富士箱根伊豆国立公園 箱根
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2015年12月08日箱根地区パークボランティアの勉強会開催
富士箱根伊豆国立公園 後藤香奈
毎日寒くなってきましたね!
今回は12月5日(土)に箱根地区パークボランティアに対する
平成27年度第2回パークボランティア研修
「箱根火山を学ぶ」が開催されましたのでその様子をお届けいたします。
今回は、神奈川県温泉地学研究所の萬年一剛氏を講師としてお招きし、
箱根火山について、講義・野外実習をして頂きました。
箱根火山というと、今年度の5月から活動が活発化していた大涌谷周辺ですが、
11月20日(金)に噴火警報レベルが1(活火山ということに留意)に下がりました。
※ただし現在も濃度の高い火山性ガスにより大涌谷への立入規制は継続されております。
室内での講義では「箱根火山について」「2015年の大涌谷」などの説明や
箱根パークボランティアの皆さんがあらかじめ考えていた質問にも答えて頂きました。
皆さん、噴気の様子などの動画を前のめりになりながら見ておりました!
野外実習の湖尻峠・長尾峠では山体崩落や地層の説明を聴きました。
風も少なく、日差しの暖かい晴天の中野外観察が出来てよかったです!
富士山の様子もよく見えますね!
今回の箱根地区パークボランティア研修は、
箱根地区パークボランティアの方達も気になる「箱根火山について」ということで、
本日までの疑問解消や今後の活動に生かせる内容ばかりでした。
今後も、パークボランティアの皆さんと一緒に
箱根に訪れる皆さまに、箱根の今や魅力をより伝えていきたいと思います!
2015年11月27日第1回子どもパークレンジャーが開催されました!
富士箱根伊豆国立公園 後藤香奈
今月の11月15日(日)に
環境省 子どもパークレンジャー事業
「箱根で大ぼうけん!~火山のナゾを探れ~」が開催されました。
(主催:環境省箱根自然環境事務所 運営:NPO法人ホールアース研究所
後援:箱根ジオパーク推進協議会)
当日は曇りと晴天が繰り返し、「快晴」とまではいきませんでしたが、
参加してくれた子どもパークレンジャー達は真剣に
火山学者からの分かりやすい火山の話や、
環境省レンジャーから国立公園や仕事の話を聞いたりしました。
屋外でも、コーラを振って噴火の実験をしたり
紙粘土で出来た噴石実験器具を使って、防災について楽しく学ぶことが出来たようです。
その他にも
自然発見のビンゴカードを埋めながら姥子駅まで歩き
実際の噴煙が見える位置から
火山学者の説明を聞くなど、盛りだくさんの内容でした!
(噴煙は残念ながら曇りで見られませんでした...)
今年度の箱根子どもパークレンジャーは同じプログラムで『後1回』開催されます!
第2回:12月6日(日)←詳細はこちら
締切り:11月29日(日)
興味を持って下さった方は是非詳細を確認してみてくださいね。
お待ちしております!
2015年11月05日芦ノ湖クリーンアップキャンペーン
富士箱根伊豆国立公園 宍戸弘城
先月下旬に芦ノ湖クリーンアップキャンペーンが行われました。
今回で18回目を迎えるこの活動に今年も沢山の方々が参加しました。
湖畔の道や浜など、それぞれ担当の場所へ移動して清掃活動が行われました。
船で沿岸を移動していると枝に絡まったビニール類が目立ちました。
岸にあがると、ビニールやペットボトルなど分解されないごみが目につきます。
そして、小さな浜に着くとそこにはタイヤとソファーが!
観光客の方が休む浜でこんなゴミがあると残念な気持ちになりますね。
来年はこのようなゴミが見つからないよう願っております。
2015年11月04日箱根ジオパーク「富士箱根伊豆一望の箱根黒岳へ」
富士箱根伊豆国立公園 宍戸弘城
10月31日に箱根ボランティア解説員連絡会主催の自然観察会「富士箱根伊豆一望の箱根黒岳へ~箱根外輪山から富士山、神山、駒ケ岳、駿河湾展望を~」が催されました。
今回は42名もの方が参加されました。当日は快晴とはいかずあいにくの曇り空でしたが、暑すぎず寒すぎず歩きやすい天候でもありました。
箱根ビジターセンターを出発し、まずは芦ノ湖の湖尻水門、深良水門へと向かいました。江戸時代に作られた深良用水の歴史のお話しは皆さん興味深そうに聞いていました。
深良水門から箱根外輪山へは一気に登ります。まずは石畳を登って湖尻峠へ。
そして湖尻峠で視界が開けたらもうひと登りです。
上まで登ると芦ノ湖や、駒ケ岳、神山や大涌谷の噴煙などが望めました。さっきまでは芦ノ湖畔にいたのにだいぶ登ってきたことがわかります。
また反対側を向くと静岡側の駿河湾が見えます。
ここでパークボランティアの方から箱根火山や伊豆半島の成り立ちなどのお話しを聞きました。
コースの後半になると天気も少し良くなり、富士山も少しだけ顔を出してくれました。
今回のコースはわりと高低差があったのですが、皆さん健脚で怪我もなく無事完走いたしました。
今年度の自然に親しむ運動の申し込みは全て終了してしまいましたが、また来年度も様々なプログラムが催されますのでぜひご参加ください!
2015年10月22日集まれ!子どもパークレンジャー in 箱根!!
富士箱根伊豆国立公園 後藤香奈
今年もやってきました!
小中学生を対象に、環境省レンジャー(自然保護官)と一緒に国立公園内で自然環境学習などを行う
【子どもパークレンジャー】が11月と12月に2回開催されます。
「箱根で大ぼうけん! ~火山のナゾを探れ~」
・主催:環境省箱根自然環境事務所
・運営:NPO法人ホールアース研究所
・後援:箱根ジオパーク推進協議会
〔写真:平成25年 子どもパークレンジャーの様子〕
今回は 『小学生5年生~中学3年生』 を対象としております。
日程は
① 平成27年11月15日(日)9:45~15:30 (※締切:11月8日(日))
または
② 平成27年12月6日(日)9:45~15:30 (※締切:11月29日(日))
各20名定員となっております。ご都合の良い日程をお選びください。
※①、②と内容は同じものです。
環境省のレンジャーや火山学者のお話を聞いたり、
箱根ビジターセンターから姥子駅までの道のりを
自然観察しながら宝探しビンゴゲームをします!
※大涌谷及び噴火規制区域には入りません。
詳しくは環境省のページを
開催場所の情報は箱根ビジターセンターのページをご確認ください!
箱根では気温が変わりやすいですので、防寒着をしっかりとお持ち下さい!
多くの子どもパークレンジャーのご参加をお待ちしております!
〔写真:平成20年 子どもパークレンジャーの様子〕
2015年10月16日秋の箱根を楽しみませんか?~今年度最後の自然観察会ご案内~
富士箱根伊豆国立公園 箱根 後藤香奈
すっかり寒くなってきましたね。
今年度、最後の自然観察会のお知らせをいたします!
紅葉の綺麗なこの時期、歴史と秋を感じながら箱根を楽しむ自然観察会が開催されます。
平成27年11月10日(火)9:30~14:30(予定)
「紅葉の箱根路を訪ねて」自然観察会
・主催:自然に親しむ運動
・開催担当:環境省 箱根自然環境事務所
【恩賜箱根公園~旧東海道杉並木・石畳~お玉が池~精進池】を
歴史や秋の景色を楽しみながら、
箱根に詳しいパークボランティアと一緒に観察します。
距離3.5km、標高差150mの道のりで【箱根路】を楽しみましょう!
詳しくは環境省のページを、
集合場所の情報は恩賜箱根公園のページ
解散場所の情報は石仏群と歴史館のページからご確認ください。
なお50名を越えた場合は抽選となりますのでご了承ください。
多くの皆様のご参加をお待ちしております!
防寒対策をお忘れなく!
2015年10月06日「バリアフリーで楽しむ秋の箱根」開催されました!
富士箱根伊豆国立公園 箱根 後藤香奈
10月3日(土)
箱根で、大人気のバリアフリー観察会「バリアフリーで楽しむ秋の箱根」が
箱根ボランティア解説員連絡会と環境省箱根自然環境事務所の共催にて開催されました。
【協力:箱根リハビリテーション病院、一般財団法人自然公園財団箱根支部】
今回の自然観察会「バリアフリー観察会」は、
からだの不自由な方、高齢の方、小さな子どもなど全ての人に楽しんで頂くことを目的として、
毎年箱根で催されております。
今年度は数日前までの豪雨と強風により、開催が多少心配されておりましたが、
当日は雲もほとんど無く、晴天に恵まれ気持ちよく観察会を行うことができました!
参加された十九名の方は、箱根パークボランティアの案内のもと
箱根ビジターセンター周辺のバリアフリー観察路や
芝生の上を進みながら、五感を使って箱根の自然を楽しみました。
紅葉した落ち葉を使ってのネイチャーゲーム「落ち葉のステンドグラス」も大好評でした!
穴の空いた台紙に落ち葉を貼り付け、空に透かしてみると...!
是非皆さんも身近な葉っぱで試してみてくださいね!
4時間時間をかけて、ゆっくりと歩きながら、
きっと参加された皆さんに秋の箱根を感じて頂けたかと思います。
今回のバリアフリー観察会、秋晴れしたこの日に開催できてよかったです。
今年度の自然観察会も残りわずかとなりました。
それでは皆さま、次の自然観察会でお待ちしております!!
是非ご参加ください!
2015年10月05日「国立公園・野生生物フォトコレクション」開催のお知らせ
富士箱根伊豆国立公園 宍戸弘城
10月2日(金)から10月25日(日)まで箱根ビジターセンターにおいて「国立公園・野生生物フォトコレクション」が開催されています。
この写真展では関東の国立公園・国指定鳥獣保護区で働くアクティブレンジャーによる、その地域の魅力が詰まった動植物や風景の写真が展示されています。
現在、関東地方環境事務所管内には6つの国立公園(日光・尾瀬・秩父多摩甲斐・南アルプス・富士箱根伊豆・小笠原)と14の国指定鳥獣保護区(小佐渡東部・佐潟・福島潟・瓢湖・谷津・涸沼・渡良瀬遊水地・祇苗島・大野原島・北硫黄島・西之島・鳥島・西之島・小笠原群島)があり、16人のアクティブレンジャーが活躍しています。
アクティブレンジャーは主に野外の業務を担っており、そんな彼らが目にした美しい光景を写真という枠に切り抜きました。
佐渡の雪景色の中のトキや、小笠原の南国の風景、南アルプスの山々など、箱根にいながらにして様々な場所へトリップしたような気分になる、そんな写真展です。
もちろん、現在は立ち入り規制で入れない大涌谷付近の景色など箱根の美しい写真も沢山あります。
開催場所
(神奈川県足柄下郡箱根町元箱根164)
開催期間
平成27年10月2日(金)から平成27年10月25日(日)
入場料
無料 ※駐車場あり
2015年09月17日シカの食害見学会
富士箱根伊豆国立公園 宍戸弘城
8月29日に小田原山盛の会が主催する箱根外輪山におけるシカの食害状況を見学する会が開かれました。小田原山盛の会では現在定期的に箱根外輪山でシカの食害を調査していて、その被害の実態を周知するために今回の会が催されました。
環境省では、神奈川県や箱根町と協力して、箱根地域におけるシカの分布状況の把握や、対策の検討を行っているため、業務の参考にするために、今回の会に参加したものです。
当日には周辺市町村、関係団体の方たちが多く参加され、シカ問題に対する関心の高さがうかがえました。案内は元東京農工大学教授の古林先生が行いました。
今回のルートは外輪山を南足柄市側より登り、箱根町との境あたりを主に見学しました。
まずは南足柄の桧山林道を通って山に入りましたが、林道の法面の草が食べられて牧草地のようになっていました。よく観察してみると、ほとんど全ての植物に食痕があることがわかります。またヒヨドリソウのようなシカが好まない植物だけが残っています。
森の中でも獣道や足跡、糞などが確認できます。
新しい皮剝ぎ被害の跡。
枝折り被害。
何度も食べられた葉は矮小化する。
林内に下層植物がほとんどない状態。
普段何気なく通り過ぎてしまうような光景でも、よく観察してみるとシカの痕跡が沢山残っていることに今回気付かされました。
箱根全体ではシカの被害はまだそれほど大きくありませんが、箱根の外側から徐々にシカが侵入していることが伺えました。
環境省では、箱根町内の5個所にモニタリング用の10m四方の柵を設置し、その内外の植物を比較することにより、シカの影響の調査をしています。
箱根でもシカの被害が徐々に広がっている現在、今後も新たな調査、対策を検討していきたいと思います。
12月6日(日)に
例年箱根パークボランティアの皆さんで実施している
冬の清掃活動『クリーンデイ』が行われ、私も参加してきました。
軍手に火ばさみ、ゴミ袋、《美化清掃中》のタスキを掛けて
各班、箱根ビジターセンターを出発しました。
コースは箱根ビジターセンター周辺、深良水門、姥子駅、湖尻周辺、と
各方面へ向かい、皆さんゴミ袋を一杯にして帰って来ました。
鍋や何かの部品などもありましたが、缶やビン、ペットボトルも多かったようです。
落ち葉の下や土の中に埋まっているゴミは見つけられた分は掘り返して回収しました。
全て簡単に捨てられるものですが、
反対に探すのも拾うのも時間・体力を使う大変な作業です。
鞄から落ちないように、風に飛ばされないように、手から落ちないように
皆さまもお気を付けくださいね。
箱根パークボランティアの皆さま、寒い中お疲れ様でした!