秩父多摩甲斐国立公園 奥多摩
61件の記事があります。
2017年01月24日奥多摩で「国立公園・野生生物フォトコレクション」開催中!
秩父多摩甲斐国立公園 野崎 拓
みなさん、こんにちは。
現在、奥多摩ビジターセンター2階で「国立公園・野生生物フォトコレクション」が開催中です!
関東地区で活躍するアクティブレンジャー達が撮影した、動植物・風景・活動の様子などの写真を展示しています。
開催案内の詳細はコチラをご覧ください。
(奥多摩ビジターセンター)
奥多摩でのフォトコレクションは2月12日(日)まで開催されます。
お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。
2016年11月18日紅葉の御岳昇仙峡
秩父多摩甲斐国立公園 奥多摩 野崎 拓
みなさんこんにちは。
11月に入り奥秩父でも積雪が確認されましたが、標高の低い場所ではまだ紅葉シーズンが続いています!
そんな中、山梨県甲府市の御岳昇仙峡に行ってきました。
(11/16撮影:左の岩が覚円峰、右の岩が天狗岩)
昇仙峡は同じ国立公園内の国師ヶ岳や金峰山を源流とする荒川の浸食によりつくられました。渓谷では上の写真のように奇妙な形に削れた岩が多く見られ、歩きながら岩を眺めるのも楽しみの一つです。
(11/16撮影:仙娥滝)
昇仙峡は国の特別名勝にも指定されており、全国でも人気の高い景勝地です。
今回紅葉の時期に訪れたのはたまたまでしたが、人気なのが納得の渓谷美でした。
(11/16撮影:昇仙峡を流れる荒川)
写真を撮影した16日は平日でしたが市営の駐車場は満車でした。土日等の休日は更に混雑が予想されますので、自家用車でお越しになる場合は注意が必要です。
2016年10月28日大弛峠の紅葉
秩父多摩甲斐国立公園 奥多摩 野崎 拓
山梨と長野の県境にある大弛峠(おおだるみとうげ)は、標高2360mとマイカーで通行できる峠としては標高日本一です。そのため市街地から大弛峠までの道のりでは、標高差による景色の移ろいを楽しむことができす。
(10/19撮影:左下に見えるのが大弛峠駐車場)
山梨市の市街地から大弛峠はおよそ2000mの標高差があります。
(10/19撮影:左側の舗装路が山梨県、右側の未舗装路が長野県)
峠周辺ではカラマツの紅葉が見頃でしたが、その他の樹木は既に落葉していました。
峠から数百メートル下った場所でカエデやカバノキの紅葉が見頃でした。
(10/19撮影:標高約1900m)
(10/19撮影:標高約1500m)
紅葉を目当てに現地に行くと、まだ色付いていなかったり、既に落葉してしまっていたりすることがよくあります。
ですが、これだけ標高差があれば見頃な場所に出会える可能性もかなり上がります。
紅葉が終わってしまう前に、ぜひお越になってみてはいかがでしょうか?
※大弛峠にお越しになる際は防寒対策はもちろんのこと、11月以降は路面の凍結に十分注意をしてください。林道は12月から6月まで冬期閉鎖されます。
2016年09月30日秋のはじまり
秩父多摩甲斐国立公園 野崎 拓
昨日、奥多摩湖畔の山のふるさと村に行ったときのこと、ビジターセンター周辺のサクラの葉が色付き落葉していました。
紅葉にはまだ早いと思っていましたが、落葉の早い樹種は9月から色付き始めているんですね。
そして、秋の実りがあちこちに
クリの実はサルが落としているそうですが、中には食べられずキレイに残っているものも多くありました。
紅葉や木の実を見ると季節の変化をはっきりと実感できますね。
奥多摩はこれから11月に向けてどんどん秋が深まっていきますので、今から楽しみです。
2016年09月06日フサフサ危険
秩父多摩甲斐国立公園 野崎 拓
8月末に登山道沿いでツノハシバミの実が落ちているのを見つけました!
実は産毛のような白い毛が生えフサフサしています!
一見肌触りが良さそうですが・・・
触ると刺さります。
初めて見つけたときは知らずに素手で掴んでしまい、指先が剣山のようになっていました。
毛が刺さっても痛みはありませんでしたが、刺さっていることに気付かず手を握ったり物を掴んだりすると、歯痛のようなするどい痛みが走ったのを覚えています。
面白い形をしているのでつい拾ってしまいそうになりますが、
みなさんも得体の知れないものを触るときは十分注意しましょう。
2016年09月02日嵐の後
秩父多摩甲斐国立公園 野崎 拓
先日、長野県川上村の毛木場園地に行ったときのこと。
大雨の後だったため、いたる場所に水の流れが生まれていました。
水没した草地。まるで湿原のようです!
シロバナヘビイチゴの葉が水草みたいに。
普段見慣れた景色が一変する様は幻想的で面白いです!
そして雨が降った後に本領を発揮するのがコケたちです。
水を吸ってふっくら盛り上がっています!
毛木場園地が登山口の甲武信ヶ岳はコケが多く見られる山ですが、登山口周辺だけでもたくさんのコケが観察できます。雨上がりはぜひ毛木場を散策してみてはいかがでしょうか。
2016年08月30日チョウには人気
秩父多摩甲斐国立公園 野崎 拓
最近のニホンジカはトリカブトでさえ食べてしまうそうですが、まだマルバダケブキを食べることはできないようです。
そのため、シカ被害の著しい山域でもマルバダケブキの花はたくさん見ることができます。
シカでさえ嫌がるこの花もチョウには大人気です!
マルバダケブキを好むのか、それとも他の花が少ないから仕方なく寄って来ているだけなのかは分かりませんが、人が近づいても逃げないほど夢中で蜜を吸っています。
よくマルバダケブキしか残っていないという話を聞きますが、虫にとっては貴重な蜜源となっているようですね。この花だけでも無事でいてくれて良かったと思います。
2016年07月12日林道で見られた花
秩父多摩甲斐国立公園 野崎 拓
普段は車で通り過ぎてしまう林道ですが、実は様々な植物を観察することができます。
先日大弛峠周辺の林道で見られた花をいくつかご紹介します。
(ヤグルマソウ)
(キンレイカ)
(ミヤマカラマツ)
(クルマユリ)
林道は岩場や法面が続くため比較的植物の観察はしやすいです。また、樹高の高い木なども沢側に生えていれば近くで花を見ることが出来ますし、それを目当てにやってくる昆虫なども観察ができます。
林道を通行する際は車や落石に注意が必要ですが、普段何気なく通り過ぎている場所をじっくり見てみるのも色々と発見があって面白いのでオススメです。
2016年05月27日十文字峠のシャクナゲ
秩父多摩甲斐国立公園 野崎 拓
かつて信州と武州の交流の要所となっていた十文字峠。
この十文字峠では6月上旬に多くの登山者が訪れます。
その理由がこのアズマシャクナゲ。
開花している時期に来るのは3度目ですが、ようやく満開のタイミングに当たりました!
今年は例年に比べ10日ほど開花が早いそうです。
これから6月の上旬にかけて標高の高い稜線部のシャクナゲも開花していきますので、ぜひ足を運んでみてはいかがですか?
(十文字峠近くの大山山頂からの眺望)
少し前になりますが、1月18日に奥秩父の中津川にある「勘兵衛の滝」を見てきました。
(大若沢休憩所)
1月上旬に降り積もった雪も大分減っており、この日は車で大若沢休憩所まで行くことができました。
※スタッドレスタイヤなど冬用装備は必要です。
大若沢休憩所から勘兵衛の滝の区間は、彩の国ふれあいの森(学習の森)にあり、イヌブナやシオジなどの原生林と渓流の美しさが特徴です。
沢沿いのため至る所で氷柱が見られます。
(勘兵衛の滝)
大きな滝ではないものの、両側に迫る岩壁が滝の存在感を際立たせていました。
中津川はもともと紅葉が有名な渓谷のため冬場はあまり注目されませんが、四季を通して楽しめるオススメの渓谷です。
※現在、勘兵衛の滝より上流の歩道は通行止めになっています。また、道路状況によっては歩道や駐車場までの道が通行できなくなる可能性があるため、お越しになる際は事前の情報収集をお願いいたします。