ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]

関東地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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富士箱根伊豆国立公園 箱根

228件の記事があります。

2014年12月26日平成26年度箱根地域国立公園内ゴミ不法投棄防止一斉パトロール

富士箱根伊豆国立公園 箱根 杉山 大樹

12月15日(月)

天気に恵まれ、太陽の下で動けば汗が出てくる陽気な日

環境省主催で箱根地域国立公園内ゴミ不法投棄防止一斉パトロールが開催されました。



箱根地域の事業者が10団体45名、機関・団体は10機関34名が参加しました。

パトロール中は車に「不法投棄防止パトロール」と書かれたマグネットを貼り、箱根地域を巡回します。不法投棄されたゴミを発見したら回収し、美化活動と不法投棄の防止・啓発する活動です。



いざ、パトロールへ。

環境省は長尾峠を中心にパトロールしました。

車で走っていると見た目は不法投棄されたゴミはないように見えましたが、道路脇の崖下や車から降りて物陰を見てみると...不法投棄されたゴミがありました。

車の部品、建築廃材、家電製品、タイヤ、缶、ペットボトル、冷蔵庫...etc








回収スタートです。

道路から8~10メートル下まで降り、上からロープを垂らし、不法投棄されたゴミをつり上げます。

重いものもあり、危険を伴う作業です。引き上げの途中でロープが外れないようにきつく縛り、下の人が安全な場所まで移動したら、慎重に引き上げを行いました。







道路脇になんと,,,冷蔵庫が...




冷蔵庫など、人手がないと回収困難な不法投棄されたゴミについては環境省、箱根ビジターセンター、箱根町が協同で作業を行いました。







環境省と箱根ビジターセンター併せて、160㎏の不法投棄されたゴミを回収しました。





この活動で回収された不法投棄ゴミの総量は931㎏でした。





不法投棄されるゴミがある現実を知り、悲しい気持ちになりましたが、その問題に立ち向かう地域の事業者や機関・団体がいることを知りました。さらに啓発の大切さも知りました。継続的に回収・パトロール・啓発をし、捨てる側の意識が変わってくれればと思います。

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2014年12月03日「国立公園・野生生物フォトコレクション」開催のお知らせ

富士箱根伊豆国立公園 箱根 杉山 大樹

平成26年12月3日~12月24日まで
箱根ビジターセンター多目的室にて
「国立公園・野生生物フォトコレクション」を開催しています!

<国立公園・野生生物フォトコレクションとは>
関東地方環境事務所管内で活動するアクティブ・レンジャー(11地区16人)が、業務中に撮影した国立公園内の風景や野生動物などを写真で紹介するものです。





箱根にお越しの際は、ぜひ箱根ビジターセンターにお立ち寄りください!




箱根ビジターセンター

富士箱根伊豆国立公園
<開催案内>平成26年度「国立公園・野生生物フォトコレクション」開催について(箱根地域・箱根ビジターセンター)[2014.12.3~2014.12.24]

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2014年12月01日箱根ジオパークと国立公園のつながり

富士箱根伊豆国立公園 箱根 道又 静香

11月29日(土)に箱根地区パークボランティア研修会
「箱根ジオパークと国立公園のつながり」を開催しました!

この研修会は、国立公園箱根でのジオパーク推進活動が
活発化しつつあることから、そのなかで、
「箱根ジオパークでパークボランティアができること」
を学ぶための研修会としました。
また、同時に、新しく募集したパークボランティア7期候補生の
養成研修を兼ねることで、パークボランティア候補生と現役との
交流を深めることを目的としました。

当日はあいにくの雨天となり、プログラムの変更があったものの、
事故等なく、好評のうちに無事終了することができました!


特に箱根町ジオパーク推進室の青山氏による「箱根ジオパーク」の話や
レンジャーによる「国立公園」の話はとてもわかりやすく、
富士箱根伊豆国立公園の箱根ジオパークで活動する
パークボランティアから「活動目的の再認識に役立った」と
好評をいただきました。


【講義「箱根ジオパーク」】

また、候補生と現役ボランティアの自己紹介のために実施した
「動物交差点」というネイチャーゲームでは
「参加者と広く交流することができ、緊張がほぐれた」、
「ネイチャーゲームを学びたい」と嬉しい感想をいただきました。


【ネイチャーゲーム「動物交差点」】

本来は予定していませんでしたが、
少しの晴れ間に行ったビジターセンター周辺の散策では、
現役ボランティアの自然解説に、候補生から
「箱根の自然のすばらしさや自然解説活動の面白さを感じることができた」
と今後の活躍が期待できる意見をいただきました。


【自然解説「ビジターセンター周辺コース」】

今後も箱根地区パークボランティアが富士箱根伊豆国立公園箱根地域で
活躍するために必要な知識や技術を得ることができるような
研修会を企画する予定です!

研修会で得たものを公園利用者に広く伝え、少しでも多くの方に
国立公園の素晴らしさを感じていただければ幸いです!!!

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2014年11月21日紅葉の箱根

富士箱根伊豆国立公園 箱根 道又 静香

寒くなってきましたね~。

事務所の周りで落葉したオオモミジを掃除し始めてから数週間、
周囲の山々が徐々に赤や黄色に色づき始め、いまでは秋色真っ盛り。


そんな箱根の紅葉を少しではありますが、写真と共にお知らせします♪

箱根ビジターセンターから芦ノ湖畔に向かって歩いて行くと、
この季節ならではの秋晴れの青空、水面がキラキラと輝く芦ノ湖、
秋色の山々が迎えてくれます。


【桃源台港付近の散策路の様子】


この季節、芦ノ湖には冬の水鳥が飛来するため、
紅葉狩りに加え、バードウォッチングも楽しむことができます。


【芦ノ湖畔からのバードウォッチング】

これから紅葉が終わりに近づくにつれ、落葉が進むので、
初心者でも野鳥を発見しやすくなります!

日増しに寒くなっていますので、
箱根にいらっしゃる際は防寒対策をばっちりして来て下さいね♪



今月末(29日(土))、先日募集した7期生と合同で
箱根地区パークボランティア研修会を実施する予定です。

箱根ビジターセンターから大涌谷までのコースで
模擬自然観察会を行いながら、
箱根ジオパークをテーマに、講師の方々をお招きして研修を行います。


【大涌谷での自然観察会の様子】

これからの活動にすぐに生かすことのできる研修会になることを期待して、
現在、当日の準備中です!

この研修会の実施状況について、またAR日記で報告させていただきます!



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2014年10月21日夏から秋へ

富士箱根伊豆国立公園 箱根 道又 静香

環境省主催の箱根地域自然に親しむ運動、平成26年度最後の行事「箱根路で愛でる季秋の彩り」が10月21日(火)に開催される予定でした。
しかし、残念ながら当日は雨のため中止となってしまいました。

来年度は晴れますようにという願いを込めて、開催日の一週間前に実施した下見の様子をお知らせします!


前日まで台風の影響で荒れていた箱根でしたが、下見の日にはすばらしいお天気となりました。
下見は、どの行事においても環境省のスタッフと
自然解説を行うパークボランティアで実施しているもので、
自然解説ポイントや当日のコース・危険箇所のチェックを中心とした
関係者による最終確認が目的です。


集合場所は恩賜箱根公園!
駐車場の方々にご挨拶をして、いざ下見に出発です。
旧東海道杉並木・石畳と進んでいきながら、お玉ヶ池を目指します。




冠雪前の富士山が青空に映え、箱根神社の赤い鳥居に
真っ青な芦ノ湖とフレームインするとこれぞ箱根!という風景になりました。


その後、双子山を眺めながら、お玉ヶ池の名前の由来となった
お玉さんの伝説が記されている解説板で伝説の復習をしました。




伝説を聞いてから、実際にお玉ヶ池を見ると、また違った雰囲気を感じられる気がします。


お玉ヶ池を過ぎると、森の中を歩きながら精進池に向かいます。




ここからは少し上り坂が続きますが、キンミズヒキやリンドウの花、
アケビやツルニンジンの実などが現れる度にところどころで足を止め、
鮮やかな色や香り、感触を楽しんだため、
疲れ切ることもなく、ハイキングを満喫することができました。


解散場所である精進池に到着し、
一日のまとめをして無事下見会が終了しました。

来年度もこの時期に開催する予定ですので、
ぜひ秋へと移ろいゆく箱根に遊びに来て下さい!

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2014年10月21日芦ノ湖クリーンアップキャンペーン

富士箱根伊豆国立公園 箱根 杉山 大樹

雲一つなく、気持ちの良い、まさに秋晴れの10月17日(金)
「芦ノ湖クリーンアップキャンペーン」
に参加してきました。

芦ノ湖クリーンアップキャンペーンは、
芦ノ湖漁業協同組合の主催で環境保全と教育啓発活動の一環として
芦ノ湖を一斉清掃しようという取組です。
今年で17回目にあたります。


当日は多くの方が参加されていました。


清掃は主に
芦ノ湖湖畔の道路・歩道沿いを清掃する班と
作業船に乗り水面・湖畔を清掃する班に分かれて行われました。

私達は、作業船で清掃する班でした。


清掃場所に向かう船上の様子


水面にゴミが浮いている様子はありません。
ゴミがなく、とてもキレイだと感じられるほどです。
次に普段、人が入ることの出来ない湖畔に作業船を近づけて頂き、
湖畔にゴミがないか探しました。しかし、ゴミがなかなか見つかりません。
(良いことだと思います)
さらに作業船を湖畔に近づけて頂き、上陸して、岩の裏などを探してみる
と少ない量ではありますが、ゴミがありました。

発泡スチロール、ペットボトル、お菓子の袋、釣り具類 
浮き輪型ブイ 空き缶 etc.

こんなところにゴミが!と驚かされました。浮き輪型ブイを岩陰で
見つけたときは特に驚きが大きかったです。


岩の間に挟まっているゴミを拾う秋月レンジャー


ゴミを捨てた人が今回の活動を知ることにより、
ゴミを捨てるのをやめたりゴミを拾う人に変わってくれればと思います。

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2014年09月29日秋を迎える箱根の自然

富士箱根伊豆国立公園 箱根 道又 静香

先日までのお天気が嘘のようなピカピカの晴れ模様だった9月26日(金)!
箱根ビジターセンター周辺ミニ観察会が開催されました!
不思議なことにミニ観察会の日はすてきなお天気が多いのです。




参加して下さった22名は東京や横浜など、
遠方からいらっしゃった方が大半を占めていました。

今回の目玉はツリフネソウとホトトギス、ツルリンドウでした。
開始早々、ツリフネソウの小さな群落が広がり、
マルハナバチが飛び交う様子にほっこりとした気持ちになります。
その付近には、いまがまさに開花シーズンのホトトギスが花を付け、
見頃を迎えていました。


ファンの多い↑ツルリンドウ↑は小さいながらも美しい花をつけ、
人気の真っ赤な実がなる季節への期待が膨らみます。

この他にも、様々な植物が活き活きと葉を広げ、花を開き、
実りの準備をしている様子に参加者たちは感嘆の声を上げていました。




夏が終わり、秋に向かうこれからの季節には、花だけでなく、
さまざまな植物の実や紅葉を観察することができます。
「実りの秋」、「彩りの秋」の箱根を満喫しにいらっしゃいませんか?


10月21日(火)には箱根地域自然に親しむ運動「箱根路で愛でる季秋の彩り」自然観察会(開催担当:箱根自然環境事務所)が開催されます。
精進池やお玉ヶ池をゆっくりと巡り、秋を彩る植物の紅葉のメカニズムや
動植物の冬支度について解説します。
今年もたくさんの方に秋の箱根を楽しんでいただけるよう、
準備を進めています!

参加申し込みは箱根ビジターセンターまで♪


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2014年09月12日植生モニタリング調査中

富士箱根伊豆国立公園 箱根 道又 静香

箱根はススキの穂が出始め、秋になりつつあります。




そんな9月は「植生モニタリング調査」の季節です!


当所では箱根町内に設置した5カ所のシカ柵の内外で植生調査を行い、
シカによる影響を調査しています。


先日、今年度第2回目の調査を白浜にて行いました。
調査地1カ所につき、シカ柵内外に5カ所(計10カ所)の調査区があります。
その調査区毎の植物の種類や成長をチェックし、
シカ柵の内側と外側を比較します。
この調査では植物の同定が鍵になってきますが、
パークボランティアの活躍により今回も予定よりだいぶ早めに無事終了しました。





去年はどの植物も同じに見えるという危険な状態から始めた私ですが、
今年はだいぶわかるようになってきたので、とても楽しく調査ができました!

そして、調査終了後にはアズマヒキガエルとのすてきな出会いも♪
野外業務ならではの嬉しい出来事でした!




この調査を継続することで、シカによる植生被害対策の
第一歩となることを期待するばかりです。

9月もあと半分。
今月もパークボランティアと協力して頑張ります!!

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2014年08月25日子どもパークレンジャー誕生☆

富士箱根伊豆国立公園 箱根 道又 静香

8月20日(水)に子どもパークレンジャー
「探検しよう!箱根ジオパーク!」を開催しました。

集まってくれた子どもたちは
「子どもパークレンジャー」に任命され、
調査用のグッズや手帳を受け取ったあと、
パークレンジャーとして活動します!

当日はすっきりと晴れ渡り、長尾峠からは
冠ヶ岳や神山、そして仙石原湿原がとてもきれいに見渡せました。
箱根ジオパークの解説には欠かせないジオサイトを
箱根火山の解説と共にたくさんみることができました。

長尾峠からの景色を満喫したあとは
実際に仙石原の自然観察路を歩きました。
とても良いお天気だったので、自然観察を行うコースは
暑いかなとちょっと心配でしたが、
ほとんどが木のトンネルになっていたため、、
さわやかな風と相まって、涼みながら観察をすることができました。





その後、温湯という池でザリガニ釣りをしました。
要注意外来生物であるアメリカザリガニのおはなしのあと、
手作りの竿でザリガニ釣りを楽しみました。
初心者ばかりでしたが、全員が夢中になって
ザリガニをつり上げていました。





たくさん自然を満喫したあとは、
箱根ビジターセンターで「おもしろマップ」を作りました。
それぞれ子どもパークレンジャーたちが
おもしろいと思ったことをマップに書き込んでいきます。

※個性的な絵や文で作り上げた世界に一枚しか無いおもしろマップは
箱根ビジターセンターに展示してありますので、ぜひ見に来て下さいね!





帰りのバスでは行きの雰囲気とはうってかわって
みんな仲良し大騒ぎでした。
たくさん友達ができたようで、わたしもとても嬉しくなりました。

当日の子どもたちの様子を見る限り、
パークレンジャーとともに国立公園で過ごした一日は
夏休みのすてきな思い出になったようでした♪

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2014年08月04日五感を生かして

富士箱根伊豆国立公園 箱根 道又 静香

8月2日(土)にすばらしいお天気のなか
「自然と遊ぼう!ネイチャーゲームで箱根を満喫」自然観察会を
開催しました♪

箱根ビジターセンターを出発し、
自然観察路の木漏れ日のなかを進みます。
涼しい芦ノ湖畔の木陰を自然観察をしながら歩き、
ヤマユリの香りを楽しんだり、ジャコウアゲハの幼虫を
発見したりと、この季節ならではの自然観察ができました。

深良水門に到着すると、湖から吹く風と景色、
そして打ち寄せる波の音を聞き、涼みながら昼食をとりました。




また、参加者みんなで簡単な○×クイズをしました。
レンジャーからの出題と解説で国立公園とはどんなものなのかを
少し知ることができました。




最後に、自然の中に隠れた人工物を見つける
「カモフラージュ」というネイチャーゲームをしました。
このゲームを通して、自然の中でカモフラージュする
虫や動物たちを見つけられるような観察力をつける練習をしました。

この観察力を生かして、これからも自然のなかで
たくさんの発見をして、楽しんでいただけたらと思います!




大人も子どもも一緒になって楽しみながら、
無事観察会を終えることができました。

またみなさまにお会いできる日を楽しみにしています!!



9月6日(土)には「初秋の湯坂路と石仏石塔群を訪ねて」
自然観察会が開催されます。
こちらのイベントでは箱根パークボランティアとともに
自然観察をしながら、鎌倉時代に思いを馳せられるような
歴史についての解説も行います。

参加申込受付中ですので、興味を持たれた方は
ぜひ箱根ビジターセンターまでお問い合わせ下さい♪





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