富士箱根伊豆国立公園 沼津
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2012年01月11日事務所から見た今日の富士山
富士箱根伊豆国立公園 沼津 橋本 和加子
2011年12月21日伊豆山稜線歩道
富士箱根伊豆国立公園 沼津 橋本 和加子
伊豆山稜線歩道は、名前の通り伊豆半島の尾根部分を歩くことができる歩道で、伊豆半島北西部の戸田峠から、半島東側に位置する天城高原までを結んでいます。
先日、この長い歩道の一部である戸田峠から棚場山間を巡視しました。
この歩道の1番の魅力は、やはり「眺望」ではないでしょうか。
達磨山山頂より西の景色
達磨山山頂では、360度の眺めを楽しむことができます。
また、山稜線の他の場所よりも比較的アクセスしやすい位置にあるため、最も多く人が訪れる場所です。
伽藍山の歩道より土肥を望む
この場所は小土肥駐車場から土肥駐車場へ向かう途中の歩道です。
なかなかな急斜面なので、歩く時には注意が必要です。
山稜線から東を見れば、天城山系が見られます。
この伊豆山稜線歩道に併走するように、西伊豆スカイラインが通っているので、
山稜線を歩くのはちょっと・・・という方も、所々で眺めを楽しめるようになっています。
伊豆と言っても、標高が高いこの場所は雪が降ることもありますし、道路も歩道も凍結の恐れがあります。
お出かけの際には、防寒対策や冬山用の道具などをご準備下さい。
先日、この長い歩道の一部である戸田峠から棚場山間を巡視しました。
この歩道の1番の魅力は、やはり「眺望」ではないでしょうか。
達磨山山頂より西の景色
達磨山山頂では、360度の眺めを楽しむことができます。
また、山稜線の他の場所よりも比較的アクセスしやすい位置にあるため、最も多く人が訪れる場所です。
伽藍山の歩道より土肥を望む
この場所は小土肥駐車場から土肥駐車場へ向かう途中の歩道です。
なかなかな急斜面なので、歩く時には注意が必要です。
山稜線から東を見れば、天城山系が見られます。
この伊豆山稜線歩道に併走するように、西伊豆スカイラインが通っているので、
山稜線を歩くのはちょっと・・・という方も、所々で眺めを楽しめるようになっています。
伊豆と言っても、標高が高いこの場所は雪が降ることもありますし、道路も歩道も凍結の恐れがあります。
お出かけの際には、防寒対策や冬山用の道具などをご準備下さい。
2011年12月07日富士山麓不法投棄防止統一パトロール
富士箱根伊豆国立公園 沼津 橋本 和加子
不法投棄については全国各地で問題となっていますが、静岡県では12月を「不法投棄撲滅月間」として、いつも以上に力を入れて街頭キャンペーンやパトロールを行っています。
先日、その事業の一環である「富士山麓不法投棄防止統一パトロール」に参加し、不法投棄されそうな車道脇やあまり人目につかない空き地などを重点的に見て回りました。
これまで行ってきた不法投棄対策の効果によって投棄物が見られなくなった場所もありましたが、それでもいくつかの場所では投棄物が見つかりました。
民家のない車道脇への不法投棄物
投棄物の中身を確認してみると、ペットボトルや空き缶・カップラーメンやお弁当などの容器といった家庭ゴミが多く、その他テレビやガスコンロ・布団などがありました。
今回発見された投棄物は、後日、市が中心となって回収・処理をします。
今月は「不法投棄撲滅月間」ですが、日頃からたくさんの人がパトロールや回収作業を行っています。
それでも不法投棄は後を絶ちません。
環境省でも多くの方に協力いただき、不法投棄対策などの取り組みを行っています。
http://www.env.go.jp/recycle/ill_dum/index.html(環境省不法投棄等対策関連のページ)
詳細については、こちらのページをご覧下さい。
先日、その事業の一環である「富士山麓不法投棄防止統一パトロール」に参加し、不法投棄されそうな車道脇やあまり人目につかない空き地などを重点的に見て回りました。
これまで行ってきた不法投棄対策の効果によって投棄物が見られなくなった場所もありましたが、それでもいくつかの場所では投棄物が見つかりました。
民家のない車道脇への不法投棄物
投棄物の中身を確認してみると、ペットボトルや空き缶・カップラーメンやお弁当などの容器といった家庭ゴミが多く、その他テレビやガスコンロ・布団などがありました。
今回発見された投棄物は、後日、市が中心となって回収・処理をします。
今月は「不法投棄撲滅月間」ですが、日頃からたくさんの人がパトロールや回収作業を行っています。
それでも不法投棄は後を絶ちません。
環境省でも多くの方に協力いただき、不法投棄対策などの取り組みを行っています。
http://www.env.go.jp/recycle/ill_dum/index.html(環境省不法投棄等対策関連のページ)
詳細については、こちらのページをご覧下さい。
2011年11月24日宝永山巡視
富士箱根伊豆国立公園 沼津 橋本 和加子
11月22日(火)、宝永山の巡視を行いました。
宝永山へは富士宮口登山道の六合目から宝永山遊歩道を歩いて1時間半~2時間ほどで行くことができます。
この日はとても天気が良く、歩道の様子などを確認するには最適な日でした。
宝永山山頂より。
御殿場や須走口方面もよく見えました。
午前中の宝永山遊歩道は人が少なかったのですが、午後になると多くの人が宝永山山頂まで、第一火口まで、第一火口分岐までなど、それぞれの楽しみ方で訪れていました。
宝永第一火口分岐より。
この写真でははっきり見えないと思いますが、本来の歩道から外れて新しいルートができ始めていました。
そのルートは本来のルートの上の急斜面にできており、落石の恐れがあります。また、小さな石が多く足元も不安定なので転倒の恐れもあります。
自分と他の人の安全のためにも、歩道を外れて歩くことのないようにお願い致します。
いよいよ富士山も本格的な冬の時期を迎えます。
今後は路面凍結や積雪が予想されることから、静岡県側の各登山道五合目までの道路が冬季閉鎖となります。
詳細は静岡県のホームページでご確認下さい。
http://www.pref.shizuoka.jp/kensetsu/ke-000/topics/mt_fuji_road.html
宝永山へは富士宮口登山道の六合目から宝永山遊歩道を歩いて1時間半~2時間ほどで行くことができます。
この日はとても天気が良く、歩道の様子などを確認するには最適な日でした。
宝永山山頂より。
御殿場や須走口方面もよく見えました。
午前中の宝永山遊歩道は人が少なかったのですが、午後になると多くの人が宝永山山頂まで、第一火口まで、第一火口分岐までなど、それぞれの楽しみ方で訪れていました。
宝永第一火口分岐より。
この写真でははっきり見えないと思いますが、本来の歩道から外れて新しいルートができ始めていました。
そのルートは本来のルートの上の急斜面にできており、落石の恐れがあります。また、小さな石が多く足元も不安定なので転倒の恐れもあります。
自分と他の人の安全のためにも、歩道を外れて歩くことのないようにお願い致します。
いよいよ富士山も本格的な冬の時期を迎えます。
今後は路面凍結や積雪が予想されることから、静岡県側の各登山道五合目までの道路が冬季閉鎖となります。
詳細は静岡県のホームページでご確認下さい。
http://www.pref.shizuoka.jp/kensetsu/ke-000/topics/mt_fuji_road.html
2011年11月01日子どもパークレンジャー大瀬崎(伊豆半島地域)を開催しました。
富士箱根伊豆国立公園 沼津 橋本 和加子
10月30日(日)、子どもパークレンジャーを伊豆半島の大瀬崎で開催しました。
大瀬崎はダイビングのメッカで、午前中のプログラムは「シュノーケリング体験」。
海に入る前に、インストラクターさんに道具の使い方や海の中でのサインなどを教えてもらい、その後、3人1組となって大瀬崎の海中の観察に出発です。
この日は少し冷たい風が吹いていたのですが、どうやら海の中は陸上よりも温かかったようです。
みんな寒さを感じている様子など微塵も見せずに、元気よく泳いでいました。
陸上に上がってきたみんなの口からは「魚がいっぱいいた!」「大きい魚を見た!」なんて声があがっていました。
みんなとても楽しかったようですが、水の中は体力の消耗が大きいので午後のプログラムまで元気が持つかな~と心配でした。
しかし、そんな心配をよそに、全員午後のプラグラムも元気よくこなしていました。
午後最初のプログラムは、「大瀬崎の自然を学ぼう!」をキャッチフレーズに、大瀬崎の中でウォークラリーを実施しました。
大瀬崎内の様子を観察しながらチェックポイントで問題を解いていくのですが、少し難しい問題もあったようで、みんな苦戦していました。それでも楽しく学べていたようでした。
チェックポイントを探して歩きます。
この頃からポツポツと雨が降り出したので、最後のプログラムである「海岸清掃」は、室内で別のプログラムを行うことにしました。
プログラム内容は、「○○の気持ちになってみよう」です。
この日の開催場所である大瀬崎には、国の天然記念物ビャクシン樹林があります。また、海の中に入れば様々な魚がいます。
そのことを踏まえて、みんなには「ビャクシン」と「クマノミ」になってもらい、海から流れ着くゴミやその環境などについて考えてもらいました。
みんな「ゴミを捨てないで」「海を汚さないで」という気持ちになったようですが、一方で「きれいにしてくれる人間もいる」ということも言っていました。
さて、このプログラムでこの日の活動は終了の予定だったのですが、みんなから「ゴミ拾いをしたい!」という声があがりました。
その気持ちがとても嬉しかったのと、雨の降りが弱まったこともあり、みんなで本来のプログラムである海岸清掃を行うことにしました。
各自袋を持って、燃えるゴミ・ペットボトル・缶ビンに仕分けながらゴミ拾いを行いました。
清掃時間は15分ほどでしたが、みんなのおかげで海岸に流れ着いていたたくさんのゴミを収集することができました。
このゴミ拾いで、この日の活動はすべて終了です。
最後にこの日1日を振り返ってまとめを行い、帰途につきました。
1日を振り返ったみんなの感想は「楽しかった!」「自然の大切さがわかった」「ゴミは捨てちゃダメ」「また参加したい!」など、楽しく学びながら自然の大切さを感じ取っていたようでした。
大瀬崎はダイビングのメッカで、午前中のプログラムは「シュノーケリング体験」。
海に入る前に、インストラクターさんに道具の使い方や海の中でのサインなどを教えてもらい、その後、3人1組となって大瀬崎の海中の観察に出発です。
この日は少し冷たい風が吹いていたのですが、どうやら海の中は陸上よりも温かかったようです。
みんな寒さを感じている様子など微塵も見せずに、元気よく泳いでいました。
陸上に上がってきたみんなの口からは「魚がいっぱいいた!」「大きい魚を見た!」なんて声があがっていました。
みんなとても楽しかったようですが、水の中は体力の消耗が大きいので午後のプログラムまで元気が持つかな~と心配でした。
しかし、そんな心配をよそに、全員午後のプラグラムも元気よくこなしていました。
午後最初のプログラムは、「大瀬崎の自然を学ぼう!」をキャッチフレーズに、大瀬崎の中でウォークラリーを実施しました。
大瀬崎内の様子を観察しながらチェックポイントで問題を解いていくのですが、少し難しい問題もあったようで、みんな苦戦していました。それでも楽しく学べていたようでした。
チェックポイントを探して歩きます。
この頃からポツポツと雨が降り出したので、最後のプログラムである「海岸清掃」は、室内で別のプログラムを行うことにしました。
プログラム内容は、「○○の気持ちになってみよう」です。
この日の開催場所である大瀬崎には、国の天然記念物ビャクシン樹林があります。また、海の中に入れば様々な魚がいます。
そのことを踏まえて、みんなには「ビャクシン」と「クマノミ」になってもらい、海から流れ着くゴミやその環境などについて考えてもらいました。
みんな「ゴミを捨てないで」「海を汚さないで」という気持ちになったようですが、一方で「きれいにしてくれる人間もいる」ということも言っていました。
さて、このプログラムでこの日の活動は終了の予定だったのですが、みんなから「ゴミ拾いをしたい!」という声があがりました。
その気持ちがとても嬉しかったのと、雨の降りが弱まったこともあり、みんなで本来のプログラムである海岸清掃を行うことにしました。
各自袋を持って、燃えるゴミ・ペットボトル・缶ビンに仕分けながらゴミ拾いを行いました。
清掃時間は15分ほどでしたが、みんなのおかげで海岸に流れ着いていたたくさんのゴミを収集することができました。
このゴミ拾いで、この日の活動はすべて終了です。
最後にこの日1日を振り返ってまとめを行い、帰途につきました。
1日を振り返ったみんなの感想は「楽しかった!」「自然の大切さがわかった」「ゴミは捨てちゃダメ」「また参加したい!」など、楽しく学びながら自然の大切さを感じ取っていたようでした。
2011年10月20日富士山富士宮口五合目公衆トイレ供用終了
富士箱根伊豆国立公園 沼津 橋本 和加子
先週10日、富士宮口五合目公衆トイレの共用が終了し、それに伴う閉所作業があったので立ち合ってきました。
作業は滞りなく行われ、問題なく閉所することができました。今年、ご利用・ご協力いただいた皆さま、ありがとうございました。
来年は7月1日から供用開始予定です。
この日はあまり天気が良くありませんでしたが、富士山五合目周辺の木々が色づいていてきれいでいした。
(2枚とも2011年10月13日 富士宮口五合目にて撮影)
しばらくは紅葉を楽しむことができそうですので、富士山五合目を訪れてみてはいかがでしょうか?
※標高2400mの場所なので、だいぶ寒くなっております。防寒対策はしっかりとなさって下さい。
富士山スカイラインは11月下旬まで通行可能ですが、17:00~7:30の間は通行止めとなりますのでご了承下さい。
詳細は静岡県のホームページよりご確認下さい。
http://www.pref.shizuoka.jp/kensetsu/ke-000/topics/mt_fuji_road.html
作業は滞りなく行われ、問題なく閉所することができました。今年、ご利用・ご協力いただいた皆さま、ありがとうございました。
来年は7月1日から供用開始予定です。
この日はあまり天気が良くありませんでしたが、富士山五合目周辺の木々が色づいていてきれいでいした。
(2枚とも2011年10月13日 富士宮口五合目にて撮影)
しばらくは紅葉を楽しむことができそうですので、富士山五合目を訪れてみてはいかがでしょうか?
※標高2400mの場所なので、だいぶ寒くなっております。防寒対策はしっかりとなさって下さい。
富士山スカイラインは11月下旬まで通行可能ですが、17:00~7:30の間は通行止めとなりますのでご了承下さい。
詳細は静岡県のホームページよりご確認下さい。
http://www.pref.shizuoka.jp/kensetsu/ke-000/topics/mt_fuji_road.html
2011年09月28日田貫湖利用者数調査カウンター
富士箱根伊豆国立公園 沼津 橋本 和加子
田貫湖の湖畔(展望デッキ近く)に、今年3月末からカウンターを設置しています。
田貫湖には湖畔を1周できる遊歩道が整備されている他、休暇村富士や田貫湖ふれあい自然塾、キャンプ場などの施設があり、多くの人が訪れています。
また、田貫湖周辺の豊かな自然環境や4月20日前後と8月20日前後に「ダイヤモンド富士」が見られることなどから、利用者数や訪れる傾向を調査する目的でカウンターを試験的に設置しました。
このカウンターは、富士山の登山者数調査で使用しているものと同じで、充電はソーラーパネルで行い、赤外線センサーの前を人が通るとカウントする仕組みになっています。
カウンターの場所でデータ回収などの作業をしていると、「これは何?」「電気はどこから引いてるの?」と声をかけられるので説明すると、みなさん「ああ、これがそうなんだ。初めて見たよ」と納得されます。
富士山でデータ回収作業をしている時も同じ経験をしますが、実物を見て知っていただけるのは良いことだな・・と実感します。
田貫湖を訪れた際には、ちょっと気にして見てみて下さい。
田貫湖展望デッキより(2011年1月10日撮影)
間もなくこんな姿も見られるようになります。
田貫湖には湖畔を1周できる遊歩道が整備されている他、休暇村富士や田貫湖ふれあい自然塾、キャンプ場などの施設があり、多くの人が訪れています。
また、田貫湖周辺の豊かな自然環境や4月20日前後と8月20日前後に「ダイヤモンド富士」が見られることなどから、利用者数や訪れる傾向を調査する目的でカウンターを試験的に設置しました。
このカウンターは、富士山の登山者数調査で使用しているものと同じで、充電はソーラーパネルで行い、赤外線センサーの前を人が通るとカウントする仕組みになっています。
カウンターの場所でデータ回収などの作業をしていると、「これは何?」「電気はどこから引いてるの?」と声をかけられるので説明すると、みなさん「ああ、これがそうなんだ。初めて見たよ」と納得されます。
富士山でデータ回収作業をしている時も同じ経験をしますが、実物を見て知っていただけるのは良いことだな・・と実感します。
田貫湖を訪れた際には、ちょっと気にして見てみて下さい。
田貫湖展望デッキより(2011年1月10日撮影)
間もなくこんな姿も見られるようになります。
2011年09月15日富士山夏山登山シーズン終了
富士箱根伊豆国立公園 沼津 橋本 和加子
2011年08月31日富士山一斉清掃
富士箱根伊豆国立公園 沼津 橋本 和加子
8月27日(土)、富士山一斉清掃(富士美須走登山口支部)に参加してきました。
富士山一斉清掃は、「富士山をいつまでも美しくする会」が毎年実施しているもので、富士宮支部・御殿場支部・須走支部があり、それぞれの登山道を中心に清掃活動を行っています。
この日の現地(静岡県小山町須走)は、朝から雨が降っていて「雨天中止」の心配がありましたが、無事に決行の運びとなりました。
雨が降る中、続々と参加者が集まります。
今年の参加者は400名以上でした。
開会セレモニー後、班に分かれてそれぞれの清掃活動を行う場所までバスで移動し、各々がゴミ袋を手にゴミ拾いを始めます。
須走口五合目に近づくほど雨足が強まりましたが、みなさん合羽を着こんでゴミ拾いをしていました。
それほどゴミはないと思われましたが、道路上にはタバコの吸い殻が、道路脇の草むらや少し山の中に入った場所には空き缶やお菓子の袋などがありました。
参加した班で集めたゴミ
この清掃活動は来年も実施されると思いますが、その時にはもっとゴミが少なくなっていることを願います。
富士山一斉清掃は、「富士山をいつまでも美しくする会」が毎年実施しているもので、富士宮支部・御殿場支部・須走支部があり、それぞれの登山道を中心に清掃活動を行っています。
この日の現地(静岡県小山町須走)は、朝から雨が降っていて「雨天中止」の心配がありましたが、無事に決行の運びとなりました。
雨が降る中、続々と参加者が集まります。
今年の参加者は400名以上でした。
開会セレモニー後、班に分かれてそれぞれの清掃活動を行う場所までバスで移動し、各々がゴミ袋を手にゴミ拾いを始めます。
須走口五合目に近づくほど雨足が強まりましたが、みなさん合羽を着こんでゴミ拾いをしていました。
それほどゴミはないと思われましたが、道路上にはタバコの吸い殻が、道路脇の草むらや少し山の中に入った場所には空き缶やお菓子の袋などがありました。
参加した班で集めたゴミ
この清掃活動は来年も実施されると思いますが、その時にはもっとゴミが少なくなっていることを願います。
また、溶岩と海の浸食作用で形成された海岸線や松林が見事な景勝地で、多くの人が訪れる場所でもあります。
(門脇灯台下より)
この松林を、マツノザイセンチュウ病による松枯れから守るための作業『薬剤の樹幹注入』が、毎年冬に地元の方達によって行われています。
今年も、1月15日(日)に作業が行われたので、私も参加してきました。
本来の予定は1月14日でしたが、この日は早朝から雨が降り、作業を行っても松の木が薬剤をうまく吸い上げることができないため、翌日に延期となったのです。
※松の木が薬剤を吸い上げるには、松の木自体の蒸散が活発にならなければなりません。
樹幹注入作業は、次のような手順で行われます。
・樹木医の先生が指定した場所にドリルで穴を開ける。
・穴に水を入れ、薬剤注入用のボトルを差し込む。
・薬剤をボトルに流し込み、ガスで圧力をかけて注入を開始する。
・一定の時間を置いて薬剤の吸い込み具合を確認し、吸いの良くない場所から良い場所へ薬剤を移す。
・注入終了時間が来たら、すべての道具を松の木から外し、開けた穴を専用の塗布剤で埋める。
数人で分担して手際良く作業していきます。
(穴埋めをした注入部分)
早朝6:30に集合して始まった樹幹注入作業が終わったのは、およそ15:00でした。
地元の方達が行う樹幹注入作業は、今年で10回目となりましたが、今後も松林の保護や景観保全のために続けられる予定です。