
アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]
【小・中学生向け】国立公園について学ぼう!⑤ ~国立公園を守り、次の世代につなげよう~
2026年07月14日
沼津
富士山(ふじさん)とむかしからつづく自然(しぜん)を大切(たいせつ)にする心(こころ)
みなさん、こんにちは。今年も7月から富士山が開山しました。
富士山のある富士箱根伊豆国立公園は、今年で90周年をむかえました。「国立公園について学ぼう」の5回目は、沼津管理官事務所からむかしも今も自然を大切にしてきたことについてお話します。
むかしも今も、富士山の自然は大切にされてきた
富士山は、むかしから人びとに大切にされてきました。その理由を富士講という活動からみてみましょう。
富士講(ふじこう)ってなに?
富士講は今から約400年まえ、江戸時代にひろまりました。当時の人々は 富士山は神さまの山だと考えていました。そこで、みんなでグループをつくりいっしょにお参りしたり富士山に登ったりしました。これを富士講といいます。
自然環境(しぜんかんきょう)とのかかわり
富士講の人々は、富士山を神さまの山だと考えていました。そのため、山をよごしたりしませんでした。「自然を守ろう!」と思っていたわけではないけれど、富士山を神さまだと思って大切にしたことで自然も守られていたのです。
たくさんの富士講の人たちが富士山にやってきたので、富士山の近くに住む人の中には、富士講の人たちに休む場所や食べものをあげたり、道の案内をしたりする仕事をしていました。富士山の近くに住む人たちにとっても、神さまのいる山というだけではなくまいにちのくらしのためにも大事な山だったので大切にされていました。
富士講や富士山の近くに住むの人たちは、みんなで協力して山の道や宿を大切にしたり、水や森を守ったりしていました。こうして、みんなで富士山の自然を大切にして使うことができていました。みんなで協力したり工夫したりして、自然を守りながら使うことができていたのです。富士講の人たちは富士山を大切にすることで、富士山の環境を守っていました。
今の富士山はどうなっているの?
今の富士山も富士箱根伊豆国立公園の一部として守られています。国立公園は、美しい自然を大切にしながら、みんなが楽しめる場所です。きれいな山や森や海や湖などがあり、そこにいる動物や植物がこれからもくらしていけるように守らています。
また、国立公園は、自然を守りながらもその自然を楽しめるように道や展望台などがつくられています。人と自然がなかよくくらし、未来までまもるため自然を楽しむときにはいくつかのマナーやルールがあります。例えば、
・ゴミをすてない
・植物や石を持ちかえらない
・生きものを大切にする
などといったマナーとルールがあります。
富士箱根伊豆国立公園には富士山のほかにも、箱根や伊豆の山や海など日本を代表するうつくしい自然がたくさんあります。マナーやルールを守って散歩をしたり自然を観察したりきれいな景色を見たりとむかしから大切にされてきた自然を楽しみながら変わらずに残していきたいですね。
むかしと今(いま)も、つながっている!
富士講の人たちが持っていた「富士山を大切にする心」は、今の富士箱根伊豆国立公園にもつながっています。
時代がかわっても自然を大切に思う心はかわっていません。わたしたちもできることからはじめて自然や生き物、きれいな景色を未来につなげていけたらいいですね。
読んでくれてありがとう。じぶんにもできそうなことに✔をつけてできることからはじめてみよう!
できることから始めよう!~自然を大切にするチェックリスト~
□ ゴミをすてずに、持ち帰る
□ 砂や石をもち帰らない
□ 花や木のえだをむやみに折らない
□ 野生の生きものを追いかけたり、むやみにつかまえたりしない
□ 自然の音や景色を楽しむ
□ 水や電気を大切に使う
いくつできるかな?全部できたらすばらしい!