2019年5月24日
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2019年05月24日おかげさまで大盛況!「アクティブ・レンジャー写真展」「黒船祭」
富士箱根伊豆国立公園 下田 齋田滉大
みなさま、こんにちは。
夕陽に染まる馬ロックにも負けないくらい、初夏の日差しにこんがりと日焼けした齋田です。
おかげさまで、当日記にて告知させて頂いた、「アクティブ・レンジャー写真展」「黒船祭」ともに大盛況のうちに終えることができました。
遠方から遙々足を運んで頂いたみなさま、弊所の出展をあたたかく迎えて頂いた実行委員会・地元商店街のみなさま、共同にて出展・展示をさせて頂いた企業・団体のみなさま、ご協力頂いた全ての方にこの場をお借りして心よりお礼申し上げます。
今回の日記では、「アクティブ・レンジャー写真展」と「黒船祭」の開催報告をさせて頂きます!
■環境省 アクティブ・レンジャー写真展 ―国立公園・野生生物の姿―
5月10日(金)から5月19日(日)まで、旧澤村邸ギャラリーにて開催しました。
本写真展では、九十浜や恵比寿島等の地元の景勝をはじめ、佐渡のトキや尾瀬の至仏山等、関東地方環境事務所管内における国立公園の美しい自然や野生生物の写真を多数展示し、多くの観覧者で賑わいました。
同時開催の「南豆の野鳥写真展」も大盛況で、野鳥談義に花を咲かせました!
展示の様子は5月15日(水)の日記(http://kanto.env.go.jp/blog/2019/05/15/)をご覧下さい。
■第80回 黒船祭
5月17日(金)から5月19日(日)まで、下田市各所にて開催されました。
記念式典や公式パレードをはじめ、花火大会、黒船サンセットコンサート、大道芸や路上ライブ等の様々な催しが繰り広げられ、大いに盛り上がりました!
会場の中心では開国市がオープンし、商店街や自治体による美味しそうな飲食ブースが軒を連ねる中、下田管理官事務所でも今年度初めて環境省のブースを出展させて頂き、国立公園やプラスチックスマートに関するパネルを多数展示しました。
【環境省のブースにお越し頂いた勝俣環境大臣政務官】
また、KIZUNAステージでは、みどりの日環境大臣表彰を受賞したマリンネット下田の鈴木代表をはじめ、勝俣環境大臣政務官らが登壇し、プラスチックスマートキャンペーンやビーチクリーン活動についてお話し頂きました。
【KIZUNAステージの様子】
翌日には、入田浜にて実施されたビーチクリーン活動にも参加させて頂き、地元のサーファーの方々らと海岸のごみ拾いを行いました。
ごみ拾いで一汗かいた後に心地よい潮風に吹かれながら眺める白い砂浜は最高でした!
5月30日(ごみゼロの日)には、全国一斉清掃キャンペーン「海ごみゼロウィーク」がスタートすることを記念して、キックオフイベントが開催されます。
下田管理官事務所管内からは外れますが、近隣にお住まいの方は奮ってご参加下さい。
ごみ拾いで汗を流すと最高に気持ちがいいですよ!海の未来を一緒に守りましょう!
「海ごみゼロウィーク キックオフイベント」
開催日程:2019年5月30日 AM9:30からAM11:00
集合場所:江の島に渡る大きな橋(弁天橋)下の広場
こんにちは!富士箱根伊豆国立公園管理事務所の三瓶です。
春の様子から一変、山肌は深緑になり、木々の間を吹き抜ける風に湿気を感じることが多くなってきました。
さて、今回は環境省が認定している「箱根地区パークボランティア」の活動をご紹介します。箱根地区では現在93名の方がパークボランティアに登録し、自然解説活動、自然環境の情報収集、登山道の補修活動、美化清掃など幅広く活動しています。
昨日は、今年度より始まった仙石原湿原内での自然情報収集活動が行われ、当職もどのように活動されるのか把握するため、同行してきました。
【仙石原湿原(左)と調査の様子】
仙石原湿原は、神奈川県で唯一湿原です。環境省の特別保護地区に指定され、さらにその一部は国の天然記念物に指定されているとても貴重な湿原です。3月に行われた山焼き(参照:2019年03月20日 箱根の春を告げる風物詩)によって維持されている湿原には多くの湿性植物が生育しています。
以下は調査中に見つけた植物をご紹介します。
【モウセンゴケ】食虫植物で湿原特有の植物です。
【アマドコロ】日当たりのよい場所に生える種類です。葉の付け根から吊り下げる花が特徴の植物です。
【サワフタギ】湿り気のある場所に生育する種類で湿原の周りに生育しています。維持管理をしないとこのような木々が多く生えてきます。
今回、植物はつぼみ、開花、実をつけているものを限定して調査をしましたが、約55種類以上の植物を確認しました。スゲの仲間がとても多く、専門家のお話によると箱根はスゲの仲間が生えやすい環境でそれらを観察するにはうってつけの場所だといいますが、素人の私には同定ポイントがとても難しく、お手上げ状態です。それらが分かるパークボランティアの知識に脱帽です。今後も引き続き調査をしていきたいと思います。
※一般の方がこの場所に立ち入って観察することは難しいですが、湿原に隣接する箱根湿生花園では同様な植物をご覧いただけます。そちらをご利用ください。