ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]

関東地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2020年1月

15件の記事があります。

2020年01月29日【那須】平成の森に生息している哺乳類たち

日光国立公園 菅野敬雅

 こんにちは、日光国立公園 那須管理官事務所の菅野です。

 全国同様、那須高原でも暖冬の影響で積雪が少なく、スキーをはじめとした冬のアクティビティが制限されて困っています。那須平成の森でもスノーシュートレッキングができるほどの積雪がまだありません。もっと雪が降ることを願うばかりです。

 最新の積雪情報については那須平成の森HPFacebookをご確認ください。Facebookではフィールドセンターにいるウサギが積雪状況を伝えてくれるようですよ。

 

▲那須平成の森の様子(1/27撮影)。スノーシューを履くにはササが隠れるくらいの雪がほしい!

 さて、那須管理官事務所では平成21年から那須平成の森にセンサーカメラ(自動撮影カメラ)を通年設置し、中型・大型哺乳類の生息調査を実施しています!(リスやネズミのような小型哺乳類は対象外)

 設置している15台のセンサーカメラから定期的に写真データを回収し、どんな哺乳類が写っていたのか集計しています。

▲写真データ回収作業(1/22撮影)

 今回は、これまでのセンサーカメラ調査で確認された哺乳類をご紹介します!

 確認されているのは以下の写真の12種。近年の出現数が多い順に並べてあります。

▲那須平成の森センサーカメラ調査において確認された中・大型哺乳類一覧

 近年出現数が増加している哺乳類や、カメラの前で見せた行動などなど、お話のネタはたくさんありますので、随時ご紹介していければと思います。お楽しみに。

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2020年01月27日南アルプスライチョウサポーター、勉強会!

南アルプス国立公園 南アルプス 本堂舞華

みなさん、こんにちは。

南アルプス自然保護官事務所の本堂です。

みなさんは¨南アルプスライチョウサポーター制度¨をご存じですか?南アルプスユネスコエコパークを構成する3県10市町村が中心となり、平成28年度から実施している取組です。南アルプスやライチョウに関する講座を受講すると南アルプスライチョウサポーターに認定され、認定されたサポーターは南アルプス山域で目撃したライチョウ発見情報を事務局に報告し、集まった情報は生息状況の把握などに活用されます。現在、新規募集は行っていませんが、これまでに954名が南アルプスライチョウサポーターに認定されています。

125日にサポーター対象に勉強会が開催されました。

今回の勉強会では、東邦大学訪問研究員の小林さんと東京都恩賜上野動物園の高橋さんに講演いただきました。小林さんは北岳でケージ保護を行っていたこともあり、大変お世話になっています。小林さんからは急激に減少した白峰三山のライチョウが回復傾向になった大きな理由は、ケージ保護と捕食者対策の両立であり、白峰三山で行ったケージ保護や捕食者対策を平成3011月に個体が確認された中央アルプスでも参考にし、定着させていきたいとのことでした。今後の取り組みによって中央アルプスでもライチョウが見られるかもしれません!高橋さんからは動物園でライチョウを飼育するまでのエピソードや飼育方法、また上野動物園での飼育のようすについてお話いただきました。貴重なお話を聞くことができ、とても充実した時間でした♪

  

会場は山梨県でしたが、静岡県や長野県から足を運んでいる方もいらっしゃいました。多くの方がライチョウに興味をお持ちで嬉しい気持ちになりました。

南アルプスライチョウサポーター制度では南アルプス山域でのライチョウ目撃情報の提供をお願いしていますが、南アルプスライチョウサポーターではない方からも情報提供を待っています!環境省『いきものログ:https://ikilog.biodic.go.jp/ 』の「ライチョウ目撃調査(環境省希少種保全推進室)」ページから受け付けています。投稿フォームに発見情報・写真データを入力してください。貴重な情報お待ちしています!


また、今回、講演いただいた東京都恩賜上野動物園ではライチョウの飼育のようすを一般公開しています。他にも富山市ファミリーパーク(富山県)、大町山岳博物館(長野県)、那須どうぶつ王国(栃木県)、いしかわ動物園(石川県)でも行っています。今後、ライチョウの飼育環境が整った動物園が増えると、見られる場所が増えるかもしれません・・!

ライチョウ公開展示について:http://chubu.env.go.jp/shinetsu/pre_2019/post_68.html

中央アルプスでの取り組みや動物園での取り組みなど、今後もライチョウ保護から目が離せません!

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2020年01月27日南アルプスライチョウサポーター、勉強会!

南アルプス国立公園 南アルプス 本堂舞華

みなさん、こんにちは。

南アルプス自然保護官事務所の本堂です。

みなさんは¨南アルプスライチョウサポーター¨をご存じですか?静岡市が中心となり、平成28年度から平成30年度までライチョウサポーター制度を設け、受講すると南アルプスライチョウサポーターに認定される制度です。認定されたサポーターは南アルプス山域で目撃したライチョウ発見情報を事務局に報告し、集まった情報は生息状況の把握などに活用しています。現在、新規募集は行っていませんが、これまでに954名が南アルプスライチョウサポーターに認定されています。

125日にサポーター対象に勉強会が開催されました。

今回の勉強会では、東邦大学訪問研究員の小林さんと東京都恩賜上野動物園の高橋さんに講演いただきました。小林さんは北岳でケージ保護を行っていたこともあり、大変お世話になっています。小林さんからは急激に減少した白峰三山のライチョウが回復傾向になった大きな理由は、ケージ保護と捕食者対策の両立であり、白峰三山で行ったケージ保護や捕食者対策を平成3011月に個体が確認された中央アルプスでも参考にし、定着させていきたいとのことでした。今後の取り組みによって中央アルプスでもライチョウが見られるかもしれません!高橋さんからは動物園でライチョウを飼育するまでのエピソードや飼育方法、また上野動物園での飼育のようすについてお話いただきました。貴重なお話を聞くことができ、とても充実した時間でした♪

  

会場は山梨県でしたが、静岡県や長野県から足を運んでいる方もいらっしゃいました。多くの方がライチョウに興味をお持ちで嬉しい気持ちになりました。

南アルプスライチョウサポーター制度では南アルプス山域でのライチョウ目撃情報の提供をお願いしていますが、南アルプスライチョウサポーターではない方からも情報提供を待っています!環境省『いきものログ:https://ikilog.biodic.go.jp/』の「南アルプスライチョウサポーター」団体ページから受け付けています。投稿フォームに発見情報・写真データを入力してください。貴重な情報お待ちしています!

また、今回、講演いただいた東京都恩賜上野動物園ではライチョウの飼育のようすを一般公開しています。他にも富山市ファミリーパーク(富山県)、大町山岳博物館(長野県)、那須どうぶつ王国(栃木県)、いしかわ動物園(石川県)でも行っています。今後、ライチョウの飼育環境が整った動物園が増えると、見られる場所が増えるかもしれません・・!

ライチョウ公開展示について:http://chubu.env.go.jp/shinetsu/pre_2019/post_68.html

中央アルプスでの取り組みや動物園での取り組みなど、今後もライチョウ保護から目が離せません!

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2020年01月25日登山道補修隊、活動中!(箱根地域)

富士箱根伊豆国立公園 箱根 山口光子

皆さん、こんにちは。

富士箱根伊豆国立公園管理事務所の山口です。

今回は「登山道補修隊」という活動についてご紹介します。

今年は暖冬。箱根は雪が現状少ない日々です。

ようやく1月18-19日、箱根の山間部に雪が降りました。

しかし、芦ノ湖周辺はあっという間に溶けています。

そしてこの週、登山道補修隊の活動がありました。

事務所周辺から見える山には、うっすら残雪が。

山での作業は難しい為、この日の活動は「資材作り」となりました。

※登山道補修隊は、普段は資材班と補修班に分かれて作業を行います。

2019年5月31日登山道補修活動(箱根地域)記事では補修班作業を紹介しています。

こちらも見てみてくださいね。

補修作業に必要なもの、木の杭をひたすら作ります。

箱根ビジターセンター周辺で出る間伐材を、手作業で加工です。

チェーンソーで、ある程度の大きさに切られた丸太を。

くさびと槌で、割る!

さらに割る!

ナタで、削る!

現場で使いやすい、地面に打ち込みやすい形へ整えます。

力任せにナタを降るだけでは、すぐに手が痛くなって作業が続きません。

うまくナタの重みを利用します。私は最初、大変苦労しました!

が、ボランティアさんたちは鮮やかな手つきで、杭を量産していきます!

木の性質を見極めて作業を行うと、きれいな三角形が出来上がるそうです。

この日は、総数222本の杭を作成しました。

ハイカー皆さんが安全に楽しく箱根の山を歩ける様に!

そして、箱根の貴重な自然環境を守るために!

登山道補修隊は、箱根の山を愛する熟練ボランティアさんたち中心に、1年を通して活動を行っています。

いつもありがとうございます!

箱根の登山道は、春からのハイキングシーズンに向けて準備が進んでいます。

4月以降にはスミレを始め、たくさんの花が間もなく咲き始めますよ。

これから訪れるハイカー皆さん。

箱根の春を5感で体感することを楽しみに、遊びに来てくださいね。

そして、登山道を歩いた際には、時々登山道補修隊のことも思い出してみてください。

 

箱根町では登山道補修ボランティアを随時受け付けています。

ご興味のある方は是非、ご登録の上ご参加ください。

一緒に活動しましょう!

いつもとは違った角度から箱根の山を見ることが出来ますよ。

詳細はこちら(箱根町ハイキングコース補修活動https://www.town.hakone.kanagawa.jp/index.cfm/11,2310,60,html

《おまけ》

ヒノキ材を割っていると中から虫が!何の幼虫でしょう??

ヒノキにはあまり虫はつかないと言われていますが。

珍しい出来事のようです!

箱根ビジターセンターで、しばらく観察予定です!

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2020年01月24日トキ、色づいています!

佐渡 菅野萌

皆さんこんにちは。

佐渡自然保護官事務所の菅野です。

新しい年を迎えましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

▲大佐渡の山々も真っ白・・・というわけではありません

佐渡は日本海側の天気らしく曇りや雨の日が多いですが、雪はあまり降らない日が続いています。

雪道運転をしなくて済むことにホッとしつつも、一方で、あたり一面真っ白になった佐渡の雪景色はさぞかし美しいのだろうなぁ・・・と思いながらトキのモニタリングをしていると・・・

おや?

なにやら視界の端に色の違うトキが!見間違いでしょうか。

もう少し角度を変えて見てみましょう。

やはり、色が違うトキがいます!

左側のトキは明らかに喉元や背中の羽の色が黒っぽく見えますよね?

実は、この羽の色の変化は繁殖期に見られる特徴で、「繁殖できることをアピールするため」あるいは「巣で子育てをしている時に天敵に見つかりにくくするため」だと考えられています。

この色の変化はどのように起きているのかというと・・・

なんと、首まわりの皮膚からはがれ落ちる黒い物質を、水浴び後に背中などの羽に塗りつけているのです!

繁殖期に羽の色を変化させる鳥は他にもいますが、皮膚からはがれ落ちる物質を塗ることで色を変えるのは、世界中でトキだけです。

羽色変化が始まっているトキを観察することが日に日に増え、いよいよ繁殖期に入ってきていることを実感している今日この頃。

今年はどのペアがどこで巣を作るのか?これからのトキたちの行動を注意深く見守っていきたいと思います!

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2020年01月24日三原山に雪が! 大島(伊豆諸島地域)

富士箱根伊豆国立公園 竹下実生

こんにちは。伊豆諸島管理官事務所の竹下です。

先週末、三原山に雪が降りました!!

山頂口から眺めた雪の三原山

▲山頂口から眺めた三原山

先週の土曜は気温が低く、大島にしてはかなり寒い日でした。

麓の市街地では雨が降っていましたが、土曜の夕方時点で山の斜面の高いところに少し雪が付いていました。

雨風が止んだ日曜、さっそく三原山へ出かけてみると、見たことのない景色が・・・!

黒い砂漠の上に、黒くゴツゴツした溶岩の上に、白い雪が降り積もっていました。

麓の市街地には積雪がなく、山の斜面の雪はほとんど溶けていたので、カルデラ内だけが雪のある世界になっていました。

三原山北側の溶岩流(手前)の上から眺めた櫛形山(左)、三原山中央火口丘(右)

▲三原山北側の溶岩流(手前)の上から眺めた櫛形山(左)、三原山中央火口丘(右)

1986年の割れ目噴火口から流れ出た溶岩流

1986年の割れ目噴火口から流れ出た溶岩流

歩道部分の積雪は5cm程度、凍結も無く、登山靴だけで快適に歩くことが出来ました。

雪を被った溶岩流は、遠くから見ると、粉糖のかかったチョコレートのようです。

お鉢巡りコース東側から眺めた中央火口(右側手前の白いもやは湯気)

▲お鉢巡りコース東側から眺めた中央火口(右側手前の白いもやは湯気)

中央火口を一周する歩道(お鉢巡りコース)には、所により吹きだまりができており、そのような場所では30cmほどの積雪がありました。凍結は無く、登山靴だけでも歩ける状態でしたが、足下はスパッツを付けるか長靴、雪の状態によっては軽アイゼン、手にはストックがあった方が歩きやすいかもしれません。(強風の場合は立ち入り禁止となっています。凍結時は滑落に注意が必要です。)

▲お鉢巡りコース上、三原新山東側から眺めた中央火口(積雪時)

▲お鉢巡りコース上、三原新山東側から眺めた中央火口(通常時:秋)

上の写真が積雪した時、下の写真が通常(秋)の中央火口です。

通常はダイナミックな火口の壁面がはっきり見えていて、壮大さや厳しさを感じるような景色ですが、白い雪が降り積もっただけで、なんとなく柔らかな優しい印象になるのはなぜでしょうか。

大島では積雪自体が珍しく、この日のような真っ白の雪景色は、雪の降った後数日間だけのものです。

見たことのない景色に興奮しつつ、雪の三原山を楽しみました。

【22日時点の道路状況】

山頂口から山頂までの舗装路(山頂遊歩道)の雪は無くなり、足下を気にせず山頂まで登れるようになっています。お鉢巡りコースや表砂漠では、ところにより30cmほどの積雪が残っています。特にお鉢巡りコースでは、晴れた日の日中に歩道が凍結することはまず無いと思いますが、早朝など気温の低い時に雪が固くなる可能性もあるので、足下に注意が必要です。

【伊豆大島への交通・観光情報】

伊豆大島観光協会http://www.izu-oshima.or.jp/

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2020年01月23日【小笠原】 植物展開催中!

小笠原国立公園 齋藤海穂

こんにちは!

小笠原自然保護官事務所に1 月よりアクティブレンジャーとして着任しました、齋藤です。
新卒で入社した旅行会社の営業・添乗業務から一転、働き方改革と銘打って次の仕事探しをする最中に、

アクティブレンジャーに出会いました。
小笠原初上陸から約二週間、イルカやクジラはもちろん、調査の道中など美しい景色、険しい道等々、

小笠原の大自然に圧倒され続けております。


そんな小笠原初心者の私にもぴったりな企画が、現在世界遺産センターにて開催中です!

【THE 植物 in OGASAWARA】
期間:1 月8 日(水)~1 月31 日(金) 9:00~17:00 入館無料











←植物展ポスター

植物展の概要
・主に小笠原諸島の固有植物を実物展示
・解説ポスター、植物写真も展示
・東京大学附属植物園研究員による講演会(1 月10 日に実施済み)






←入り口で皆様をお迎えする、
「オガサワラグワ」「オオハマギキョウ」





←ポスターと固有植物展示
植物はNPO 法人小笠原野生生物研究会様の
ご協力によって展示しています。









←講演会ポスター
植物園技術専門職員 小牧様、東京大学教授 川北様に

ご講演頂きました。





←講演会には島民の方を中心に、
50 名程集まりました。

講演会内容は二つとも非常に興味深い内容で、島民の皆様も初めて知る!なんて情報もありました。
講演「小笠原の希少植物に未来はあるのか」では、各植物に沿った対策の必要性を強く感じ、小笠原固有の

植物ではありますが、今後維持していく為には島内外の協力が必要不可欠である事を学びました。
実際に私も、研究員の方々と植物調査へ向かいましたが、目的の植物はどれも険しい山奥や山頂付近など、

人の進入を拒んでいるような場所にありました。しかしノヤギやクマネズミなどの外来種や大型台風等の影響を受けている種もあり、このままの状態だといずれは無くなってしまうのではないかと言う状況を目の当たりにし、保全の取組みを続ける必要性を強く感じました。


そして講演「小笠原の固有植物の花はどのような動物に適応したのか?」では、小笠原の植物への理解を深める新しい観点を学びました。

訪花昆虫(ハチや蛾、蝶など)と小笠原の植物の花の形から見る本土との進化の違いは驚くべきもので、花の色、管の形、更には花粉を運んでもらう対象昆虫まで変化している植物もありました。
花や虫については島の皆様もご存じでしたが、その関係性には皆様驚いておりました。
私も小笠原の固有種の多さを再度確認出来ました。


小笠原の自然は、研究者や専門家だけでなく、島民の皆様にも大事にされています。
おがさわら丸は現在ドッグ点検中にて運航はしていませんが、
小笠原に来る機会がある時は、イルカやクジラだけで無く、小笠原の植物たちにも是非目を向けてみては
いかがでしょうか。

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2020年01月22日甘い香りに包まれる「伊豆下田 爪木崎」

富士箱根伊豆国立公園 下田 齋田滉大

みなさん、こんにちは。

今年の初売りでも、例によって普段よりウエストサイズが大きめのデニムを購入した齋田です。

さて、新年最初の日記では、甘くおいしそうな香りが漂う冬の人気スポットをご紹介します!

そんな幸せな場所は、伊豆半島下田の爪木崎。昨年8月の日記にて海水浴スポットとしても取り上げた、灯台そびえる景勝地です。

ここ爪木崎では、今年もたくさんのニホンズイセンが咲き誇り、甘くやわらかい香りに包まれながら一足早い春の訪れを感じることができます。

この日は天候に恵まれ、海沿いに広がる緑の絨毯を白く染める絶景をぽかぽかとした日差しの下で堪能することができました。

左手に散りばめられた赤色は、真っ赤なツリーですっかりおなじみのキダチアロエの群落です。

前回の日記にてご紹介した「アロエの里」以外にも、伊豆半島各地の海岸線にぽつりぽつりと自生しています。

どこまでも続く海の碧を背にして赤と白の花弁が潮風に揺れ動く様子は、息をのむほどの絶景でした!

満開の花々を楽しんだ後は爪木崎灯台方面へ足を運んでみましょう。

ニホンズイセンの群生地から5分程歩けば、知る人ぞ知る爪木崎のジオスポット「爪木崎の俵磯」を見下ろすことができます。

初めて焼いたビスケットのような奇妙な岩は「柱状節理」と呼ばれ、溶岩やマグマが冷えて固まる際に5角形や6角形の柱状の割れ目として形成されたものです。

写真で見るとサイズ感がわかりづらいかと思いますが、外接円の直径は大人の肩幅ほどの大きさです。

見物客のなかには、眼下に広がる圧倒的なスケールに感嘆の声を上げる方も少なくありません。

爪木崎にはこの他にも太古のロマン溢れるジオスポットが盛りだくさん。地学好きにはたまりませんよ!

海岸線沿いには遊歩道も整備されているため、花見の後のちょっとした散策にもぴったりです。

今回ご紹介したニホンズイセンの見頃は1月中旬~2月上旬頃と言われています。

まさに今がベストシーズン!週末は伊豆半島にて甘くやさしい香りに包まれてみてはいかがでしょうか。

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2020年01月21日バードウォッチングを楽しもう!

南アルプス国立公園 南アルプス 本堂舞華

みなさん、こんにちは。

南アルプス自然保護官事務所の本堂です。

登山道を歩いていて動物の鳴き声が響き渡ることってありますよね。夏季は展葉しているのでどこにいるのか分からないことが多いですが、冬は多くの木々が落葉し、森の中の見通しが良くなり、動物を見つけるチャンスの時期になります!!鳥類は季節に応じて行動の習性が異なります。次のように分けられています。

●留鳥

1年中国内に生息する鳥。例えば、ヤマドリ、カルガモ、スズメなどです。留鳥の中でも国内で季節移動する鳥を「漂鳥」と分けることもあります。

●渡り鳥

渡り鳥の中にも大きく3つに分けられています。

冬鳥:冬季に国内に渡来する種。例えば、ミヤマガラス、カシラダカ、ツグミなど。

夏鳥:夏季に国内に渡来する種。例えば、ササゴイ、ヒクイナなど。

旅鳥:春季および秋季に国内を通過する種。シギ類やチドリ類に多く見られます。

(北海道および沖縄地方では違う場合もあります)

【カシラダカ】

緊張すると頭が三角に高くなることからこの名前がつきました。普段はユーラシア大陸北部の森林帯に生息しており、冬になると日本にやってきます。中部で越冬し、東北や北海道の地域ではユーラシア大陸へ戻るときに見ることができるようです。一見、スズメのようにも見えますが、スズメに比べて頬部分が白くなく、顔立ちがしっかりしていますね。個人的にイケメンな鳥だと思っています。

【エナガ】

尾が長いことからエナガという名前です。見たまんまですね。エナガはコケを集めて木の枝に球形の巣を作ります。目のラインが黒く、頭は頭頂部分だけきれいに剃った武士のように見えるのが特徴で、北海道~九州の平地、低山の林に生息しています。この1羽の周りに複数羽いて、日が当たる枝に止まって、みんなで日向ぼっこしているようでした。

【マヒワ】

オスは頭が黒色で顔から腹にかけて黄色メスは緑灰色、オスは、メスは白っぽい色をしています。普段は本州中部以北に生息しています。この周辺へは冬鳥として渡来し、カバノキなどの種子を食べています。野生の鳥でこのような色をした鳥をみたことがなかったので、初めてマヒワを見たときは衝撃を受けました。

【シジュウカラ・ヤマガラ】

白黒の鳥がシジュウカラ(左)。喉・頭の周囲は黒く、白い頬をしています。胸から腹にかけて通る黒く、太い、¨黒いネクタイ¨が特徴的です。冬場は天敵から身を守るために他の「カラ類」と集団行動することが多いです。屋久島以北の山地の針葉樹林に生息し、留鳥および漂鳥です。

白黒にオレンジ色が混ざっている鳥がヤマガラ(右)。堅い木の実を両足で挟み、くちばしで割って食べるという器用な技を身に付けています。日本では小笠原諸島を除き、ほぼ全域で生息しています。

この2羽は水場にいるところを見つけました。ただ、シジュウカラよりもヤマガラのほうが権力が強い(?)らしく、ヤマガラが独り占め。シジュウカラは控えめに堪能していました。

水浴びをしているとき、木を叩いてえさを探しているとき。鳥たちのいろんな生活を覗くことができます。また、時間や標高によって見ることができる種類が異なるので、どの種類がお出迎えしてくれるかは行ってみてのお楽しみです。バードウォッチングは山に登らずとも、林道や里山でもできるので、暖かい格好をして楽しんでみてください♪

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2020年01月20日一足早い春を『恋人岬』で

富士箱根伊豆国立公園 沼津 山田優子

みなさま、こんにちは。沼津管理官事務所の山田です。

2020年が始まりました。今年も富士箱根伊豆国立公園・沼津地域内の情報を伝えていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

今年の初巡視は、『恋人岬』に行ってきました。

晴天に恵まれとても暖かくいいスタートになりました。全国的にまだまだ寒さの厳しい1月ですが、日本で一番早く咲くとも言われている「土肥桜」が開花していました。

「土肥桜」は、伊豆でしか見ることの出来ない品種の桜で、有名な「河津桜」より早く咲きます。12月中旬頃からつぼみがほころびはじめ、1月中旬頃には開花します。今年は暖かいこともあり例年より早く開花しています。徐々に咲き始めた桜は2月中旬頃まで楽しむことができそうです。

木によって、濃いピンクと薄いピンクの花を下向きに咲かせ、咲き始めた桜はまるでピンクのサクランボがたれ下がっているようでとてもかわいく、満開になるととても華やかで美しいです。

雪が降るほど寒い日もありましたが、全体的に暖かい日が続いていますので、開花が進んでいます。

【 土肥桜 (1月9日撮影)

恋人の聖地と呼ばれている「恋人岬」にはいくつか鐘があり、巡視中も観光で来られた方が鳴らした鐘の音が響き渡っていました。伊豆市に語り継がれていた民話が元になり恋人同士で鐘を鳴らすと幸せになれると言われています。鐘の鳴らし方にルールがあるようで、皆さん熱心に説明文を読んでいました。グアムにも同じ名前の岬があるようで、伊豆とグアム、両方の鐘を鳴らすと大きな幸せが訪れるとも言われているそうです。

【 眺望デッキの鐘 】

鐘のある眺望デッキには、恋人岬駐車場から遊歩道と木製階段を15分程歩けば行く事が出来ます。現在、遊歩道脇には、スイセンや椿が咲いています。耳を澄ましてみると、カサカサと鳥が落ち葉をめくって土をつついている音や、木の上で鳴いているたくさんの鳥の声が聞こえてきます。

【 見頃のスイセン 】

眺望デッキからは駿河湾と富士山、愛鷹山、南アルプスの山々などを一望することが出来ます。デッキの脇の椿も咲き始めていました。ソメイヨシノの木もあるので、春は富士山とソメイヨシノの共演も見ることが出来ます。この日は眺望デッキの横の木にメジロがたくさん止まっていて、木から木へと飛び回っていました。

【 眺望デッキからの眺め 下に写っているのが椿 】

【 メジロ 】

また、恋人岬駐車場から眺望デッキの途中に、西伊豆歩道への入口があるので、岬に沿ってハイキングすることが出来ます。歩道は山道ですので、歩きやすい服装や靴がおすすめです。

年明け早々、伊豆半島では次々に花便りが届き半島を彩っています。土肥桜の開花に合わせてイベントも開催されます。菜の花も各地で見頃を迎えていますので、一足早い春を伊豆半島で感じてみてはいかがでしょうか?あまり雪の降らないイメージの伊豆半島ですが、天城周辺は雪が積もります。先週末も近隣では積雪により道路が通行止めになった所もありました。お車でお越しの際は道路状況をご確認下さい。

▼伊豆市観光情報

http://kanko.city.izu.shizuoka.jp/form1.html?pid=2528

▼土肥桜開花情報

https://blog.goo.ne.jp/sasuke_9648001

▼道路状況

http://www.jartic.or.jp/

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