富士箱根伊豆国立公園 箱根
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2015年06月04日箱根地区パークボランティア第7期生認定!
富士箱根伊豆国立公園 後藤香奈
環境省では国立公園において、
自然観察会などの解説活動や美化清掃、動植物の保護、利用施設の簡単な維持補修など、
自然環境の保護と国立公園の適正かつ快適な利用の推進に寄与することを目的としている
パークボランティアを置いています。
パークボランティアの募集は不定期に行われており、
富士箱根伊豆国立公園箱根地区では、第7期生として平成26年に募集をかけたところ、
26名の方が応募してくださいました。
認定されるまでは、実技や、
講義などの養成研修をいくつも受けて頂きます。
そして、平成27年度5月30日(土)に
箱根地区パークボランティアの第7期研修生が養成研修を終了し、
新たなメンバーとして認定されました!
現在箱根地区では92名もの方が活動を行っています、(平成27年6月現在)
富士箱根伊豆国立公園箱根地区に訪れる方に、
より楽しんで頂けるよう、箱根に詳しい案内人が一緒に歩いて説明いたします。
ぜひ、開催される自然観察会などにお越しください!
箱根ビジターセンターのホームページでも
http://www.mmjp.or.jp/HakoneVisitorCenter/
【箱根パークボランティア情報】や自然観察会の情報が掲載されておりますので、
確認してみてください!
2015年05月28日巡るススキの色模様
富士箱根伊豆国立公園 宍戸弘城
江戸~昭和初期まで仙石原のススキは屋根材や堆肥、牛馬の飼料などとして利用され、その結果、ススキ草原としての美しい光景も維持されていました。しかし、人々がススキを利用しなくなり火入れや刈り取りが行われなくなると、そこに灌木が生い茂るようになりました。
森林化を防ぎ、美しい景観や陽が必要な植物を守るため、現在再び火入れが行われるようになりました。
3月に行われた火入れによって1度全てが焼け野原の様になってしまったススキ草原。
(火入れの様子は2015年3月31日『仙石原湿原・ススキ草原の山焼き』をご覧ください)
それから2ヶ月、現在はすっかり緑の草原に変わっています。
穏やかな日差しを浴びて成長を続けるススキ。
秋以外の季節にススキ草原を訪れる人はあまり多くはありませんが、一面緑の景色も良いものです。
これからも季節の移り変わりと伴に徐々に色を変え、秋には黄金色の絨毯になってまた私たちの目を楽しませてくれることでしょう。
2015年05月27日「小さな動物探検隊出動!」
富士箱根伊豆国立公園 後藤香奈
5月23日(土)に、自然に親しむ運動自然観察会の一つ
「箱根の動物探検隊」が、箱根町立森のふれあい館
(芦ノ湖西岸に位置し広場などがある箱根やすらぎの森の中心的施設)にて
開催されました!【主催:公益財団法人神奈川県公園協会】
参加者の皆さまはご家族で参加をしてくださり、親子で楽しく探検しました。
森のふれあい館の中で探検用ノートを見ながら、剥製の動物たちを探します。
隠れている動物が見つからず、みんなで探し回りました!
野外にて、イノシシが掘った穴や、動物の足跡、ノウサギの糞も探しました。
子どもたちはたくさん見つけてくれ、「こっちにあるよ!」と声を掛け合ってくれました。
広いフィールドの中でいくつも動物の痕跡を見つけることができて凄いですね!
これからも周りのいろんな不思議なことを探してください。
箱根の噴火が心配...という声もありますが、
警報が出ているのは箱根の中でも大涌谷周辺(箱根山)とほんの一部です。
箱根町ホームページ【箱根町周辺の火山・地震活動】
http://www.town.hakone.kanagawa.jp/hakone_j/ka/soumu/saigai02.html や
国土交通省 気象庁ホームページ【箱根山の活動状況】
http://www.data.jma.go.jp/svd/vois/data/tokyo/STOCK/activity_info/315.html
から発信されている最新情報を確認し、心配をし過ぎず、
楽しんで今後の観察会も参加をしてください!
今後の皆さまの参加をお待ちしております!
2015年05月01日春のスミレを見るために♪
富士箱根伊豆国立公園 後藤香奈
4月29日(水・祝)に、「箱根地域自然に親しむ運動」の今年度最初の
自然観察会が環境省の主催で行われました。
例年行われており、人気が高い「スミレを探して春の仙石原を歩く」です。
特に今年度は定員が100名のところ、234名もの方が応募してくださいました!
今回惜しくも落選された方は次回の自然観察会でお待ちしておりますね。
当日は天候にも恵まれた中、朝9時30分から開会式を行い、出発しました。
仙石原の約8kmを箱根地区パークボランティアの方の
解説(箱根地域や植物、野鳥等)のもと、ゆっくりと歩いていきます。
タチツボスミレやマルバスミレなどスミレ以外にも、
カキドオシ、ムラサキケマン、クサボケ、ゴマギなどの植物も発見しました。
タチツボスミレはいろんな所で見ることが出来ました。
綺麗な色ですね。
シートを広げ昼食を食べ、再度出発!
最後のほうにはサクラスミレが一輪咲いているのを見つけました。
大きい花びらの開花状態が見ることが出来て本当に良かったです!
少人数班で箱根のおすすめコースを、
案内人が[箱根の自然][箱根の歴史]などを紹介しながら歩く
平成27年度「自然に親しむ運動」は全9回開催されます。
また、箱根地区パークボランティアが主催とする自然観察会も4回開催されます。
お子さまが参加出来るものから、バリアフリーのもの、英語対応のものまで
いろんなプログラムがありますので、是非
箱根ビジターセンターホームページの「お知らせ」
http://www.mmjp.or.jp/HakoneVisitorCenter/
をチェックし、参加申込をしてください!
お待ちしています!
2015年04月14日今年最初の箱根ミニ観察会に参加しました!
富士箱根伊豆国立公園 後藤香奈
初めまして!4月から、箱根自然環境事務所のアクティブレンジャーとして
勤務しております後藤 香奈(ごとう かな)です。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
箱根はまだ少しだけ寒さが残っているみたいですね。ただその中でも春を感じさせるような動きが自然の中には出てきています。
さて、この度、4月10日に開催された毎月第2・4金曜日に箱根ビジターセンター周辺にて
実施されている今年度最初のミニ観察会に参加してきました。
観察テーマは「ヒナスミレ」と「カントウミヤマカタバミ」です。
パークボランティアの皆様の詳しい解説を聞きながら、約2時間コースをゆっくりと回っていきました。
ヒナスミレを発見!小さくて可愛いですね!
カントウミヤマカタバミも発見しましたが、天候が良くなかったため、花と葉を閉じてしまっていました。
他にも箱根で見られる植物や動物を観察し解説をして頂きました。
毎月第2・4金曜日に、当日10時、箱根ビジターセンターに集まって頂くと参加できますので、皆様もぜひ一度参加してみてください!
ヤマザクラもまだ蕾の状態が多かったです。咲き誇るのが楽しみですね!
2015年04月10日富士箱根伊豆国立公園写真展始まりました!
富士箱根伊豆国立公園 箱根 宍戸弘城
初めまして、新しく箱根地域でアクティブレンジャーとして働くことになりました宍戸です!小さい頃から山で遊び、大学では野鳥の会に入り、ドイツで林学の勉強もしてきました。これからアクティブレンジャー日記で箱根の様々な情報を発信していきますのでよろしくお願いします。
さて、現在箱根のビジターセンターでは富士箱根伊豆国立公園のレンジャー、アクティブレンジャーが1年をかけて撮った写真が展示されています。
箱根の自然、名所の普段なかなか見られないような美しい瞬間を捉えた写真が沢山あります。
日本一美しい山、富士山は見る角度、季節、時間によって色々な表情をみせてくれます。
そんな中で私の好きな写真はこれ。
富士山の頂上からの相模湾の青と、空の青がとても美しい写真。こんな景色が見られるならがんばって登る甲斐がありますね。
まだまだ肌寒い箱根観光、冷えた体をビジターセンターのコーヒーで暖めながら綺麗な写真で心も暖めていきませんか?
<開催期間>2015年4月4日 ~ 2015年4月24日
<開催場所>箱根ビジターセンター(神奈川県足柄下郡箱根町元箱根旧札場164)
2015年03月31日箱根仙石原湿原・ススキ草原の山焼き
富士箱根伊豆国立公園 杉山 大樹
3月18日に仙石原湿原・ススキ草原の山焼きが地元の消防団を中心に実施されました。
この山焼きは毎年3月頃に行われることから、春を告げる風物詩として知られています。
10時40分にススキ草原(18ヘクタール)の山麓側から着火。パチパチと音を立てながら徐々に燃え広がっていき、吹き下ろしの風が吹くたびに轟音を立てて火は大きくなっていきました。火が近くまで来ると音・熱・煙が凄く、大迫力でした。
続いて、湿原側(4.7ヘクタール)にも火を入れ、無事に山焼きを終えることが出来ました。
ススキで紺色だった景観が、山焼きをしたことで黒色に変化しました。
これから植物たちが競うように新たな芽を出し始め、辺り一面、緑色に変えてくれます。
さらに春から夏にかけてノハナショウブなど綺麗な花々が咲き誇り、様々な色を見せてくれます。
春夏秋冬で様々な色を見せてくれるこの仙石原湿原・ススキ草原を大切にしたいものですね。
追伸
私事で恐縮ですが、平成26年度を持ちまして箱根自然環境事務所のアクティブレンジャーを退職いたします。
今まで、私のアクティブレンジャー日記をお読みになってくださり、ありがとうございました。
そして、今後も他のアクティブレンジャーがお届けするアクティブレンジャー日記を何卒よろしくお願いします。
2015年02月06日ふわふわの雪が降りました
富士箱根伊豆国立公園 箱根 道又 静香
ゆきですよ!
昨日、予報通りにはらりはらりと降り続け、
事務所と箱根ビジターセンターの間の駐車場が真っ白に。
お昼休みに外に飛び出すと、
箱根ビジターセンター周辺の園地にぽつりぽつりと雪だるまができていました。
【奥に見えるのが箱根ビジターセンターの屋根です↑】
わたしも雪だるまを作ろうと思って触ってみると、
とてもふわふわの雪で、肉眼でも結晶が見えました!
【雪の結晶見えますか?スマホでも撮影できました↑】
もっと積もるかなと期待していましたが、
帰る頃には止んでしまい、道路には雪がありませんでした。
そして、本日。
朝日を浴びて輝く雪の美しさに目を奪われました。
駐車場は箱根ビジターセンターの職員の方によって除雪され、
雪景色を楽しみにいらっしゃる方々を迎える準備をしていました。
【箱根ビジターセンター前の駐車場の様子↑】
箱根ビジターセンターの周辺はまだまだ雪がたくさん残っています。
冬用タイヤやチェーン等での凍結対策、また防寒対策を必ずしてから、
青空に映える箱根の雪景色を見に来て下さいね。
2015年01月26日パークボランティアになるために
富士箱根伊豆国立公園 箱根 道又 静香
1月24日(土)に第2回箱根地区パークボランティア7期生養成研修会を開催しました!
先日募集した箱根地区パークボランティア7期生は「7期候補生」として
正式に箱根地区パークボランティアとして登録されるため、全5回の研修会で勉強中です!
第2回のテーマは「箱根の自然と歴史について」でした。
今後パークボランティアとして活動するために必要なことを中心に学び、
経験していただきました。
メインとなる座学は以下の三本立てです。
○箱根の動植物について○
箱根町立森のふれあい館:石原龍雄先生
○箱根の火山について○
箱根ビジターセンター:上妻信夫先生
○箱根の歴史について○
箱根町立郷土資料館:高橋一公先生
どの講義も、箱根を熟知しており、これまでたくさんの人に解説をしてきた先生にお願いし、「箱根初心者にもわかりやすく、そして、おもしろいもの」にしていただきました。
さらにその合間には、ビジターセンターの施設見学、
展示物の作成、周辺園地での自然観察会を体験しました。
班に分かれて、自然観察会で学びんだことをビジターセンターの展示物に仕上げます。
どの行程もこれからの活動に生かせることばかり。
講師や現役のパークボランティアにたくさんのことを教わりました。
これからは、先輩のパークボランティアと一緒に活動し、
研修だけでなく、実際の活動で、たくさんの知識や技術を習得し、
箱根の素晴らしいところをたくさんの方々に広めていただきます!
2014年4月にオープンし、火山の不思議や箱根の歴史、自然の魅力を伝える
「箱根ジオミュージアム」
http://www.hakone-geomuseum.jp/
が現在大涌谷周辺の立ち入り規制により臨時休館しているため、
箱根ビジターセンター(http://www.mmjp.or.jp/HakoneVisitorCenter/)にて
パネル展示やスライドショーで箱根火山の情報をお伝えしています。
中では、箱根火山形成の歴史や、水蒸気爆発の展示パネル、図書コーナーがあり、
体験コーナーでは火山灰などを実際に顕微鏡で観察することも出来ます。
さらに、スライドショー等の一角では「大涌谷の今」を流しており、
現在立入りができない大涌谷の状況を確認することができます。
箱根にお越しの際には、お立ち寄りください。