日小太郎山!

南アルプス国立公園 大石佳織

みなさん、こんにちは。

突然ですが、小太郎山ってご存知でしょうか?
こたろう。
名前の響きに何だか愛着を感じます。

小太郎山は標高2,725m、白峰三山(北岳、間ノ岳、農鳥岳)の北の端にあり、
山梨百名山に選定されている山です。二重山稜という地形も観察できるんです!

(小太郎山。北岳を少し下った所から撮影。6月29日)


小太郎山は山頂はもちろん、山頂へ続く尾根上の登山道から仙丈ヶ岳、甲斐駒ヶ岳、鳳凰三山、
そして振り返れば北岳...南アルプス北部の山々をぐるりと見渡しながら気持ちのよい尾根歩き
のできる最高の山です。
その小太郎山に6月30日に行ってきました!!

しかし...この日はあいにくの天気。
見えません。
本当に見えません。
「これでもか!」というくらいガス(霧)で何も見えません。残念。
(小太郎山山頂からアサヨ峰・甲斐駒ヶ岳...があると思われる方角。
                      真っ白。6月30日撮影)


小太郎山へのルートは北岳への登山道と異なり、やや不明瞭でした。
お天気のよいときは問題ないと思いますが、今回のようにすぐ先も見えないほど
ガスで視界が悪い時は慎重に進まないと登山道から外れてしまいそうになるので
小太郎山へ行くときはご注意ください。
でも、不明瞭な道より何より、景色を楽しむためにもお天気のいいときをおススメします!

【 二重山稜 】
2つの稜線がほぼ平行に並んだ地形のこと。
山稜の片側が谷側にずり落ちてでき、2つの稜線の間には凹地があります。
南アルプスでは多く見られる地形です。ぜひ探してみてください!
(小太郎尾根の二重稜線。小太郎尾根分岐より撮影。2014年9月)


【 開花情報 】
ツガザクラ、アオノツガザクラ、イワベンケイ、オヤマノエンドウ、チョウノスケソウ、
シナノキンバイ、ハクサンイチゲ、ミヤマオダマキ、ミヤマクロユリ、ミヤマシオガマなど。
とても載せきれません。他にも北岳では多くの種類が咲き、見事なお花畑となっています。
(左上:ミヤマオダマキ  右上:ミヤマシオガマ
 左下:ミヤマクロユリ  右下:チョウノスケソウ 

                      6月29日撮影)


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2016年07月06日夜空に煌く一番星

尾瀬国立公園 野原英廣

明日7月7日は七夕ですね
月遅れの所もあるかと思いますが、
各地で多くの行事が行われることでしょう。

尾瀬だけに限ったことではないのですが、
人里離れた自然の中では人口の光による影響が少なく、
気象条件が良いと満天の星空が広がります。
むしろそれが本来の夜空の姿なのでしょう。


尾瀬でも静寂に包まれた闇夜に燦然と輝く星々が見られます。
都市部の夏の、うだるような暑さから逃れ、山小屋に泊り、
心行くまで星空を観察してみてはいかがでしょうか。
夜空をぼーっと眺めてみたり、
自分だけの星座を作るのも面白いですよね。
どこまでも透き通っていて、
果てしない世界がここにはあります。

さあ、皆さんは星たちにどんな願いを託しますか?

(尾瀬沼湖畔から燧ヶ岳と星空を臨む)

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