ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]

関東地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2020年11月17日

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2020年11月17日山で過ごす『特別な時間』

南アルプス国立公園 南アルプス 本堂舞華

みなさん、こんにちは。

南アルプス自然保護官事務所の本堂です。

みなさんは山で過ごす中で『特別な時間』はありますか?高山植物を見ている時間、ライチョウなどの希少な生き物に出会えた時間(とき)。それぞれいろいろあると思います。中でも、山で見る日の出は日帰り登山では見ることが難しく、『特別な時間』かと思います。小屋やテントなどにより山の中で日をまたぐこと、そして、ある程度の標高が必要になります。今回は山で過ごす時間の中で『日の出』にスポットライトを当てていこうと思います。

■千枚小屋から

千枚小屋は椹島ロッヂから荒川岳に向かう途中にある山小屋です。小屋を出ると富士山と笊ヶ岳などの白峰南嶺がよく見えます。写真はまさに日が昇る直前!この後、さらに真っ赤になりました。この景色は食堂からも望むことができるため、食事中にふと横を見ると、日の出の瞬間に出会えるかもしれません!

■北岳肩ノ小屋から

北岳肩ノ小屋はその名の通り、北岳の肩にある北岳山頂に最も近い山小屋です。撮影したのは10月中旬。前日は雪が降るほど冷え込みました。そのせいか、空気がとても澄んでいて綺麗な日の出と富士山が見られました。

■鳳凰三山・地蔵ヶ岳から


鳳凰三山は地蔵ヶ岳、観音岳、薬師岳から成る山で、地蔵ヶ岳が最も北に位置しています。写真は少し富士山に山が被っていますが、オベリスクに近づくと、富士山の裾と日の出を拝むことができます。

■笹山(黒河内岳)から

笹山(黒河内岳)ってどこ?と思った方!農鳥岳を白峰南嶺方面に南下し、広河内岳、大籠岳、白河内岳、そして、笹山(黒河内岳)になります。あまり知られていないかもしれませんが、この4座も南アルプス国立公園に含まれています。上の3箇所は富士山の横からですが、笹山(黒河内岳)は奥秩父方面から昇ります。

いかがでしたでしょうか?見る場所によって見え方が変わるのも楽しみの1つだと思います。コーヒーを飲みながら日の出を楽しむのもいいですね。(これからの時期は寒すぎますが・・・)自分のお気に入りの場所や時間を探しながら歩いてみてはいかがでしょうか?

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