富士箱根伊豆国立公園 箱根
228件の記事があります。
2013年08月16日やっかいもの、花盛り
富士箱根伊豆国立公園 箱根 道又 静香
箱根地域自然に親しむ運動
「この夏 箱根で体験!外来種駆除大作戦!!」が
すばらしいお天気の中、8月9日(金)に開催されました。
自然観察会も実施しましたが
メインは外来植物オオハンゴンソウの駆除活動です。
外来植物の駆除活動に興味を持たれる方からの問い合わせもありますが、
一般から参加者を募るのは一年間でこの日だけなのです。
そのため、比較的作業がしやすい場所を設定してあります。
私はスタッフとして初参加です。
実物をまじまじと見たのは初めてでしたが、
なんとなく周囲の植物とは違う感じがしました。
花が咲くまでの個体はやけに毛深くてふかふかしています。
花が咲いているものは黄色い花が目立つので良くわかります。
どの成長段階でも葉の形は特徴的なので、
実物と資料で練習をすれば見分けることも楽しく感じます。
大変なのは見分けたあとの駆除です。
オオハンゴンソウは太い根に栄養をしっかりとたくわえ、
根から新しい個体を出現させることができます。
そのため、根をしっかりと掘り取らなければならないのです。
もちろん種もたくさん作ります。
はるばる北米からやってきて、
この旺盛な繁殖力でどんどん増えていきました。
9日はいくら箱根とはいえ、とても暑い日でした。
そんな中、駆除活動に参加して下さった方々の
気持ちはもっと熱かったのでしょう。
合計3169株を駆除することができました。
[駆除作業中]
見分け方を教えあったり、
休憩中にはスイカがふるまわれたりと、
和気あいあいと良い汗をかくことができました。
在来種を脅かす外来種の駆除活動、
箱根の生態系を維持できるように今年もまだまだ継続中です。
「この夏 箱根で体験!外来種駆除大作戦!!」が
すばらしいお天気の中、8月9日(金)に開催されました。
自然観察会も実施しましたが
メインは外来植物オオハンゴンソウの駆除活動です。
外来植物の駆除活動に興味を持たれる方からの問い合わせもありますが、
一般から参加者を募るのは一年間でこの日だけなのです。
そのため、比較的作業がしやすい場所を設定してあります。
私はスタッフとして初参加です。
実物をまじまじと見たのは初めてでしたが、
なんとなく周囲の植物とは違う感じがしました。
花が咲くまでの個体はやけに毛深くてふかふかしています。
花が咲いているものは黄色い花が目立つので良くわかります。
どの成長段階でも葉の形は特徴的なので、
実物と資料で練習をすれば見分けることも楽しく感じます。
大変なのは見分けたあとの駆除です。
オオハンゴンソウは太い根に栄養をしっかりとたくわえ、
根から新しい個体を出現させることができます。
そのため、根をしっかりと掘り取らなければならないのです。
もちろん種もたくさん作ります。
はるばる北米からやってきて、
この旺盛な繁殖力でどんどん増えていきました。
9日はいくら箱根とはいえ、とても暑い日でした。
そんな中、駆除活動に参加して下さった方々の
気持ちはもっと熱かったのでしょう。
合計3169株を駆除することができました。
[駆除作業中]
見分け方を教えあったり、
休憩中にはスイカがふるまわれたりと、
和気あいあいと良い汗をかくことができました。
在来種を脅かす外来種の駆除活動、
箱根の生態系を維持できるように今年もまだまだ継続中です。
2013年07月17日大涌谷のくちびる
富士箱根伊豆国立公園 箱根 道又 静香
登山道補修活動の帰り道。
大涌谷を下っていると補修隊の方が
マリリン・モンローのくちびるを紹介してくださいました。
[イオウゴケ]確かにくちびるに似てますよね。
大涌谷のような硫黄分の多い酸性土壌で生育する地衣類の一種です。
酸性土壌だからこそ見られる植物は他にもたくさんあり、
先日ご紹介したコアジサイもその一種です。
また一つ箱根のおもしろさを発見できました。
そんな夏の箱根を見に来ませんか?
直近の自然観察会のお知らせです。
8月2日(金)に箱根地域自然に親しむ運動
「涼を求めて芦ノ湖西岸で自然観察と森林浴」が開催されます。
森林浴をしながら、箱根パークボランティアによる自然解説を楽しみましょう!
緑に囲まれた芦ノ湖湖畔を歩き、湖尻新橋や深良水門を見学します。
箱根ビジターセンター周辺園地では
ネイチャーゲームや国立公園○×クイズを予定していますので、
親子での参加もオススメです!
※参加費は保険代100円のみです。
富士箱根伊豆国立公園ニュース&トピックス
<開催案内>箱根地域自然に親しむ運動
「涼を求めて芦ノ湖西岸で自然観察と森林浴」観察会についてhttp://www.env.go.jp/park/fujihakone/topics/130611a.html
ご応募お待ちしております!!
大涌谷を下っていると補修隊の方が
マリリン・モンローのくちびるを紹介してくださいました。
[イオウゴケ]確かにくちびるに似てますよね。
大涌谷のような硫黄分の多い酸性土壌で生育する地衣類の一種です。
酸性土壌だからこそ見られる植物は他にもたくさんあり、
先日ご紹介したコアジサイもその一種です。
また一つ箱根のおもしろさを発見できました。
そんな夏の箱根を見に来ませんか?
直近の自然観察会のお知らせです。
8月2日(金)に箱根地域自然に親しむ運動
「涼を求めて芦ノ湖西岸で自然観察と森林浴」が開催されます。
森林浴をしながら、箱根パークボランティアによる自然解説を楽しみましょう!
緑に囲まれた芦ノ湖湖畔を歩き、湖尻新橋や深良水門を見学します。
箱根ビジターセンター周辺園地では
ネイチャーゲームや国立公園○×クイズを予定していますので、
親子での参加もオススメです!
※参加費は保険代100円のみです。
富士箱根伊豆国立公園ニュース&トピックス
<開催案内>箱根地域自然に親しむ運動
「涼を求めて芦ノ湖西岸で自然観察と森林浴」観察会についてhttp://www.env.go.jp/park/fujihakone/topics/130611a.html
ご応募お待ちしております!!
2013年06月28日鳴き方、勉強中?
富士箱根伊豆国立公園 箱根 道又 静香
箱根ビジターセンター周辺のミニ観察会に参加してきました!
今回の標的(?)はつる性木本のイワガラミとツルアジサイ。
最初に写真と解説入りの資料が配られ、今回の標的の説明がありました。
説明を聞くと、見た目は似ていますが、
装飾花や葉の形などなど違いがたくさんありました。
なるほどなるほど…と、予習が終わったところで、出発です。
[イワガラミ]まさに岩に絡んでいました。
参加者もパークボランティアもスタッフも
質問しあいながら和気あいあいと散策をします。
植物、鳥、虫などなど観察対象は様々なので、
それぞれ得意な人のお話をきいて「へぇ~」の連続です。
[オオトラフコガネ]お日様にあたって伸びをしているみたい。
今回、私が一番驚いたのはホーホケキョで有名なウグイスに方言があるという話です。
「このウグイス、なまってるな。」
パークボランティアの方の一言は、冗談に聞こえました。
「ウグイスは先輩ウグイスの真似をして鳴くから、
先輩がなまってるとなまっちゃうんだよ。
だから、場所によって鳴き方が微妙に違う。」
一生懸命、先輩の真似をするウグイスを想像したら、
また一段とホーホケキョがかわいく聞こえました。
標的の植物だけでなく、噛むとすっぱい葉を持つスノキや
地面から生えてくるアケビ?ツチアケビ、
この時期においしい実をつけるヤマグワ、
アジサイの花のゆりかごに入っていたバッタ、
赤い毛をもつアカメガシワなどなどお話はつきません。
[イヌセンボンダケ]小さなきのこがびっしり!まるでアパートのようでした。
あっという間の2時間でした。
毎月第2・第4金曜日(10:00~)に開催されている本観察会、
開催から数十年が経ちますが、中止になったのは2回のみだそうです。
最後に今回のリーダーが「また何度でも参加してくださいね。
開催時にここ(箱根ビジターセンター)に集合すれば参加できますから。
必ず、毎回違った発見や楽しみがありますよ。」というと、
みなさんが深くうなづいていたことがとても印象的でした。
その年、その時期、その日にしか見つけられない箱根を見つけに来てみてください。
個性豊かなパークボランティアと思い出に残る一日を。
今回の標的(?)はつる性木本のイワガラミとツルアジサイ。
最初に写真と解説入りの資料が配られ、今回の標的の説明がありました。
説明を聞くと、見た目は似ていますが、
装飾花や葉の形などなど違いがたくさんありました。
なるほどなるほど…と、予習が終わったところで、出発です。
[イワガラミ]まさに岩に絡んでいました。
参加者もパークボランティアもスタッフも
質問しあいながら和気あいあいと散策をします。
植物、鳥、虫などなど観察対象は様々なので、
それぞれ得意な人のお話をきいて「へぇ~」の連続です。
[オオトラフコガネ]お日様にあたって伸びをしているみたい。
今回、私が一番驚いたのはホーホケキョで有名なウグイスに方言があるという話です。
「このウグイス、なまってるな。」
パークボランティアの方の一言は、冗談に聞こえました。
「ウグイスは先輩ウグイスの真似をして鳴くから、
先輩がなまってるとなまっちゃうんだよ。
だから、場所によって鳴き方が微妙に違う。」
一生懸命、先輩の真似をするウグイスを想像したら、
また一段とホーホケキョがかわいく聞こえました。
標的の植物だけでなく、噛むとすっぱい葉を持つスノキや
地面から生えてくるアケビ?ツチアケビ、
この時期においしい実をつけるヤマグワ、
アジサイの花のゆりかごに入っていたバッタ、
赤い毛をもつアカメガシワなどなどお話はつきません。
[イヌセンボンダケ]小さなきのこがびっしり!まるでアパートのようでした。
あっという間の2時間でした。
毎月第2・第4金曜日(10:00~)に開催されている本観察会、
開催から数十年が経ちますが、中止になったのは2回のみだそうです。
最後に今回のリーダーが「また何度でも参加してくださいね。
開催時にここ(箱根ビジターセンター)に集合すれば参加できますから。
必ず、毎回違った発見や楽しみがありますよ。」というと、
みなさんが深くうなづいていたことがとても印象的でした。
その年、その時期、その日にしか見つけられない箱根を見つけに来てみてください。
個性豊かなパークボランティアと思い出に残る一日を。
2013年06月17日梅雨の箱根
富士箱根伊豆国立公園 箱根 道又 静香
箱根の仙石原はいつもに増して湿度が高くなっております。
そんな梅雨の楽しみといえば、紫陽花(アジサイ)。
雨の中でみる色とりどりのアジサイは春から夏への季節の移ろいを感じさせますよね。
そんな折、開催されたのがこちらの自然観察会です。
~箱根地区パークボランティア主催 「初夏の箱根の滝を巡る」 6月8日(土)~
小涌谷から出発し、千条の滝、鷹巣山、飛竜の滝を経て、畑宿で解散するコースでした。
動植物だけでなく、閻魔大王や柱状節理、夫婦桜など見どころはたくさんあり、メモや写真撮影の欠かせない一日となりました。
[飛龍の滝]緑に囲まれ、迫力のある滝に感動しました。
午前中、あいにくの雨に見舞われましたが、その後はすっと晴れ渡りました。
このイベントではコアジサイの香りを楽しむことができます。
一般的にみられるアジサイには香りがありませんが、コアジサイは何とも言えない甘く上品な香りがします。
[コアジサイ]このコアジサイを目当てに(?)たくさんの方が参加されました。
この写真のように紫色が濃くなってきたら、良い香りのする合図です。
私にとって、雨の観察会は初めての経験でした。
[木漏れ日]雨のあとの日差しで緑が輝き、生き生きとしていました。
雨の森にはいつもと違った独特の雰囲気があり、梅雨ならではの自然観察会を楽しむことができました。
来年も開催予定ですので、ぜひ梅雨の箱根を楽しみに来てください!
2013年05月20日登山道補修の心得
富士箱根伊豆国立公園 箱根 道又 静香
先日、神奈川県と箱根町主催の箱根ボランティア活動に参加してきました。
活動内容は主に登山道の巡視や補修などです。
今回は1班約10名、3班に分かれ、
飛龍の滝探勝歩道、防ヶ沢コース、早雲山コースにて実施しました。
私は早雲山コースに参加しました。
杭や板などの資材に加え、のこぎりなどの道具を背負い、
汗だくになりながら登っていきます。
ボランティアの方々の手早い作業により、
みるみる登山道が歩きやすくなりました!
帰りはゴミを拾いながらの下山です。
誰かが捨てなければ誰もが拾わなくて済むのにと、
悲しい気持ちになりました。
登山道補修をするのは、
登山道の劣化(踏み付け、風化・浸食による)を防ぐためです。
そうすることで、安全にハイキングができます。
そして、自然に親しむ機会を増やすことで、
自然保護や環境保全に興味を持ってもらいたいと思っています。
つまり登山道は「自然を壊さないための人工物」なのです。
作りすぎてもダメ、なくてもダメ。
難しいですね。
登山道補修、ゴミ拾い…
こうした活動を通じて、自然を遺していけるといいなと
改めて感じた1日でした。
活動内容は主に登山道の巡視や補修などです。
今回は1班約10名、3班に分かれ、
飛龍の滝探勝歩道、防ヶ沢コース、早雲山コースにて実施しました。
私は早雲山コースに参加しました。
杭や板などの資材に加え、のこぎりなどの道具を背負い、
汗だくになりながら登っていきます。
ボランティアの方々の手早い作業により、
みるみる登山道が歩きやすくなりました!
帰りはゴミを拾いながらの下山です。
誰かが捨てなければ誰もが拾わなくて済むのにと、
悲しい気持ちになりました。
登山道補修をするのは、
登山道の劣化(踏み付け、風化・浸食による)を防ぐためです。
そうすることで、安全にハイキングができます。
そして、自然に親しむ機会を増やすことで、
自然保護や環境保全に興味を持ってもらいたいと思っています。
つまり登山道は「自然を壊さないための人工物」なのです。
作りすぎてもダメ、なくてもダメ。
難しいですね。
登山道補修、ゴミ拾い…
こうした活動を通じて、自然を遺していけるといいなと
改めて感じた1日でした。
2013年05月02日桜のあとのサクラ
富士箱根伊豆国立公園 箱根 道又 静香
今回は4月29日(月・祝)に開催された
自然に親しむ運動「スミレを探して春の仙石原を歩く」についてご報告します。
当日は見事に晴れ、すばらしいスタートを切ることができました。
この観察会は参加費(保険代)100円のみで箱根の自然を満喫できるとあって、
毎年ご好評をいただいており、今回も参加者は抽選でした。
参加者の皆さま、スタッフを合わせて80名を超える大所帯で出発です。
しかし、行動は班ごとなので、
箱根に詳しいパークボランティアのガイドから自然解説を聞くだけでなく、
質問もしやすいのが特徴です。
コースを進むにつれ、たくさんの種類のスミレに加え、
この季節だからこそ見られる植物にも出会うことができました。
中でも、ひときわ高い人気を博したのがこちらです。
スミレの女王といわれる「サクラスミレ」
一般的なスミレよりも大きく、色も鮮やかで桜のような花びらをしています。
サクラスミレとの出会いに多くの方が感嘆の声をあげ、
我も我もと撮影をしていました。
そして「今年も良い思い出ができました」とのお声をいただきました。
この観察会に参加して見るからこそ、サクラスミレに出会えた時の素晴らしさが一段と増すのだそうです。
素敵ことを言ってくださいますね。
参加者は8~84歳までと幅広い年齢層でしたが、
皆さま、仲良く楽しく元気よく!到着地点に到達することができました。
今後も様々な観察会を開催しますので、
ぜひ箱根の魅力を発見しに来てくださいね。
自然に親しむ運動「スミレを探して春の仙石原を歩く」についてご報告します。
当日は見事に晴れ、すばらしいスタートを切ることができました。
この観察会は参加費(保険代)100円のみで箱根の自然を満喫できるとあって、
毎年ご好評をいただいており、今回も参加者は抽選でした。
参加者の皆さま、スタッフを合わせて80名を超える大所帯で出発です。
しかし、行動は班ごとなので、
箱根に詳しいパークボランティアのガイドから自然解説を聞くだけでなく、
質問もしやすいのが特徴です。
コースを進むにつれ、たくさんの種類のスミレに加え、
この季節だからこそ見られる植物にも出会うことができました。
中でも、ひときわ高い人気を博したのがこちらです。
スミレの女王といわれる「サクラスミレ」
一般的なスミレよりも大きく、色も鮮やかで桜のような花びらをしています。
サクラスミレとの出会いに多くの方が感嘆の声をあげ、
我も我もと撮影をしていました。
そして「今年も良い思い出ができました」とのお声をいただきました。
この観察会に参加して見るからこそ、サクラスミレに出会えた時の素晴らしさが一段と増すのだそうです。
素敵ことを言ってくださいますね。
参加者は8~84歳までと幅広い年齢層でしたが、
皆さま、仲良く楽しく元気よく!到着地点に到達することができました。
今後も様々な観察会を開催しますので、
ぜひ箱根の魅力を発見しに来てくださいね。
2013年04月22日出会いの春
富士箱根伊豆国立公園 箱根 道又 静香
初めまして!
4月から箱根自然環境事務所のアクティブレンジャーとして
勤務しております、
道又(ミチマタ)と申します。
以後、よろしくお願いします。
さて、季節はもうすっかり春ですね。
箱根はまだ少し肌寒い日もありますが、
ポツリポツリとかわいい春が顔を出しています。
そんな折、箱根ボランティア解説員連絡会主催のミニ観察会に参加してきました。
箱根パークボランティアの方が自然解説をしてくださり、
様々な植物を観察することができました。
その中でも私が印象に残ったのはこちらです。
参加者の皆さんが夢中になって観察しているのは…
リンドウ科リンドウ属「コケリンドウ」です。
芝生に紛れてたくさん咲いていました。
花の直径が7~8mmと、とっても小さな花ですが、
見た目は立派にリンドウですよね。
何気なく通り過ぎてしまうような場所にも春の訪れを発見できました!
4月から箱根自然環境事務所のアクティブレンジャーとして
勤務しております、
道又(ミチマタ)と申します。
以後、よろしくお願いします。
さて、季節はもうすっかり春ですね。
箱根はまだ少し肌寒い日もありますが、
ポツリポツリとかわいい春が顔を出しています。
そんな折、箱根ボランティア解説員連絡会主催のミニ観察会に参加してきました。
箱根パークボランティアの方が自然解説をしてくださり、
様々な植物を観察することができました。
その中でも私が印象に残ったのはこちらです。
参加者の皆さんが夢中になって観察しているのは…
リンドウ科リンドウ属「コケリンドウ」です。
芝生に紛れてたくさん咲いていました。
花の直径が7~8mmと、とっても小さな花ですが、
見た目は立派にリンドウですよね。
何気なく通り過ぎてしまうような場所にも春の訪れを発見できました!
天気に不安の残る中、12名の子どもパークレンジャー(JPR)が誕生しました。
箱根ビジターセンターから大涌谷までのコースでは様々な目線で
たくさんの発見をすることができました。
やはりJPRの観察眼はとてもスルドイもので、
小さな虫やふしぎな木の実、においのする葉っぱなどなど。。。見逃しません。
JPR手帳と自然発見カードには発見したものの名前や特徴のメモとかわいい絵がいっぱいでした。
大涌谷での実験では五感で感じたものの正体を実際に目で見ることができました。
それはふしぎなニオイや黄色い土の正体とそこで育つ植物たちの違いです。
試験紙の変化で「ふしぎなもの」の正体の一つが「イオウ」であることに驚きました。
そしてそのイオウは自分たちの家の近くではなかなか感じられないものであり、
箱根火山である大涌谷だからこそありありと感じられることを知りました。
箱根ビジターセンターに帰ってから、今日発見したふしぎを新聞にまとめました。
発見したことが多すぎてまとめるのは大変でしたが、
レンジャーやアクティブレンジャー、パークボランティア、ビジターセンターの職員が
しっかりサポートをして和気あいあいと楽しく作業をすることができました。
仕上げに写真や実物を張り付けて、絵を描いてデコレーションをするととても見やすくなりました。
みんなで協力して今日のまとめをしながら素敵な新聞を作ることができました。
帰りのバスでは友達同士隣の席に座って楽しくおしゃべりをしていました。
行きのバスとは違った雰囲気を感じ、私もとても嬉しくなりました。
後日、気になるアンケート結果を確認しました。
なにか恐ろしいことが書いてあったら・・・と不安になりましたが、いらぬ心配でした。
「とても楽しかった」「来年もまた来たい」「来年は~をしたい」という言葉を見るたび、
来年にむけてさらに気合が入りました。