ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]

関東地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2020年01月25日登山道補修隊、活動中!(箱根地域)

富士箱根伊豆国立公園 箱根 山口光子

皆さん、こんにちは。

今回は「登山道補修隊」という活動についてご紹介します。

今年は暖冬。箱根は雪が現状少ない日々です。

ようやく1月18-19日、箱根の山間部に雪が降りました。

しかし、芦ノ湖周辺はあっという間に溶けています。

そしてこの週、登山道補修隊の活動がありました。

事務所周辺から見える山には、うっすら残雪が。

山には入れない為、この日の活動は「資材作り」となりました。

(登山道補修隊は、普段は資材班と補修班に分かれて作業を行います。

補修班作業風景はこちら→URL http://kanto.env.go.jp/blog/2019/05/post-678.html

補修作業に必要なもの、木の杭をひたすら作ります。

箱根ビジターセンター周辺で出る間伐材を、手作業で加工です。

チェーンソーで、ある程度の大きさに切られた丸太を。

くさびと槌で、割る!

さらに割る!

ナタで、削る!

現場で使いやすい、地面に打ち込みやすい形へ整えます。

力任せにナタを降るだけでは、すぐに手が痛くなって作業が続きません。

うまくナタの重みを利用します。私は最初、大変苦労しました!

が、ボランティアさんたちは鮮やかな手つきで、杭を量産していきます!

木の性質を見極めて作業を行うと、きれいな三角形が出来上がるそうです。

この日は、総数222本の杭を作成しました。

ハイカー皆さんが安全に楽しく箱根の山を歩ける様に!

そして、箱根の貴重な自然環境を守るために!

登山道補修隊は、箱根の山を愛する熟練ボランティアさんたち中心に、1年を通して活動を行っています。

いつもありがとうございます!

箱根の登山道は、春からのハイキングシーズンに向けて準備が進んでいます。

スミレを始め、たくさんの花が間のなく咲き始めますよ。

これから訪れるハイカー皆さん。

箱根の春を5感で体感することを楽しみに、遊びに来てくださいね。

そして、登山道を歩いた際には、時々登山道補修隊のことも思い出してみてください。

 

箱根町では登山道補修ボランティアを随時受け付けています。

ご興味のある方は是非、ご登録の上ご参加ください。

一緒に活動しましょう!

いつもとは違った角度から箱根の山を見ることが出来ますよ。

詳細はこちら(箱根町ハイキングコース補修活動https://www.town.hakone.kanagawa.jp/index.cfm/11,2310,60,html

《おまけ》

ヒノキ材を割っていると中から虫が!何の幼虫でしょう??

ヒノキにはあまり虫はつかないと言われていますが。

珍しい出来事のようです!

箱根ビジターセンターで、しばらく観察予定です!

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2020年01月24日トキ、色づいています!

佐渡 菅野萌

皆さんこんにちは。

佐渡自然保護官事務所の菅野です。

新しい年を迎えましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

▲大佐渡の山々も真っ白・・・というわけではありません

佐渡は日本海側の天気らしく曇りや雨の日が多いですが、雪はあまり降らない日が続いています。

雪道運転をしなくて済むことにホッとしつつも、一方で、あたり一面真っ白になった佐渡の雪景色はさぞかし美しいのだろうなぁ・・・と思いながらトキのモニタリングをしていると・・・

おや?

なにやら視界の端に色の違うトキが!見間違いでしょうか。

もう少し角度を変えて見てみましょう。

やはり、色が違うトキがいます!

左側のトキは明らかに喉元や背中の羽の色が黒っぽく見えますよね?

実は、この羽の色の変化は繁殖期に見られる特徴で、「繁殖できることをアピールするため」あるいは「巣で子育てをしている時に天敵に見つかりにくくするため」だと考えられています。

この色の変化はどのように起きているのかというと・・・

なんと、首まわりの皮膚からはがれ落ちる黒い物質を、水浴び後に背中などの羽に塗りつけているのです!

繁殖期に羽の色を変化させる鳥は他にもいますが、皮膚からはがれ落ちる物質を塗ることで色を変えるのは、世界中でトキだけです。

羽色変化が始まっているトキを観察することが日に日に増え、いよいよ繁殖期に入ってきていることを実感している今日この頃。

今年はどのペアがどこで巣を作るのか?これからのトキたちの行動を注意深く見守っていきたいと思います!

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2020年01月24日三原山に雪が! 大島(伊豆諸島地域)

富士箱根伊豆国立公園 竹下実生

こんにちは。伊豆諸島管理官事務所の竹下です。

先週末、三原山に雪が降りました!!

山頂口から眺めた雪の三原山

▲山頂口から眺めた三原山

先週の土曜は気温が低く、大島にしてはかなり寒い日でした。

麓の市街地では雨が降っていましたが、土曜の夕方時点で山の斜面の高いところに少し雪が付いていました。

雨風が止んだ日曜、さっそく三原山へ出かけてみると、見たことのない景色が・・・!

黒い砂漠の上に、黒くゴツゴツした溶岩の上に、白い雪が降り積もっていました。

麓の市街地には積雪がなく、山の斜面の雪はほとんど溶けていたので、カルデラ内だけが雪のある世界になっていました。

三原山北側の溶岩流(手前)の上から眺めた櫛形山(左)、三原山中央火口丘(右)

▲三原山北側の溶岩流(手前)の上から眺めた櫛形山(左)、三原山中央火口丘(右)

1986年の割れ目噴火口から流れ出た溶岩流

1986年の割れ目噴火口から流れ出た溶岩流

歩道部分の積雪は5cm程度、凍結も無く、登山靴だけで快適に歩くことが出来ました。

雪を被った溶岩流は、遠くから見ると、粉糖のかかったチョコレートのようです。

お鉢巡りコース東側から眺めた中央火口(右側手前の白いもやは湯気)

▲お鉢巡りコース東側から眺めた中央火口(右側手前の白いもやは湯気)

中央火口を一周する歩道(お鉢巡りコース)には、所により吹きだまりができており、そのような場所では30cmほどの積雪がありました。凍結は無く、登山靴だけでも歩ける状態でしたが、足下はスパッツを付けるか長靴、雪の状態によっては軽アイゼン、手にはストックがあった方が歩きやすいかもしれません。(強風の場合は立ち入り禁止となっています。凍結時は滑落に注意が必要です。)

▲お鉢巡りコース上、三原新山東側から眺めた中央火口(積雪時)

▲お鉢巡りコース上、三原新山東側から眺めた中央火口(通常時:秋)

上の写真が積雪した時、下の写真が通常(秋)の中央火口です。

通常はダイナミックな火口の壁面がはっきり見えていて、壮大さや厳しさを感じるような景色ですが、白い雪が降り積もっただけで、なんとなく柔らかな優しい印象になるのはなぜでしょうか。

大島では積雪自体が珍しく、この日のような真っ白の雪景色は、雪の降った後数日間だけのものです。

見たことのない景色に興奮しつつ、雪の三原山を楽しみました。

【22日時点の道路状況】

山頂口から山頂までの舗装路(山頂遊歩道)の雪は無くなり、足下を気にせず山頂まで登れるようになっています。お鉢巡りコースや表砂漠では、ところにより30cmほどの積雪が残っています。特にお鉢巡りコースでは、晴れた日の日中に歩道が凍結することはまず無いと思いますが、早朝など気温の低い時に雪が固くなる可能性もあるので、足下に注意が必要です。

【伊豆大島への交通・観光情報】

伊豆大島観光協会http://www.izu-oshima.or.jp/

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2020年01月23日【小笠原】 植物展開催中!

小笠原国立公園 齋藤海穂

こんにちは!

小笠原自然保護官事務所に1 月よりアクティブレンジャーとして着任しました、齋藤です。
新卒で入社した旅行会社の営業・添乗業務から一転、働き方改革と銘打って次の仕事探しをする最中に、

アクティブレンジャーに出会いました。
小笠原初上陸から約二週間、イルカやクジラはもちろん、調査の道中など美しい景色、険しい道等々、

小笠原の大自然に圧倒され続けております。


そんな小笠原初心者の私にもぴったりな企画が、現在世界遺産センターにて開催中です!

【THE 植物 in OGASAWARA】
期間:1 月8 日(水)~1 月31 日(金) 9:00~17:00 入館無料











←植物展ポスター

植物展の概要
・主に小笠原諸島の固有植物を実物展示
・解説ポスター、植物写真も展示
・東京大学附属植物園研究員による講演会(1 月10 日に実施済み)






←入り口で皆様をお迎えする、
「オガサワラグワ」「オオハマギキョウ」





←ポスターと固有植物展示
植物はNPO 法人小笠原野生生物研究会様の
ご協力によって展示しています。









←講演会ポスター
植物園技術専門職員 小牧様、東京大学教授 川北様に

ご講演頂きました。





←講演会には島民の方を中心に、
50 名程集まりました。

講演会内容は二つとも非常に興味深い内容で、島民の皆様も初めて知る!なんて情報もありました。
講演「小笠原の希少植物に未来はあるのか」では、各植物に沿った対策の必要性を強く感じ、小笠原固有の

植物ではありますが、今後維持していく為には島内外の協力が必要不可欠である事を学びました。
実際に私も、研究員の方々と植物調査へ向かいましたが、目的の植物はどれも険しい山奥や山頂付近など、

人の進入を拒んでいるような場所にありました。しかしノヤギやクマネズミなどの外来種や大型台風等の影響を受けている種もあり、このままの状態だといずれは無くなってしまうのではないかと言う状況を目の当たりにし、保全の取組みを続ける必要性を強く感じました。


そして講演「小笠原の固有植物の花はどのような動物に適応したのか?」では、小笠原の植物への理解を深める新しい観点を学びました。

訪花昆虫(ハチや蛾、蝶など)と小笠原の植物の花の形から見る本土との進化の違いは驚くべきもので、花の色、管の形、更には花粉を運んでもらう対象昆虫まで変化している植物もありました。
花や虫については島の皆様もご存じでしたが、その関係性には皆様驚いておりました。
私も小笠原の固有種の多さを再度確認出来ました。


小笠原の自然は、研究者や専門家だけでなく、島民の皆様にも大事にされています。
おがさわら丸は現在ドッグ点検中にて運航はしていませんが、
小笠原に来る機会がある時は、イルカやクジラだけで無く、小笠原の植物たちにも是非目を向けてみては
いかがでしょうか。

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