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アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]

関東地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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日光国立公園 那須

27件の記事があります。

2020年11月10日【那須】 箱庭山岳は絶景の嵐 前編

日光国立公園 那須 善養寺聡彦

みなさま、こんにちは。 日光国立公園 那須管理官事務所の善養寺聡彦です。

今回は、那須の最も基本的な登山ルートをご紹介します。

まだ那須の山に登ったことがない方、

那須ロープウェイには乗ったけど山頂駅周辺しか行っていないかた、

はたまた茶臼岳の山頂で満足して、そこから引き返してしまった方には、

重要な情報です。

那須といえば茶臼岳(那須岳とも呼ばれますが、周辺の山々全体をさして那須岳と呼ぶこともあります)。茶臼岳は山頂の真下までロープウェイで行けるので、とてもお手軽に登山ができる山と言えるでしょう。とはいえ、山頂は1915m、風が出ればかなりの強風になることもしばしばです。そして歩道は石が多くて大変崩れやすく転びやすいので、登山をする場合は、登山に適した靴、雨具や防寒具などの準備はしっかりしてください。

茶臼岳には、山頂へ登る歩道の他に、山をほぼ平行に一周する周回線があります。茶臼岳の隣には朝日岳があり、この二つの山への登山が、那須での基本中の基本と言えるでしょう。この二座はほぼ半日で回れるルートですが、ここは非常に変化に富んだ地形で、少し歩くと風景が次々と変わります。コンパクトに様々な絶景が詰め込まれていて、絶景の箱庭と言えるでしょう。

ロープウェイ山頂駅を降りると、目の前には茶臼岳の溶岩ドームが立ちはだかります。

植生がほとんど無い荒々しい山頂をもつ活火山です(昭和28年にも小噴火がありました)。少しでも火山に興味がある人なら、すぐにこれが溶岩ドームであることが分かるでしょう。頂上を目指して登って行くと、溶岩ドームから崩れ落ちたとみられる大岩がそこここに見られます。

            ちょっとアルプスっぽい?

そんな岩の中には・・・、

              【 岩の恋 】

山頂までは急坂ですが、ゆっくりでも40分ほどで到着できます。

山頂からは、南東に広がる広大な扇状地、那須野が一望できますが、

雲海の日もしばしばあります。

遠く日光や尾瀬の山々が、雲海に浮かぶ島のようです。

山頂の脇には火口があります。

火口と思われる地形は数多く有り、那須連山が様々に姿を変えてきたことが分かります。

次に、火口を一周して、周回路に降りて行きましょう。

周回路に降りると、やがて峰の茶屋跡避難小屋が見えてきます。

            【ナスのマチュピチュ❤】

以前は同じ場所に茶屋が営業していましたが、今は建てかえられて避難小屋になっています。

やっぱり マチュピチュ?

ここから隣の朝日岳に向かってみます。

急峻で荒々しい山で、見る方向によって様々異なる姿を見せてくれます。

緑と岩肌のコントラストが目を引きます。

朝日岳に向かう途中には、

誰が名付けたか、【恵比須大黒!!】

こうした荒々しい岩の絶景が次々と現れます。

恵比須大黒は、現在2本の奇岩から成り立っていますが、以前は3本だったそうです。

絶えず姿を変える、それが那須連山です。

 

今回はここまで。

次回は朝日岳に登頂し、その後茶臼岳の周回路に戻って茶臼岳の裏側(北側)を回ります。

まだまだ絶景は続く・・・。

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2020年10月09日【那須】那須連山・姥ヶ平の紅葉

日光国立公園 菅野敬雅

 こんにちは、日光国立公園 那須管理官事務所の菅野です。

 肌寒い日が増えてきましたね。私は早くもひざ掛けともこもこの上履きを引っ張り出して勤務しています。

●那須連山の紅葉情報

 さて、秋といえば紅葉。

 那須地域の紅葉シーズンは那須連山から始まります!

 去る10月7日、茶臼岳や朝日岳周辺の登山道を巡視してきましたので、見頃を迎えた紅葉や混雑具合の様子をご紹介したいと思います。

 残念ながら巡視日は霧が深く、特に朝は視界が真っ白でした。

 ただ、霧の晴れ間から時折覗く景色に期待が高まっていきます。

▲霧の晴れ間から...

 そして、霧が流れた一瞬の隙に見えた景色がこちらです。

▲熊見曽根から茶臼岳・姥ヶ平方面

 お昼頃になると、上空に分厚い雲が残るものの、周りの霧は大分晴れてきました。

 この日の最終目的地として、有名な紅葉スポットの姥ヶ平を訪れました。

▲茶臼岳側から姥ヶ平方面

▲姥ヶ平から茶臼岳方面

 シャッターを押す指が止まりません。

 帰りの時間が迫り、名残惜しさを感じながら姥ヶ平を後にしました。

 今週末の台風14号で葉があまり落ちないといいのですが...

 なお、紅葉の時期は駐車場・登山道ともに混雑しますので、登山の際は余裕のある計画をお願いします。

▲狭い岩場の道が多く、渋滞になることも。

 

▲(左図)那須ロープウェイは8:00時点(始発30分前)で建物の外まで列が伸びていました。

 (右図)峠の茶屋駐車場は8:15時点で満車。満車の際は大丸の駐車場をご利用ください。

●山の紅葉が終わっても...

 那須地域の紅葉シーズンはまだまだ続きます。

 紅葉前線が那須連山から麓に向かって下りてくると、那須平成の森でも紅葉が楽しめます!

 オススメは駒止の滝。

 那須平成の森のスタッフによると、今年の駒止の滝の紅葉のピークは10月20日以降になるのではないかとのこと。待ち遠しいですね。

▲駒止の滝の紅葉(2019年10月27日撮影、那須平成の森提供)

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2020年09月03日【花の名、改めて命名】

日光国立公園 那須 善養寺聡彦

みなさま、こんにちは。日光国立公園 那須管理官事務所の善養寺です。

以前から山野草の観察をして、できるだけ多くの植物の名を覚え、見分けられるようになりたいと思っています。これまでは決まったシーズンにしか時間がとれず、それぞれの植物の決まった時期の様子ばかりを見てきました。今回アクティブレンジャーになって、1つのフィールドでシーズンを通して過ごすことになりました。すると、1つの植物の季節的な変化を追って観察できるようになり、それぞれの植物について、より深い理解ができるようになりました。今回は、今までやや疑問を持っていた、「植物の名」に納得がいったことについて紹介します。扱う花の季節は過ぎていますが、来期に確認していただければ有り難いと思います。

その①【イワカガミ】

名前に漢字を当てれば「岩鏡」で良いと思われます。その名の由来は、「岩場に咲く鏡のように輝く葉を持つ植物」。といったところでしょう。

しかし、私が今まで出会ってきたイワカガミは、まあこんなもの。

まあ葉に光沢はあるけど・・・。

「鏡」?・・・。

もっと鏡っぽい葉は他の植物にも多いけど・・・。

まあいいか。

と、思っていました。

しかし、那須連山を歩く中で、鏡のように輝く葉に出会いました

本当はもっと光る葉なのですが、

光りすぎて上手な写真にならなかったので、

この写真にしています。

「鏡、と言ってよし。」と感じました。

ここで改めて私が命名します。 「岩鏡」 と。

その2【ショウジョウバカマ】

「ショウジョウバカマ」、初めてこの名を聞く人は、

思わず、「え、 なんと言いました?」と聞き直してしまうかもしれません。

漢字では「猩々袴」。

なおさらわからない。

猩々は、「髪や顔が赤い想像上の生き物」、「オランウータンや類人猿」、「酒好きな人」など様々に使われるようですが、まあ赤い顔ということで、赤~ピンクの花と理解できます。

では「袴」は?

おそらく葉が袴状ということなのでしょうが。

うーん、袴というか・・・。

もちろん現代的な衣類はない時代の命名なのでしょうから、

現代の感覚で計ってはいけないのですが・・・。

などと、ずっと悩んでいました。

ところが那須の岩場で、しっかり袴をはいた猩々に出会いました。

改めて私が命名します。 「猩々袴」 と。

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2020年09月02日【那須】増えすぎて困っています。

日光国立公園 那須 菅野敬雅

こんにちは、日光国立公園 那須管理官事務所の菅野です。

8月は暑い日が続きましたが、那須連山では既に秋の花々が見頃を迎えようとしています。

  

 ▲光を浴びるカリヤスモドキと茶臼岳   ▲道端に咲くオヤマリンドウ

  (いずれも8月28日撮影)

さて、今回は那須平成の森で実施している中型・大型哺乳類調査のお話の第3回目です。

 第1回:平成の森に生息している哺乳類たち

 第2回:何頭いるかな?

1. ○○○○○と○○○○が急増中!

 まずは下の折れ線グラフをご覧ください。

 

   ▲那須平成の森で確認された哺乳類の出現数の経年変化

 ニホンジカとイノシシの急激な増加が一目瞭然です!

 那須平成の森ではニホンジカがH27~H30にかけて毎年約1.5倍ずつ増加、なんとH30~R1にかけては約1.8倍も増加しています。イノシシはおおよそ2年ごとに倍増する傾向がみられています。

2. ニホンジカが増えると。。。

 樹皮剥ぎによって樹木が枯死してしまったり、林床植生が食べ尽くされてしまったりする恐れがあります。

 右下の写真は、那須平成の森から直線距離で25km南西に位置する塩原地域の林床の様子です。塩原地区ではここ10年間で林床植生が激変してしまったそうです。那須地域でもこのままニホンジカが増加していけば、林床から植生が失われてしまうかもしれません。

   

 ▲樹皮剥ぎ(那須平成の森)       ▲林床植生の衰退(塩原地域)

3. イノシシが増えると。。。

 地下茎を食べるために掘り起こすので、地面の荒廃が目立っていきます。

 

 ▲イノシシによる掘り起こしの様子(左図は那須平成の森、右図は那須平成の森近くにある八幡園地)

森林の生態系を守るために私たちに何ができるのか、考えさせられます。

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2020年07月02日【那須】 雲上の桜庭園

日光国立公園 那須 善養寺聡彦

みなさま、こんにちは。日光国立公園 那須管理官事務所の善養寺です。

春先の那須の大風には驚かされましたが、割合に天気に恵まれて、ここまで巡視を数多くこなしてきました。今回は報告が少々遅れましたが、528日に巡視した日の出平について紹介します。

那須のシンボル「茶臼岳」(1915m)から南につながる頂上を日の出平(1786m)と言います。この日はミネザクラの開花にあわせて巡視しました。那須の山々の登りは、「つづら折り」と言うよりは直線的に登りあげる登山道が多く、意外にキツイところがあります。しかしキツイ坂の途中にも、癒やしはあります。

<癒やし①> 咲き始めたアズマシャクナゲ



 

        <癒やし②> クロサンショウウオの卵塊と成体

 

                <癒やし③> 咲き始めたミネザクラと尾瀬の山々


頂上が近くなると坂は緩やかになるとともに、植生が変わります。樹木はなくなり、笹原となります。

冬場の雪と強風のため、また火山性ガスのため、森林が成り立たないのだと理解されます。

ところが、

いよいよ頂上に出ると、なんと樹林帯になっているのです。

           頂上が平らな日の出平は、まばらな森林が成立している。

冬は雪に覆われ、強風が吹き抜ける頂上になぜ樹林が成立するのか? 不思議です。

むしろ頂上の手前では森林が成立していないのに・・・

地形などからくるわずかな違いが、植物の生活に大きな影響を与えているのだろうと思います。

そして、この森の代表が、ミネザクラ。

なんとこの環境の中に桜の庭園があるのです。

             これがミネザクラです。

             桜?

             梅じゃないの?

             なにこの枝振り!!

過酷な環境に耐える桜の姿がここにありました。

あれ、でも・・・

大丈夫!    花も咲いています。

                     花つきが悪い?

                     そんなこと言わないでください。

                     この環境で頑張って咲いているのですから!

                     今年は花が少ないそうです。

                     また、木によって花つきが異なり、

                     今年はほとんど咲かないものがあるそうです。

                     花芽がほとんどない木もあります。

おわかりいただけますでしょうか? この枝振り



                風の吹き抜ける方向をしっかりと指し示しています。

こんな中、今年花をつける木と花をつけない木があるのです。

ふと、足下を見ると、

                  コミヤマカタバミ

頑張っているのは、桜だけではありませんでした。

最後に、ツーショット!

                 「ミネザクラ と 茶臼岳」

                 これぞ、那須のシンボル!!

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2020年06月23日【那須】那須高原におけるオオハンゴンソウ駆除活動計画

日光国立公園 那須 菅野敬雅

 こんにちは、日光国立公園 那須管理官事務所の菅野です。

 令和2年度の那須管理官事務所で実施するオオハンゴンソウ駆除活動計画についてお知らせします。

活動の背景

 那須高原地域では、過年度より特定外来生物であるオオハンゴンソウの侵入・生育が確認されてきました。オオハンゴンソウの侵入による影響として在来植生との競合が危惧されています。

 那須管理官事務所では、平成21年度より那須高原地域におけるオオハンゴンソウの駆除活動を地元ボランティアのご協力の元で実施しています。

▲特定外来生物オオハンゴンソウ

▲昨年の活動の様子

▲これまでの主な駆除活動場所(クリックで拡大)

令和2年度活動予定

■定期活動(地元ボランティアの協力の元行う駆除活動)

  6/4(木)、6/18(木)、7/16(木)、8/20(木)、9/10(木)※予備日は翌日

■その他活動

  次の活動を予定しています。

  ・三斗小屋宿跡での駆除活動

  ・他団体主催の駆除活動に講師として参加(昨年度の様子

  ・那須高原地域における生育状況調査

 実施結果については今年度の活動終了後にご報告できればと思います。

 長年の駆除活動により、場所によっては根絶が視野に入ってきたところもあります。粘り強く活動を継続し、那須高原の生態系保全に努めていきたいと思います。

◎特定外来生物についてはコチラ

◎オオハンゴンソウについてはコチラ

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2020年05月01日那須探訪事始め

日光国立公園 那須 善養寺聡彦

 みなさま、こんにちは。そして初めまして、那須管理官事務所の善養寺です。4月1日より那須管理官事務所に赴任しました。よろしくお願いします。那須はかなり昔、2回ほど訪れたことがありましたが、あまり詳しくはありませんでした。今回那須で暮らし、フィールドを歩くようになって、今まで持っていた那須のイメージが大きく変わりました。アパートの窓の向こうは那須野を代表するコナラとアカマツの森。まだ木々は芽吹いておらず、見通しの良い明るい林内。そこから毎日、というよりは1日中聞こえるドラミング。アカゲラが数羽飛び交っています。しかしこれは以前のイメージ通り。

 よく知らなかったことは、扇状地のため大きな水無川である蛇尾川があること。水利が困難なことはその土地の農産業に大きく影響し、那須の牧畜の発達につながることをうなずかせます。そして活火山である茶臼岳をはじめ那須連山が若い山岳であり、その裾野の森には常緑樹はほとんどなく、広大な落葉樹林になっています。もっともこれには、人の活動(放牧や薪炭林としての利用)の影響も多分にあるようです。そしてもっとびっくりしたのは、「風の強さ」。冬季の北関東のからっ風は知っていましたが、ともかくここは風が強く、

毎日のように吹く(誇張?)。那須湯本温泉の近くにある那須管理官事務所は標高およそ880m、茶臼岳を目の当たりにします。その山を超えてくる強烈な風。これに雪雲ものってくるので、山頂付近は毎日のように雪が降っています。しかしこの時期の雪はすぐに溶けてしまい、茶臼岳は毎日化粧のし直しをします。

               【茶臼岳(残雪の様子が毎日変わります)】

 4月16日、その茶臼岳に巡視に行ってきました。ロープウェイ山頂駅から少し登るとあっという間に山頂、そしてお鉢。緩やかな山麓の様相とは打ってって変わって、ゴツゴツ、ガラガラの岩、そこに絡む雪。「こんなに簡単にこの景観に出会えるのか」と驚きました。

【お 鉢】

【山頂辺は荒々しく砕けた奇岩でいっぱい】

 

 ここで風の強さを物語るものものを見つけました。山頂付近の岩には所々に着氷が見られます。その形は不思議というか芸術的。あるものは何かのエンブレムに採用されそうです。

                 【岩々には不思議な形の着氷】

         

 岩だけでなく、標識も下の写真の通りです。強い風が吹き抜けて行く様子を 想像させる造形です。

       

  【上の標識を横から見たところ】

 

 

 

 さて、ここで疑問? 「風がどちらから吹くとこうした着氷・造形ができるのでしょうか?」

 それからもう一つ造形物を見つけました。平らなところに岩の列が何列もできています。人が並べたのか、自然の造形なのか、不思議な景観です。

                   【きれいに並んだ岩に列】

 しかしこれは、かつての硫黄採掘の遺構だそうです。石をトンネル上に積んで、その中に硫黄を含んだ蒸気を通して、硫黄を昇華させたのだそうです。

 これから四季折々のたくさんの那須の自然にふれられると思います。なぜこの地形になるのか? なぜこの生物はここにいるのか? 悩みながら楽しみたいと思います。

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2020年04月22日【那須】早春の植物 in 那須平成の森

日光国立公園 那須 菅野敬雅

こんにちは、日光国立公園 那須管理官事務所の菅野です。

4月でも吹雪く日がある那須高原ですが、寒さに負けず早春の花々が咲き始めています!

那須平成の森の標高700m付近で見られた早春の植物(+菌類)をご紹介します。

なお、那須平成の森は感染症対策のため当面の間休館しております。

ご了承くださいますようお願い申し上げます。

本当稿で少しでも那須平成の森の様子をお楽しみいただければ幸いです。

▲ミヤマウグイスカグラ(深山鶯神楽)4月17日撮影

 早春のまだ明るい森の中で一際目立っていました。

 ピンク色の可憐な花です。名前がかっこいいですね。

▲キクザキイチゲ(菊咲一華)4月17日撮影

 木々の若葉が茂る頃には枯れてしまうスプリング・エフェメラルの一種。

 薄い花びらをつける儚げな印象の花です。こちらも素敵な名前ですね。

▲カタクリ(片栗)4月17日撮影

 早春の花の代表種の一つ。

 沢沿いで足の踏み場が無いほど咲いていました。

 こちらもスプリング・エフェメラルです。

▲ホコリタケの一種(きのこの仲間です)4月17日撮影

 倒木の脇からにょきにょき顔を出していました。

 頭部に空いている穴は胞子が噴き出した痕。

 見つけた時にはつついて胞子を噴き出させてみるとおもしろいですよ。

▼那須平成の森HPはこちら!(4月にリニューアルしたばかり!ぜひ覗いてみてください!)

 https://nasuheisei-f.jp/

▼那須平成の森Facebook

 https://www.facebook.com/nasuheiseinomori/

▼那須平成の森Twitter

 https://twitter.com/heiseinomori

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2020年02月13日【那須】何頭いるかな?

日光国立公園 那須 菅野敬雅

 こんにちは、日光国立公園 那須管理官事務所の菅野です。

 冬はまだまだ続きますが、だんだんと日が長くなり、春の訪れが少しずつ近づいてきているなと感じます。

 さて、前回の日記に引き続き、今回も「那須平成の森における哺乳類調査」についてのお話です。

■突然ですがクイズです

Q1.下の写真に写っているイノシシは何頭でしょうか??

(クリックで拡大)

Q2.下の写真に写っているニホンジカは何頭でしょうか??

(クリックで拡大)

↓ ↓ ↓ 答え ↓ ↓ ↓

A1.

イノシシは7頭でした!

A2.

ニホンジカは5頭でした!

 正解した方はいらっしゃるでしょうか?

 Q1の7頭目やQ2の5頭目を見つけられたらすごいです!

■実際の確認作業では...

 このように哺乳類調査では、森の中に設置されたセンサーカメラ(自動撮影カメラ)が撮影した写真を1枚ずつ確認し、どんな哺乳類が何頭写っているのか集計しています。

 ただ、実際の確認作業では、上のクイズよりもずっと見つけやすい方法で行っています。センサーカメラは3枚連写するように設定しているため、下の図のように連写された3枚の写真をコマ送りにして確認することで哺乳類の動きが分かりやすくなります。1枚の写真を見ただけでは、Q1の7頭目やQ2の5頭目は私には見つけられなかったと思います...。

▲7頭目のイノシシもコマ送りすることで見つけられる

 次回も哺乳類調査のお話についてご紹介できればと思います。お楽しみに。

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2020年01月29日【那須】平成の森に生息している哺乳類たち

日光国立公園 那須 菅野敬雅

 こんにちは、日光国立公園 那須管理官事務所の菅野です。

 全国同様、那須高原でも暖冬の影響で積雪が少なく、スキーをはじめとした冬のアクティビティが制限されて困っています。那須平成の森でもスノーシュートレッキングができるほどの積雪がまだありません。もっと雪が降ることを願うばかりです。

 最新の積雪情報については那須平成の森HPFacebookをご確認ください。Facebookではフィールドセンターにいるウサギが積雪状況を伝えてくれるようですよ。

 

▲那須平成の森の様子(1/27撮影)。スノーシューを履くにはササが隠れるくらいの雪がほしい!

 さて、那須管理官事務所では平成21年から那須平成の森にセンサーカメラ(自動撮影カメラ)を通年設置し、中型・大型哺乳類の生息調査を実施しています!(リスやネズミのような小型哺乳類は対象外)

 設置している15台のセンサーカメラから定期的に写真データを回収し、どんな哺乳類が写っていたのか集計しています。

▲写真データ回収作業(1/22撮影)

 今回は、これまでのセンサーカメラ調査で確認された哺乳類をご紹介します!

 確認されているのは以下の写真の12種。近年の出現数が多い順に並べてあります。

▲那須平成の森センサーカメラ調査において確認された中・大型哺乳類一覧

 近年出現数が増加している哺乳類や、カメラの前で見せた行動などなど、お話のネタはたくさんありますので、随時ご紹介していければと思います。お楽しみに。

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