関東地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。
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みなさん、こんにちは!
檜枝岐(ひのえまた)自然保護官事務所の細川です。
今月、9月11日に尾瀬サミットが檜枝岐村の尾瀬沼ヒュッテで開幕しました。
福島、群馬、新潟の3県知事や環境大臣政務官など関係団体の代表者が参加し新・尾瀬ビジョンに基づき尾瀬国立公園の環境保全について意見交換会を行いました。
↑尾瀬サミット2018
前日10日に御池(みいけ)ロッジにて尾瀬国立公園協議会が開催され新・尾瀬ビジョンの案と今後の取組の進め方について話し合いが行われ、合意を得ました。
↑9月10日尾瀬国立公園協議会
新・尾瀬ビジョンは尾瀬の強みを生かしたエコツーリズムやSNSによる情報発信などを柱とし、入山者の減少やニホンジカの食害などの課題に対応するため、日光国立公園と分離独立した2006年に策定したビジョンを12年ぶりに改訂しました。
これは一つの団体だけが取り組む課題ではなく関係団体がそれぞれ尾瀬をより良くするために取り組む課題であるため、みんなの目標が新・尾瀬ビジョンになります。
尾瀬ビジョンが改訂する経緯等少しわかりにくいと思うので時系列で簡単に説明します。
1.2006年尾瀬ビジョン策定&尾瀬国立公園誕生(日光国立公園と分離独立)
2.(入山者の減少やニホンジカの食害等の問題が顕著に見えてくる)
3.2017年尾瀬サミットにてこれからの尾瀬について具体的な対策が必要であると議論(尾瀬ビジョンの改定)
4.2017年から2018年の間に様々な方と意見交換会等を開き新・尾瀬ビジョンの具体的な内容を検討
5.2018年9月10日尾瀬国立公園協議会にて新・尾瀬ビジョン案を発表→関係団体の合意
6.9月11日尾瀬サミット2018にて新・尾瀬ビジョン決定
新・尾瀬ビジョンの行動理念は
「みんなの尾瀬を みんなで守り みんなで楽しむ」
としており、それぞれの言葉に意味があり必要な取組を分けています。
「みんなの尾瀬」
尾瀬の普遍の価値を広く発信し、尾瀬を愛する輪を広げていきましょう
(情報の効果的な発信や現状把握等)
「みんなで守る」
かけがえのない尾瀬をみんなで守り育てしっかりと次世代に引き継いでいきましょう
(歴史・伝統・文化が息づく尾瀬づくりや野生動物との軋轢の解消等)
「みんなで楽しむ」
自然を損なわない楽しみ方を考えながらみんなが訪れたくなる尾瀬にしましょう
(魅力あふれる尾瀬づくりや幅広い楽しみ方の検討等)
↑福島工高山岳部の紹介。燧ヶ岳登山や檜枝岐歌舞伎の化粧体験などについて報告しました。
尾瀬サミットは毎年9月頃に開かれ尾瀬国立公園に面している群馬県、新潟県、福島県で持ち回りをしています。昨年は群馬県片品村で開催され今年は福島県檜枝岐村でした。来年は新潟県で開催されます。県境を越えることは大変だと考えていたのですが、各県の文化、伝統、料理などを味わうことができ身近に気軽に行けるような所であると思えるようになりました。
↑尾瀬サミット2018集合写真
尾瀬はこれから秋シーズンになり紅葉が見頃になります。
雪が降るため1年の内、半分しか入山することができませんが貴重な半年を存分に感じ取りみなさんに発信していきたいと思います。
↑天気はくもりでしたが燧ヶ岳がはっきり見えました。
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アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、日光、尾瀬、秩父多摩甲斐、小笠原、富士箱根伊豆、南アルプス国立公園があります。
みなさん、こんにちは!
檜枝岐(ひのえまた)自然保護官事務所の細川です。
今月、9月11日に尾瀬サミットが檜枝岐村の尾瀬沼ヒュッテで開幕しました。
福島、群馬、新潟の3県知事や環境大臣政務官など関係団体の代表者が参加し新・尾瀬ビジョンに基づき尾瀬国立公園の環境保全について意見交換会を行いました。
↑尾瀬サミット2018
前日10日に御池(みいけ)ロッジにて尾瀬国立公園協議会が開催され新・尾瀬ビジョンの案と今後の取組の進め方について話し合いが行われ、合意を得ました。
↑9月10日尾瀬国立公園協議会
新・尾瀬ビジョンは尾瀬の強みを生かしたエコツーリズムやSNSによる情報発信などを柱とし、入山者の減少やニホンジカの食害などの課題に対応するため、日光国立公園と分離独立した2006年に策定したビジョンを12年ぶりに改訂しました。
これは一つの団体だけが取り組む課題ではなく関係団体がそれぞれ尾瀬をより良くするために取り組む課題であるため、みんなの目標が新・尾瀬ビジョンになります。
尾瀬ビジョンが改訂する経緯等少しわかりにくいと思うので時系列で簡単に説明します。
1.2006年尾瀬ビジョン策定&尾瀬国立公園誕生(日光国立公園と分離独立)
2.(入山者の減少やニホンジカの食害等の問題が顕著に見えてくる)
3.2017年尾瀬サミットにてこれからの尾瀬について具体的な対策が必要であると議論(尾瀬ビジョンの改定)
4.2017年から2018年の間に様々な方と意見交換会等を開き新・尾瀬ビジョンの具体的な内容を検討
5.2018年9月10日尾瀬国立公園協議会にて新・尾瀬ビジョン案を発表→関係団体の合意
6.9月11日尾瀬サミット2018にて新・尾瀬ビジョン決定
新・尾瀬ビジョンの行動理念は
「みんなの尾瀬を みんなで守り みんなで楽しむ」
としており、それぞれの言葉に意味があり必要な取組を分けています。
「みんなの尾瀬」
尾瀬の普遍の価値を広く発信し、尾瀬を愛する輪を広げていきましょう
(情報の効果的な発信や現状把握等)
「みんなで守る」
かけがえのない尾瀬をみんなで守り育てしっかりと次世代に引き継いでいきましょう
(歴史・伝統・文化が息づく尾瀬づくりや野生動物との軋轢の解消等)
「みんなで楽しむ」
自然を損なわない楽しみ方を考えながらみんなが訪れたくなる尾瀬にしましょう
(魅力あふれる尾瀬づくりや幅広い楽しみ方の検討等)
↑福島工高山岳部の紹介。燧ヶ岳登山や檜枝岐歌舞伎の化粧体験などについて報告しました。
尾瀬サミットは毎年9月頃に開かれ尾瀬国立公園に面している群馬県、新潟県、福島県で持ち回りをしています。昨年は群馬県片品村で開催され今年は福島県檜枝岐村でした。来年は新潟県で開催されます。県境を越えることは大変だと考えていたのですが、各県の文化、伝統、料理などを味わうことができ身近に気軽に行けるような所であると思えるようになりました。
↑尾瀬サミット2018集合写真
尾瀬はこれから秋シーズンになり紅葉が見頃になります。
雪が降るため1年の内、半分しか入山することができませんが貴重な半年を存分に感じ取りみなさんに発信していきたいと思います。
↑天気はくもりでしたが燧ヶ岳がはっきり見えました。