ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]

関東地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

RSS

2014年10月

16件の記事があります。

2014年10月31日冬の便り

日光国立公園 櫨木 めぐみ

28日、巡視のため戦場ヶ原へ向かいました。道中、いつもは穏やかな中禅寺湖が、まるで海のように波立ち、また遠方に見えるはずの日光白根山は暗雲の中でした。

荒々しく白波たつ中禅寺湖

戦場ヶ原近くの駐車場に着き、車から降りるやいなや、痛いような寒さと強風におそわれました。最近の奥日光は、朝方や夕方が冷えても陽がさせば日中は薄着でも暖かいくらいだったのですが、その日は一転して冬本番の寒さを感じ、ありったけの防寒具をまとって巡視を開始しました。

風花と雪

それもそのはず。写真の通り、この日、戦場ヶ原は晴れ間をのぞかせながらも不安定な天気で風花が舞い、寒さが和らぐことはありませんでした。実はこの日、日光白根山は初冠雪で、その影響で戦場ヶ原より少し標高の高い日光湯元では、一時、風花で歩道などが白く染まっていたようです。ちなみに、晴れた空の中に雪が桜のように舞い落ちる様子を風花といいますが、栃木弁ではその現象を「ふっかけ」と言うようです。このふっかけ(風花)は、冬の到来を告げる便りのようでした。

奥日光の冬到来の兆しとともに、紅葉もいろは坂を下ってきており、当事務所周辺でもピークを迎えつつあります。紅葉シーズンでお馴染みのいろは坂の渋滞も下り坂になってくる時期でしょうか。晩秋の奥日光へお出かけになる際は、防寒着をしっかり備えてお越しください。

中禅寺湖付近の様子 と 紅葉シーズンのいろは坂

ページ先頭へ↑

2014年10月29日天城山の紅葉

富士箱根伊豆国立公園 沼津 橋本 和加子

もうすぐ11月。各地から紅葉の知らせが届く季節も終盤の時期ですね。
そんな時期ですが、沼津事務所の目の前にある香貫山(かぬきやま)は、まだ木の葉がうっすらと色づき始めたばかりです。


(香貫山:静岡県沼津市内)
沼津市は伊豆半島付け根の海沿いにある海抜数mの場所なので、これから色づき始めるところですが、伊豆半島の中程にある天城山はすっかり紅葉シーズンを迎えていました。


(2014年10月24日撮影)
上の写真は、万二郎岳(ばんじろうだけ)と万三郎岳(ばんざぶろうだけ)の間にある石楠立(はなたて)付近の紅葉です。(標高1,300m前後のところです)

万三郎岳の西側、万三郎岳下分岐付近にはブナ林が広がっています。


(2014年10月24日撮影)
ちょうど見頃を迎えていました。
今年の天城山の紅葉は、少々寂しい気もしますが、自然の中で季節の移り変わりを感じられるのは嬉しいものです。
あと少しの時期、紅葉を楽しめると思いますので、ぜひ装備を整えてお出かけ下さい。

ページ先頭へ↑

2014年10月23日防鹿柵の冬支度

南アルプス国立公園 南アルプス 大石佳織

こんにちは。
10月17日(金)、防鹿柵(ニホンジカが高山植物を食べてしまうのを防ぐ
ための柵)の冬支度の作業に参加するため、仙丈ヶ岳に行ってきました。
作業前日は富士山の初冠雪ニュースがありましたが、仙丈ヶ岳も16日に
初冠雪でした!

冠雪した仙丈ヶ岳

気温も低く、登山道は凍結している箇所がありました。
これからの季節、登山道を歩かれる際は足元に十分ご注意ください。

登山道を横切る沢の水が凍っていました!

さて、防鹿柵の冬支度についてです。
仙丈ヶ岳に設置されている防鹿柵は、ポールとネットを組み合わせた構造
になっています。雪が積もるとその重みで柵が破損してしまうので、本格的な
冬が来る前にネットを取り外し、ポールを倒して冬に備えました。

作業の様子(左)と作業後の様子(右)

春、雪解けの頃には、再びポールを立ててネットを張り、ニホンジカに植物を
食べられてしまわないようにする作業が待っています。
柵を作ったら、作りっぱなしというわけにはいかないんですね。アクティブ・レン
ジャーになるまでは、いちど作ったらほったらかしだと思っていました…。

高山植物の保護は、ボランティアの方をはじめ、たくさんの人の理解と協力が
継続的にあってはじめて可能になっているんです。
登山中、防鹿柵を見かけたら、柵の意義や、高山植物を守ろうと作業している
人たちにも思いを馳せていただければ嬉しいです。

ページ先頭へ↑

2014年10月21日夏から秋へ

富士箱根伊豆国立公園 箱根 道又 静香

環境省主催の箱根地域自然に親しむ運動、平成26年度最後の行事「箱根路で愛でる季秋の彩り」が10月21日(火)に開催される予定でした。
しかし、残念ながら当日は雨のため中止となってしまいました。

来年度は晴れますようにという願いを込めて、開催日の一週間前に実施した下見の様子をお知らせします!


前日まで台風の影響で荒れていた箱根でしたが、下見の日にはすばらしいお天気となりました。
下見は、どの行事においても環境省のスタッフと
自然解説を行うパークボランティアで実施しているもので、
自然解説ポイントや当日のコース・危険箇所のチェックを中心とした
関係者による最終確認が目的です。


集合場所は恩賜箱根公園!
駐車場の方々にご挨拶をして、いざ下見に出発です。
旧東海道杉並木・石畳と進んでいきながら、お玉ヶ池を目指します。




冠雪前の富士山が青空に映え、箱根神社の赤い鳥居に
真っ青な芦ノ湖とフレームインするとこれぞ箱根!という風景になりました。


その後、双子山を眺めながら、お玉ヶ池の名前の由来となった
お玉さんの伝説が記されている解説板で伝説の復習をしました。




伝説を聞いてから、実際にお玉ヶ池を見ると、また違った雰囲気を感じられる気がします。


お玉ヶ池を過ぎると、森の中を歩きながら精進池に向かいます。




ここからは少し上り坂が続きますが、キンミズヒキやリンドウの花、
アケビやツルニンジンの実などが現れる度にところどころで足を止め、
鮮やかな色や香り、感触を楽しんだため、
疲れ切ることもなく、ハイキングを満喫することができました。


解散場所である精進池に到着し、
一日のまとめをして無事下見会が終了しました。

来年度もこの時期に開催する予定ですので、
ぜひ秋へと移ろいゆく箱根に遊びに来て下さい!

ページ先頭へ↑

2014年10月21日芦ノ湖クリーンアップキャンペーン

富士箱根伊豆国立公園 箱根 杉山 大樹

雲一つなく、気持ちの良い、まさに秋晴れの10月17日(金)
「芦ノ湖クリーンアップキャンペーン」
に参加してきました。

芦ノ湖クリーンアップキャンペーンは、
芦ノ湖漁業協同組合の主催で環境保全と教育啓発活動の一環として
芦ノ湖を一斉清掃しようという取組です。
今年で17回目にあたります。


当日は多くの方が参加されていました。


清掃は主に
芦ノ湖湖畔の道路・歩道沿いを清掃する班と
作業船に乗り水面・湖畔を清掃する班に分かれて行われました。

私達は、作業船で清掃する班でした。


清掃場所に向かう船上の様子


水面にゴミが浮いている様子はありません。
ゴミがなく、とてもキレイだと感じられるほどです。
次に普段、人が入ることの出来ない湖畔に作業船を近づけて頂き、
湖畔にゴミがないか探しました。しかし、ゴミがなかなか見つかりません。
(良いことだと思います)
さらに作業船を湖畔に近づけて頂き、上陸して、岩の裏などを探してみる
と少ない量ではありますが、ゴミがありました。

発泡スチロール、ペットボトル、お菓子の袋、釣り具類 
浮き輪型ブイ 空き缶 etc.

こんなところにゴミが!と驚かされました。浮き輪型ブイを岩陰で
見つけたときは特に驚きが大きかったです。


岩の間に挟まっているゴミを拾う秋月レンジャー


ゴミを捨てた人が今回の活動を知ることにより、
ゴミを捨てるのをやめたりゴミを拾う人に変わってくれればと思います。

ページ先頭へ↑

2014年10月16日馬坂峠トイレ閉所しました

尾瀬国立公園 長峯 彩

檜枝岐自然保護官事務所の長峯です。

尾瀬のシーズンも残り半月となりました。
11月の閉山に向けて、徐々に尾瀬国立公園内施設の営業が終了していきます。

15日には、帝釈山登山口にある馬坂峠の公衆トイレが閉所しました。

これにより、田代・帝釈山に馬坂峠登山口から登られる方は、トイレが田代山頂までありませんのでご注意ください。
(田代山頂トイレは11月初旬までは利用できる予定)

その他施設の営業終了予定については、こちらのリンクをご確認ください。
すいすい尾瀬なび 平成26年のシーズンオフの予定について(10/10更新)

紅葉も檜枝岐村麓までだいぶ下がってきました。
事務所の裏山も綺麗に染まっています。


北海道では雪が降ったとの事ですが、こちらも一層寒くなってきました。
これからの時期の早朝は霜が降り、夜間は気温も一桁になりますので、尾瀬国立公園にお越しになる際は防寒着をお忘れなく。

尾瀬沼の情報は、facbook 尾瀬沼ビジターセンターでもリアルタイムに発信しています。

ページ先頭へ↑

2014年10月16日富士山初冠雪です!

富士箱根伊豆国立公園 富士五湖 小西 美緒

昨年に引き続き、今年も初冠雪をお知らせする季節となりました。
(昨年の記事はこちら)

15日はあいにくの雨模様でしたが、翌朝起きてみると
なんと富士山が雪化粧!!すっかり冬の様相に変わっていました。


雪をまとった早朝の富士山(河口湖より 2014年10月16日撮影)



初冠雪の富士山(生物多様性センター入口より 2014年10月16日撮影)


実は15日早朝、地元の写真家の方が雪の被った富士を
撮影したそうですが、「初冠雪」というのは甲府気象台が
目視で確認できて、初めて「初冠雪」と認定されるそうです。
そのため昨日はお預けとなりました。

例年(9月30日)より16日遅く、昨年(10月19日)より3日早い
初雪到来となりました。


今日は青空が広がっているものの、雲が多くて麓からは
なかなか富士山は望めません。
しかしながらおそらく5合目は晴れていると思うので、
今日5合目を訪れたラッキーな方々は初雪と紅葉を楽しんで
いらっしゃると思います。

『やっぱり雪の富士山はいいな~』と思いつつ
これから来る厳しい寒さを考えると、、、、、、


来週は富士山の3合目から5合目を巡視する予定です。
カラマツの黄葉と雪の富士山の様子を皆さんに
お届けできると思いますので(晴れていれば!)、
楽しみにしていてください。

ページ先頭へ↑

2014年10月15日国立公園・野生生物フォトコレクション開催中!

富士箱根伊豆国立公園 沼津 橋本 和加子

関東地方環境事務所管内で開催している『国立公園・野生生物フォトコレクション』が沼津管内にやってきました。

<国立公園・野生生物フォトコレクションとは>
関東地方環境事務所管内で活動するアクティブ・レンジャー(11地区16人)が、業務中に撮影した国立公園内の風景や野生動物などを写真で紹介するものです。

<開催について>
場所:田貫湖ふれあい自然塾(住所:静岡県富士宮市佐折633-14)
期間:平成26年10月8日(水)~10月29日(水)
時間:9:30~16:30(田貫湖ふれあい自然塾の開館時間)
※入館は無料です。
※開催中の休館日は10月20日(月)と27日(月)となります。ご注意下さい。


(田貫湖ふれあい自然塾自然体験ハウス内の様子)

田貫湖ふれあい自然塾では、専門のスタッフが案内する様々な自然体験プログラム(無料・有料)により、自然について遊びながら学ぶことができます。
屋内には自然の知識を得られる資料が多くありますし、屋外には「冒険の森」と呼ばれるアスレチックなどもあります。もちろん歩道を歩きながら森林浴を楽しむこともできます。

そんな田貫湖ふれあい自然塾の1階の展示会場には、16人のアクティブ・レンジャーが撮影した写真3枚ずつ、合計48枚が展示されています。
アンケートもありますので、ご協力をよろしくお願い致します。


(写真展示の様子)

田貫湖ふれあい自然塾の隣にある田貫湖畔には、1周約3kmの遊歩道が整備されています。
晴れた日には、ちょっと足をのばして雄大な富士山を眺めながら自然豊かな湖畔を散策するのもオススメです。

下の写真は、冬場に田貫湖畔の歩道を巡視した際、北側にある駐車場から少し坂道を登ったところにある「たぬき展望台」から田貫湖と富士山を撮影したものです。(写真展に展示していませんが、眺望が良くオススメの撮影スポットです)


もう少ししたら、こんなふうに雪を被った富士山が見られますね。

ページ先頭へ↑

2014年10月14日秋の広河原でイベント

南アルプス国立公園 南アルプス 大石佳織

こんにちは。
10月11日(土)、秋の深まりつつある広河原で、
南アルプス国立公園指定50周年を記念するイベントが
行われました。
今回のイベントは、北岳を望む広河原を会場に、自然観察会や
シカ肉の試食、クイズラリーなどが行われました。



自然観察会では、プロのネイチャーガイドが広河原の自然を
案内してくださいました!
ガイドを受けた人の中には、自分もガイドになりたくなった
と言う人も。人から憧れられるガイドができるって素敵ですね。

クイズラリーは、広河原のエリア内に設置された実物大の動物
の絵と問題を探しながら答えるものでした。


すべての動物を自力で見つける方、「モモンガが見つからない…」
と探す方などさまざまでした。

シカ肉の試食では、南アルプス南部の山梨県早川町で
猟師さんが捕ったニホンジカを使った料理が提供されました。
広河原山荘のご主人がレシピを考案し、シカカツサンドや
シカ肉のローストなどを振る舞ってくださいました。

シカ肉は、気軽な軽食にも、おしゃれな1品にもなるんですね。
どれも本当においしかったです!
シカ肉は臭いと思ってらっしゃる方には、ぜひ美味しいシカ肉
を食べていただきたいです。

これで南アルプス国立公園指定50周年を記念する大きな
イベントは終わりましたが、イベントのあるなしに関わらず、
南アルプスに関心をもってもらいたいなと思っています。

ページ先頭へ↑

2014年10月10日サキシマオカヤドカリ

小笠原国立公園 小笠原 沼田伸一

先日、海岸清掃に行って来ました。
そんな中、鮮やかなゴミが落ちているなーと思ったら、何と!サキシマオカヤドカリでした!!
ムラサキオカヤドカリ・オカヤドカリ・ナキオカヤドカリは良く見かけるのですが、サキシマオカヤドカリは初めて見ました!

サキシマオカヤドカリは父島・母島・北硫黄島・南鳥島で生息確認されていますが、父島・母島では数は少ないようです。

最初見つけたときからしばらくずーと動かなかったので、死んでいるのか?オカヤドカリが茹で上がったのか??と思っていたら、



むくっと起き上がって歩いて行きました。



父島に住んで10年弱、初めて見たので大興奮!!!
イルカ・クジラを見るより興奮しました(笑)


※日本に生息するオカヤドカリ全種が国の天然記念物に指定されています。
許可を得た捕獲業者しか捕獲できないので、見かけても持ち帰らないで下さい。

ページ先頭へ↑

ページ先頭へ