富士箱根伊豆国立公園 箱根
228件の記事があります。
2018年11月27日箱根地区パークボランティア 創立30周年記念式典の開催(箱根地域)
富士箱根伊豆国立公園 三瓶雄士郎
こんにちは!富士箱根伊豆国立公園管理事務所の三瓶です。
富士箱根伊豆国立公園の箱根地区で活動する「箱根地区パークボランティア」が今年度で創立30周年を迎え、それを記念して「創立30周年記念式典」が先日11月24日(土)に行われました。
↑式典会場。藤城パークボランティアが作成した装花がとても映えます。
箱根地区パークボランティアは昭和62年(1987年)10月より新聞に掲載された記事などを見て40名足らずの希望者が箱根に集まり、研修会が行われた後、翌年の昭和63年(1988年)4月より活動が始まりました。
当初は(財)日本自然保護協会所属のサブレンジャーが自然解説活動を行っていましたが、箱根地区パークボランティア発足後は協会の協力を得ながら行い、半年後にパークボランティアに一本化したそうです。
また、同年6月にはパークボランティア内で「箱根ボランティア解説員連絡会」が発足し、今現在もこの連絡会が運営の中心となってボランティア活動が続いています。
平成元年(1989年)には第2期生が集まり、その後、自然解説だけでなく、清掃活動やクラフト教室、登山道補修活動が加わり、活動が増えるとともに、パークボランティアの会員数も増え、平成29年(2017年)に8期生が加わり、現在は95名の方が箱根地区でボランティア活動をされ、今日を迎えることが出来ました。
〈式典の様子〉
↑開会の宣言をされる箱根ボランティア解説員連絡会 会長の佐藤薫氏(2期生)
↑ご祝辞を頂戴した来賓方
左より当事務所長の石川所長、神奈川県県西地域県政総合センター川瀬所長、箱根町 山口町長
↑活動にご協力いただいている箱根湿生花園様、ホテル箱根パウエル様へ感謝状の贈呈
↑記念講演をしていただいた元環境省関東地方環境事務所長の上杉氏。全国の国立公園の状況などをお話くださいました。
↑同じく記念講演していただいた神奈川県生命の星・地球博物館 平田館長(左図)と勝山 学芸員(右図)
平田館長には地学について、勝山学芸員にはご専門の「箱根の植物」についてお話してくださいました。
今回の式典について、皆さんの日々の活動の結果、こんなにも素敵な式典になり、多くの方にご列席を賜ることができたのではないかと思います。このような貴重な瞬間に携われたことを光栄に思います。これからも継続していけるようサポートしていきたいと思います。これからも箱根地区パークボランティアをどうぞよろしくお願い致します。
↑前年度までパークボランティア業務を担当していた元アクティブレンジャーの後藤さんより届いたお祝いのお花。現在、箱根ビジターセンターで開催されている箱根地区パークボランティア記念写真展前に飾らせていただきました。
2018年11月19日早起きのご褒美(箱根地域)
富士箱根伊豆国立公園 三瓶雄士郎
こんにちは!富士箱根伊豆国立公園管理事務所の三瓶です。
ぐっと寒くなり、日本各地から冬の便りを耳にすることが多くなってきましたね。箱根地域でも、放射冷却の影響で葉には霜、地表に霜柱ができはじめ、いよいよ冬の始まりを感じます。
そんなぐっと寒くなった日に少し早起きをして、箱根へこんな風景を見に来てみませんか?
↑国道138号線から見た仙石原の雲海
↑県道736号線(仙石原~長尾峠間)よりからの様子。紅葉と雲海のセットが見られます。
【撮影日:11月16日(金)午前6時半~7時】
「早起きは三文の徳」と言いますが、それ以上の価値のある風景が見られます。
仙石原は、大涌谷や姥子からの温泉の湿気や湿原の湿気が溜まりやすく、気温が急に下がる11月中旬から12月初旬にかけて水蒸気(雲)が発生し、雲海が見られることがあります。
今時期は陽が昇るのが遅いうえ、箱根外輪山に遮られ、平地よりも遅く陽が昇るため、それほど早い時間でなくても、日の出と雲海のセットで見られることがあります。
観光でコチラにお越しの際には、出発時間を少し早めて、雲海と朝日も一緒に楽しみに来てみてはいかがでしょうか?また、見頃をむかえた仙石原のススキ草原の様子は先週末に池田ARが情報をアップしてくれているので、下記を参考にしてください。
http://kanto.env.go.jp/blog/2018/11/post-577.html
※雲海が発生する日は気温がとても下がります。十分な防寒着を持ってお出かけください。
2018年11月15日黄金色のススキ草原【箱根地域】
富士箱根伊豆国立公園 箱根 池田興平
こんにちは、箱根地域から日記をお届け致します!
最近より一段と肌寒さを感じるようになった箱根ですが、紅葉が見頃を迎え、温泉なども楽しまれる観光客で連日多くの賑わいを見せております。
その中でも、箱根仙石原のススキ草原では、今の時期、黄金色に染め上げた最盛期のススキを見ようと多くの人が訪れる一大スポットになっています。
【仙石原ススキ草原11/8撮影】
9月、10月、11月にかけてススキの白い稲が風に吹かれる度に揺れる光景は、日本の秋らしさを感じます。
そしてススキ草原のすぐ向かいには、仙石原湿原が広がっており神奈川県内唯一の湿原環境になります。
【6月の仙石原湿原】
関東近県でも数少ない湿原環境ということもあり、特別保護地区に指定されています。
かつては多くの場所で見られたススキの原ですが、大きいスケールとなると神奈川県では仙石原のみです。草原は人の手が入ることで維持されているのですが、毎年3月頃に野焼きを続けることで、毎年美しい一面になびくススキの風景が見られます。
そして、この仙石原のススキ草原からは、2月、5月、8月、11月に湿原の様子を定点観察してモニタリング調査を行っています。
モニタリング調査は仙石原湿原における漕木伐採、ヨシ、ハコネダケの刈り取り及び、火入れ等の自然環境の影響による植生の遷移状況を把握するため、平成12年より継続して実施しています。
【8月のススキ草原】青草が生えていて夏らしい光景が見られます。
【11月のススキ草原】空気が寒々しくなり稲穂も白くなり秋の気配を感じます。
定点観察で見てみると3ヶ月経過しただけで、このように箱根の季節の移ろいが一目瞭然になりますね。
国立公園に訪れた際は四季折々の自然の美しさを存分に楽しまれて下さい!
2018年10月31日紅葉の見頃を迎えています!(箱根地域)
富士箱根伊豆国立公園 箱根 池田興平
こんにちは!
今回は箱根にある金時山の紅葉を特集したいと思います。
少しずつ空気がヒンヤリと冷えてきた今日この頃ですが、箱根の仙石原地域は標高が600m程と高いため最低気温は9度と、かなり冷え込んでおります。
気温が下がってきた分、空気が澄んで展望が良く運動をする際には快適な温度ということもあり登山シーズンには好条件が揃っています。
金時山山頂付近に設置してある、登山者数カウンターのデータを回収するため登山をしてきました!
【中腹辺りの金時山】
空には雲がひとつもなく快晴の中登っていきました。
体感温度にして15度くらいでしょうか、運動をするには涼しくて快適に登れます。
金時山の登山道では秋の花が数多く咲いており、花を目当てに登られる方も多くいます。
【リンドウ】
【リュウノウギク】
【ホトトギス】
紅葉の方はというと、麓はまだ葉が緑の状態でしたが、山頂付近に近づくにつれ徐々に紅葉した木々が姿を現れはじめました。
【山頂付近でお昼ご飯を食べる登山客】
10月下旬現在では、全体に紅葉していなかったですが、今の時期は緑も混じり色が多様で美しいとも感じます。
箱根の金時山での紅葉の見頃を迎えるのは11月中旬頃です。
ちなみに金時山の登山者数は昨年29年度では、おおよそ105,000人程の登山者数がいました。
毎年の傾向として、年間通じて一番登山者数が多くなる月は、多くの登山者が涼しくて快適に登れ、紅葉が楽しめる11月になっています。
【金時山山頂からの富士山の眺望】
今の時期は空気がとても澄んでおり、雲も少ないため、山頂に少し雪化粧をした富士山の姿が見られます。
比較的夏よりも、秋、冬の方が山頂での富士山を見られやすいため、これからのシーズンぜひ金時山に足を運んでみてはいかがでしょうか!
2018年10月22日秋を見つけに(箱根地域)
富士箱根伊豆国立公園 三瓶雄士郎
こんにちは!富士箱根伊豆国立公園管理事務所の三瓶です。
だんだんと寒くなってきましたね。事務所がある箱根の湖尻周辺では、朝の気温が10℃を下回り始め、木々が色づき始め、いよいよ秋が始まってきたなーと実感しています。
今回は、事務所のすぐ裏手にある箱根ビジターセンター(以降:箱根VC)から姥子駅までの「自然探勝路」という自然を堪能できるコースのご照会です。片道15~20分、往復でも1時間かからない季節の草木や野鳥観察など手軽に自然を満喫したい方にうってつけのコースです。
↑コースマップ。箱根VCより配布している資料です。
私がオススメするのは、登りは箱根VCから石畳の坂道を経て姥子駅まで行き、下りは駅舎裏口から行くことが出来る散策路を経て金太郎岩展望台→金太郎岩を見て回り箱根VCまで戻るコースです(黄線のコース)。石畳が醸し出す歴史の重厚感と箱根らしい自然の中を散策出来るのがこのコースの魅力です。地図に明記した番号をご参考に以下の写真をご覧ください。
↑①木々の間に延びる石畳の坂路。
↑②金太郎岩展望台(左図)。下ると童話「金太郎」が投げたと言われる金太郎岩(右図)があります。
もう少し経てば、紅葉と芦ノ湖が眺望できる隠れた名スポットです。
↑③富士山がある風景100選No.2「箱根ロープウェー姥子駅周辺」事務所から一番近い登録地です。
また、足下は秋の花、枝先には実りの秋を感じます。
↑秋の花実コレクション
秋を彩る花実は今週から来週末頃までが見頃です。
是非、小さな秋を探しに箱根へお越しくださいませ!
~コース上での注意点~
・国立公園内ですので、動植物の採取はご遠慮ください。
・石畳は雨が降った翌日は大変滑りやすいです。通行にご注意ください。
・コースは一部複線化しています。箱根VCで地図と案内をお聞きの上、散策に行かれると安心且つ、より散策を楽しむことができます。
・朝方は気温が低いため、防寒着をご持参ください。
2018年10月18日10月14日(日)【バリアフリーで楽しむ秋の箱根】行事報告(箱根地域)
富士箱根伊豆国立公園 三瓶雄士郎
こんにちは!富士箱根伊豆国立公園管理事務所の三瓶です。
今回は10月14日(日)に箱根ボランティア解説員連絡会と共同開催した「バリアフリーで楽しむ秋の箱根」の様子をお伝え致します。
このイベントは当初、箱根ボランティア解説員連絡会の主催行事でしたが、平成21年度より環境省も協力して開催する共催行事としているものです。今回は降水確率が低いのにも関わらず、開催前に雨が降るというハプニングに見舞われましたが、開始時は晴れて無事開催することが出来ました。
場所は箱根ビジターセンター前のバリアフリー観察路で実施しました。
階段がなく、舗装路でゆったりと歩けるため、ご高齢の方、身体が不自由な方、小さなお子様も参加出来るイベントです。季節の花実を観察したり、紅葉を楽しんだりして、秋の箱根を満喫しました。
↑紅葉が始まり、とても和やかな雰囲気の中で開催できました。
↑豊作のガマズミの実。甘酸っぱい実りの秋ですね。
↑種子から仙人のひげのような毛が生えることから由来した「センニンソウ」
ふわふわの毛はとても気持ちが良いです!
↑拾ってきた落ち葉でステンドグラス作り
セロハンテープで台紙の裏に貼り付けて陽に透かすと・・・
↑こんな感じに出来ました!自然な色は素敵ですね!
↑今回のイベント中に感じたことを俳句にする「ハイクで俳句」
以下のような素敵な俳句が出来ました。
・ホンザンショウ 緑のじゅうたん きれいだね
・葉の陰に ムラサキの実 ひそやかに
・針さして それいけ開け 神輿草(みこしぐさ)
↑最後はパークボランティアのハーモニカ伴奏による童謡「紅葉」を全員で合唱しました。
ゆったりとした雰囲気に包まれながら、今回の観察会を終えました。
普段はあれを観察しなきゃ!これを見に行かなきゃ!と急ぎ足になってしまいますが、時間をあまり気にせず、ゆったりと観察出来るのも、とても良かったなと改めて認識しました。参加者も終始笑顔で楽しまれていましたので来年も是非開催したいと思います。
2018年10月15日金時山山頂トイレ一斉清掃の様子
富士箱根伊豆国立公園 箱根 池田興平
皆さんこんにちは!
箱根ではすっかり秋めいてきてハイキングシーズン真っ盛りになりました。
気温が15度以下になることも珍しくなく、山登りなどには最適なシーズンですね!
箱根で山と言えば、有名なのは金時山ですが、山頂には環境省が設置したトイレがあります。
今回は年に一度の一斉清掃を行うべく山頂に行ってきました。
【金時山山頂からの富士山の展望】
曇り空の中でも富士山だけはくっきり見ることが出来ました!
清掃活動の開始です。
金時山山頂トイレは、山小屋の協力を得て関係者が連携して維持管理を行っています。
今回は、神奈川県、南足柄市、御殿場市、箱根町、小山町と共同でトイレの現状確認とあわせての一斉清掃です。
いつも綺麗に利用して頂いている登山者の皆様、日頃からの清掃して頂いている山小屋関係の皆様のおかげで、あまり大がかりな清掃にならず一時間ばかりで終えることができました。
【トイレ内部の清掃】
【機械室の清掃】
【トイレ周辺の清掃】
金時山山頂トイレは、バイオトイレ(おがくず処理)となっています。
トイレの裏側には機械室があり、その中にある発酵槽内で微生物の活動によりし尿を蒸発・分解してその場で処理されます。
バイオトイレは複雑な機械でつくられているので、通常のトイレよりデリケートな扱いが必要です。
以前はトイレの便槽内に糞尿以外の異物が入り、機械の一部(スクリューなど)が破損してしまったこともありました。
トイレを利用される際は、落とし物などをされないよう注意をお願いします。
さて、これからさらに色づく季節になり、涼しくもなり箱根温泉もより楽しめます。
今秋はぜひ箱根に訪れてみてはいかがでしょうか!
2018年10月03日「アクティブ・レンジャー写真展」in箱根ビジターセンター(箱根地域)
富士箱根伊豆国立公園 三瓶雄士郎
こんにちは!富士箱根伊豆国立公園管理事務所の三瓶です。
本日より関東地方の国立公園 / 国指定鳥獣保護区で活動するARによる写真展
「アクティブ・レンジャー写真展-国立公園・野生生物フォトコレクション-」を箱根ビジターセンターで開始しました!
会場:箱根ビジターセンター内 多目的ホール
期間:10月3日(水)~31日(水)9:00~17:00(最終入場時刻 16:30)
写真は平成29年度に国立公園内で撮影した写真が対象のため、私の写真は展示されていませんが、箱根からは前任のAR2名(後藤、宍戸)の写真が展示されています。この他にも、ダイヤモンド富士、小笠原諸島の様子、日本最小のトンボなど、バラエティ豊かな写真ばかりです!お近くに来られた際は是非お立ち寄りください!
「クマに見える山」(前任:後藤AR撮影)
「風そよぐ秋の原」(前任:宍戸AR撮影)
↑展示の様子
↑富士箱根伊豆国立公園ブース
↑パンフレットコーナーには各国立公園のパンフレットやイベントチラシなどを配布しておりますので、宜しかったらお取りください。
また、今後のAR写真展の展示向上のため、ご覧になられた方にアンケートのご記入をお願いしております。
ご協力の程よろしくお願いします。
2018年09月26日【参加報告】箱根ビジターセンター特別イベント「芦ノ湖ハイク&クリーン」
富士箱根伊豆国立公園 三瓶雄士郎
こんにちは!富士箱根伊豆国立公園管理事務所の三瓶です。
先日9月12日に箱根ビジターセンターの特別イベント「芦ノ湖ハイク&クリーン」が開催されました。
↑チラシ
この活動は箱根ビジターセンターを運営しております(一財)自然公園財団箱根支部、箱根マウンテンリッパー様、湖尻観光協会様で構成されている「芦ノ湖ハイク&クリーン実行委員会」が企画されたものです。当所にもお誘いがありましたので、参加してきました。
↑活動の様子。
湖尻地区に面している芦ノ湖の湖岸沿いを中心に落ちているゴミや打ち上げられたゴミを回収しながら自然観察をする活動です。しかし、様々なゴミが打ち上げられているのに驚きました。
↑釣り糸などの釣り具関係
釣りの最中、どうしても切れて無くなってしまいますが、絡まって使えなくなってしまった釣り糸などは持ち帰るようにしましょう。その他にもルアーや芦ノ湖では禁止されているプラスティック製ワームなども回収しました。
↑発泡スチロール
劣化に合わせて波の影響で粉砕していました。全て手で取り除くのは困難でやむを得ず土ごと回収しました。
↑湖際より拾い上げたゴミ
サンダル、ビン、ペットボトルのキャップ、飲み物のフタ、あめ玉の袋
いわゆるうっかり落としてしまう「うっかりゴミ」も混ざっています。
出来るだけ鞄にしまったり、決められた場所へ捨てるようにしましょう。
参加者6名、約4時間の活動で軽トラック1杯分のゴミを回収することが出来ました。
少人数でもこんなに回収が出来るので、大人数だとより沢山のゴミが回収できるかと思います。
また、皆さまが「ゴミを持ち帰る」という気持ちがとても大事です。ゴミ箱がないからその場所に置いてくる(捨ててくる)のはやめましょう。
次回は12月に開催されるそうです。詳細は箱根ビジターセンターにお問い合わせください。
http://hakonevc.sunnyday.jp/index.html
少しでも綺麗になって箱根に生息する動植物が気持ちよく過ごせますように・・・。
こんにちは!富士箱根伊豆国立公園管理事務所の三瓶です。 12月1日(土)に箱根地区で活動するパークボランティア(以降:PV)の皆様に向けて、今年度第2回目の研修会を開催致しました。その様子をご紹介します。
テーマは「今後の富士箱根伊豆国立公園について」
前記「11月27日箱根地区パークボランティア 創立30周年記念式典の開催(箱根地域)」でもお伝えしましたが、箱根地区PVは今年度で創立30周年という大きな節目に当たり、今後活動して行く上で、活動に関係する環境省・PV・(一財)自然公園財団箱根支部(以降:財団/箱根ビジターセンターを管理しています)と共に方向性を見定めることをねらいとした内容です。
午前は、講義として以下の2名にご講演いただきました。
◆当事務所 石川拓哉 所長 「これからの富士箱根伊豆国立公園について」
全国のPV活動の紹介と富士箱根伊豆国立公園全体の管理体制と箱根地域で力を入れていく事業(仙石原湿原シカ対策、箱根VC機能強化)について説明されました。
◆財団 加藤和紀 氏 「PVが利用しやすい箱根ビジターセンターづくり」
環境省の「箱根VC機能強化」事業に伴う計画の説明や9月に全PV向けに実施したアンケートを基に作成したQ&Aを発表してくださいました。
午後はグループワーク「今後のPV活動について」の意見交換会を行いました。
PV8~9名、事務所職員・財団職員各1名ずつ計10~11名の班を3班に分け、それぞれの項目「VCの利用について」「ボランティアステーションの利用について」「技術の向上」「スムーズなネットワークづくり」「継続的に活動していくために」について思っている問題点・課題点をポストイットに記入し、模造紙に貼り付け、班の中でどのように解決して行くか意見交換を行い、発表していただきました。
↑意見交換会の様子。各テーマに対しての意見出しです。
↑各班の意見発表。各チームで共通している意見や、それぞれ活動されているフィールドごとでの意見、思ってもみないとても参考となる提案が沢山出てきました。
この場で出た意見は、皆さまからの「提案」として捉え、PV活動に反映していくため、環境省と財団で短期・中期・長期計画にまとめ、PVの皆さまと財団と一緒になって議論していきたいと思います。少しでもPVが長く楽しく活動出来るように一丸となって、この先40周年、50周年と続けて行けるようにサポートして行きたいと思います。